2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

TSUTAYAと吉野家・メモ

TSUTAYA化した王将(´ω`) https://t.co/ilxpOM76UC— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) January 30, 2019 TSUTAYA化、とひとまず呼んでみる。あの餃子の王将「でさえも」もはや抗えなくなっている何ものか、として。*1 ショッピングモールなどからカフェその他…

ことばに合焦してしまう意識の習い性・メモ

クラシックやジャズが「高級」で「知的」な音楽で、かつての「教養」の一角すら形成していた理由について。あれ、要は「歌詞」がなかったから、という事情もあったと思っている。 ことばと意味とにまつわらされているある種のめんどくささみたいなものは、同時に通…

歴史と歴史学の取り巻きについて・メモ

*1 最近この手の指摘があちこちで増えて来てるなあ https://t.co/RmGwCYfVYh— お助けマン虎太郎 (@spa_inquisition) 2019年1月23日 呉座が百田より正しいって言ってる人の中には歴史学者の言ってることだから正しい、っていう盲目的権威主義者が多数含まれて…

橋本治の遺したことば

*1 www.webchikuma.jp 橋本治の絶筆、ということらしい。 「枯れる」というよりも「静かに衰えてゆきつつある」といった感じのカドの取れ方、書き手の活力の振幅が少なくなってきている印象の文章だな、と思って、でもそんなに丁寧に追いかけていたわけでもな…

パパ活と就活・メモ

「あの子は就活やってるけど、私はパパ活。どちらも同じ活動だよ」とか思い込んでる若い女とかいそうだけど、それ同じじゃないと思うよ。オジサンは。 — 斉藤久典 (@saitohisanori) 2019年1月28日 昨今言われるようになっている「パパ活」というのは、かつて…

うっかり「歴史」に至る経路と「童心」・メモ

ああ、「歴史」まわりで起こってきとることと基本的におんなじような……(´ω`) https://t.co/PifY29aWGV— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2019年1月29日 今日、誰かと話しててそういう話になったんですが、いまのアーティストって大半は、みんなマンガやアニ…

人はいかにして「出羽守」になるのか、問題

人はいかにして出羽守になるのか問題。自分自身の見聞や体験が新鮮で刺激的であればある分、その見聞や体験と紐付けられた「現場」性を至上と思ってしまう心性がまず前提にあるんだろうな、と。*1 それまで形成されてきた自分にとっての現実に何にせよ不満や…

アニメのおにゃのこのこと・メモ

*1 「女の子が主人公のアニメ」は「女性が性的消費されないアニメ」のことだと見抜けないオタクたち。それに気づかず得意げにプリキュアやきらら系を例に出して知識マウントを取ろうとしてしまうオタクにフェミニストから苦言が。 - Togetter https://t.co/d…

「書けない」ことと「聞けない」こと・メモ

*1 文章が「書けない」ことと、話が「聞けない」ことの関係。文脈に即して文章を理解しにくくなっていることと、口頭の話しことばでの話を聞いてその概要をつかむこととに、何か関係がありそうなのは経験的にもわかるような気がするんだが、それは単に文脈が読…

文章が「書けない」若い衆・メモ

*1 *2 文章が「書けない」若い衆問題。語彙力がないとかそういう問題以前にそもそもまず「正解」しか出せない/出してはいけない、という縛りがあって、それはどこか外部に存在しているもので、それをなぞるような「書く」しかしたことがない、というケースが…

ポリコレにポリコレ――「処理」の無間地獄

町田市の某高校で教師が生徒を殴る動画がweb上に投稿され、例によって炎上していた件。 twitter.com あっという間に当事者や撮影者が特定され、これまた晒されていたので格好の炎上事案、あれこれTwitterその他SNSでも取り沙汰されていたけれども、そんな中…

文字の書けない若い衆・雑感

文章が「書けない」若い衆問題。語彙力がないとかそういう問題以前にそもそもまず「正解」しか出せない/出してはいけない、という縛りがあって、それはどこか外部に存在しているもので、それをなぞるような「書く」しかしたことがない、というケースが実は少…

「明日があるさ」の現在

いまどき若い衆は真面目で優秀だよ、礼儀正しいしちゃんと考えてるよ、と言う人がいる。だから、時代は昔よりずっと良くなってるんだよ、とつなげてゆく。「進歩」を、時代が「良くなってゆく」ことを信じている。そういう意味では正しく「戦後民主主義」的な向…

バンクシー異聞

関東大震災直後に、牛乳配達や新聞配達らが壁や電信柱などに書いていた符丁や記号、目印の類が被災の状況下で改めて「発見」されて、あんな意味こんな解釈が勝手に発動されて……ということもあったなぁ、とふと-y( ´Д`)。oO○ https://t.co/FsFIcuGRvE— king-…

「知ってほしい」話法と「おキモチ原理主義」・メモ

「知って欲しい」話法、というのがある。*1 何か弱い立場、事件の被害者や社会的に不条理なポジションなどに置かれている人がたの気持ちを取り上げて、こういう事態こんな辛い苦しい気持ちを抱えている人たちがいることを「知って欲しい」、といった語り口で…

「今がこのまま続けばいいのに」という気分・雑感

自分が実際にそうなる(30歳過ぎて独身)ことを自分ごととしてまだ切実には感じていないものの「このままいったらそうなるよね(笑)」程度にょ自嘲感を「今がこのまま続けばいいのに」的な当時の現状肯定的な同時代気分と共に。— king-biscuit (@kingbiscuit…

リベサヨ的ダブスタ上等、について・メモ

*1 リベサヨ界隈の風土病と化しているダブスタ上等はあれ、中の人がた的にゃ自分たちの「正義」のために当然の対応なんだろう。だからあの人がたの言い張る「ポリコレ」なんてのも、要は自分たちにしたら当然の対応を正当化するための呪文なんだろう。病巣は…

ネットの「自由」とリテラシー・メモ

ネットに「真実」なり「事実」なりが、そのものとして落ちてるわけじゃない。転がってるのはそれこそフラットな「情報」なわけで。「真実」でも「事実」でも、自分の脈絡でそれら「情報」を判断して互いに関係づけてゆくことで、そういう場と関係の裡によう…

「異物」の〈リアル〉、について

*1 めくら、つんぼ、おし、その他いわゆる「差別語」を抑圧してきた結果、そういうことば自体を知らない若い衆世代がすでに30代以下になっている昨今だけれども、それって現実認識にも当然影響与えてるはず、ということは前々から言うとるが、当然、マンガや…

「よそごと」グローバリズムからの「復員」

本邦のジャーナリズム、少なくとも活字/文字が中心の紙媒体、大手新聞から各種雑誌などを舞台にしたそれらにとって、現在ほんとうに必要なこと、求められているものとは、という問題に関連するかも。日本のバナナの約3分の1のシェアをもつ「スミフル」(…

「おとな」と「小僧」の正しい関係

*1 広澤虎造のあの次郎長伝の、あれは確か荒神山の決闘だったか、小僧っ子が一緒についてゆくときかないのを「おとな」が敢えて叱って追い返す、でもその小僧はひそかについてきてて危機一髪を助け「借りは返したぜ」と捨て台詞、そこに「♬粋な小僧もあった…

「正しさ」依存なココロの難儀・メモ

*1 「正しさ」を背負わないとうまく主張もできない、読み手や聴き手といった「相手」との間でよりよい「わかる」を宿してゆくような主張の仕方にすら思い至ら/至れない、という不自由。いまどき若い衆世代の「優秀」系にかなり見事に共通している、ある症状…

人文〈知〉の雅量、について・メモ

*1 専門家であればあるほど、プロフェッショナルと自他共に許すならなおのこと、〈それ以外〉の世間一般その他おおぜいに対する雅量や寛容、人文〈知〉本来の愛嬌や人のよさなどまで含めて身につけようとしておく、それこそが人文系の信頼回復への迂遠なれど…

ヴィレバン・TSUTAYA・イオン≒「カルチャー」?

ヴィレッジバンガードの存在感について。殊に「地方」の空間においての。Twitterより。 ほんとうにこれ、都会の奴はすぐビレバンをバカにするが、大型ショッピングモールの中の量産型ビレバン以外にカルチャーの存在しない土地というのが日本にはかなりある…

「自炊」とデジタイズの功罪、その他・メモ

紙の本を「自炊」してデジタイズしたけど、結局ロクに読まなくなった、という体験談が複数、TwitterのTLに流れてきていた。「便利」だと思い、紙の本をバラしてわざわざデジタイズするのだけれども、そうした結果かえってそれらを読むことが少なくなった、とい…

「僻み」話法、の難儀な陥穽

新聞やテレビその他マスコミの中の人がたなど「勝ち組」連が自分らの年収や待遇についての自覚がないように見えるのはあれ、単に鈍感というより、それこそ「僻み」話法の裏返しで、世間のやっかみや妬みの類をヘタに喚起しないようそれらについては常に意識…

おキモチ原理主義、の来歴

おたく第一世代は当初から保守主義と親和性高かったこと、ポスモ/ニューアカも本質的に共通する気分の中に宿ったこと、けれども世渡り身振りとしての「戦後民主主義/左翼リベラル」話法は身だしなみ程度にゃ身につけていたこと、でもそれは「なんちゃって…

敢えて「世代論」に期待する目算

ここ10年くらいのことになるだろうか、各種の同時代論めいた出版物が出続けている。書き手もそれなりにさまざまで、視点もまたいろいろなのだが、いずれにせよ「戦後」の本邦社会、殊に高度経済成長からこっちの昭和後期~平成にかけての時代相をどのように意…

「大砲よりバター」の系譜・メモ

*1 軍備より「経済」 (中身はいろいろだがとりあえず) が大事、説は、「外交」が大事、説とセットで「戦後」的「良識」が好んで振り回してきた言説ではあり。それこそかつてのあれは吉田内閣の頃だったか、ナチスのもの言いを引っ繰り返した「大砲よりバター」以…

ニューアカ東西・雑感

「ニューアカ」にも実は京都流と東京流みたいな違いはあってな。浅田などは京都学派由来の哲学/思想系界隈のノリ介したシンパや信者のコミュ感がコア層に共有されとったわな。いまだとそうだな、それこそかのシュナ坊などにその残り香みたいなのはちみっと感…