「福島第一原発麻雀化計画」忘れまじ

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 「内輪」の制御が初手からできとらん上に、そもそもその「内輪」の密度や内圧自体がショボいもんでしかないのと、さらにそもそもそのこと自体に自覚がないまんま、という三重苦複合汚染なわけで、な。

「【速報】24日から29日まで6日間だけの開催だった福島第一原発観光地化計画展、入場者584人。再入場を数えたら600人をはるかに超える入場者がありました!自画自賛になりますがこれは大成功。美術業界だけでなく、東電、原子力産業関係、被災者など多様な方に訪れていただきました。」


「なんといっても話題を呼んだのはカオス*ラウンジの新作「福島第一原発麻雀化計画」。プレイヤーが電力会社になり原発事故を起こすことで寄付金を集め勝利するというブラックユーモア。東電や被災者の方も苦笑しつつ楽しんでくれたのが印象的。公的な美術館ではこんなのは絶対展示できませんね。」

 そこらの高校、それも地元じゃ進学校と呼ばれてる程度の通俗量産型「できる」マインドがうっかりサブカルに感染してやらかした、中途半端なガキの内輪ノリ垂れ流しな文化祭企画を表沙汰にしてしまういまどき情報環境という、な。

*1:いわゆる「ゲンロン」界隈がやらかしてきた醜態の、おそらくその極相 (だと当時は思った。が、さらにまだ先、奥座敷が控えていたことは愛知トリエンナーレ騒動で思い知らされたからおそろしい) としての記憶を風化させないために。