2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

現代民俗学、ということ・メモ

「現代民俗学」ということが成り立つのだとしたら、それは民俗学という今ある学問のありようをその成り立ってきた経緯やその背景などを社会的歴史的文脈なども含めて十全に自省しようとする態度がまず求められるだろうし、さらに言えば、単に民俗学のみなら…

刺青と「あの世」の通底・メモ

*1 入れ墨、文身にしても、それを「背負う」際にどのような意匠を選ぶのか。単に強そうだから、脅しが効きそうだからといった理由だけでそれらが選ばれていたと考えるのは、貧しい発想だろう。 文字を使うか、絵柄にするか。しかしこれは「文字」と「それ以外」…

「雄弁」と浪花節・メモ

「演説」は「雄弁術」という輸入の枠組みを下敷きに、ある意味では物真似的に写されてゆくものでもあった。そこには言葉の調子や声の抑揚などと共に、上演する主体の身振りなども含めて割り振られるものであり、その意味では初期の「演劇」などと近い、上演を前…