2022-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「文脈」の喪失、ないしは変質・メモ

人間誰しも1日は24時間、1年365日で同じ条件で、能力の違いはあれど「読む」効率には上限があるわけで。 とすると、一定の限られた分量の「情報」を「読む」介して取り入れるしかないのだとしたら、その中身内実がどんなものかによって〈知〉のありようにも情報環…

コンサルの弊害

事故を起こした遊覧船会社とコンサル会社の繋がりが話題になっている。私が以前働いていた社員食堂も、コンサルを使い9000万円かけてカフェ部門を改装した。そうしたら、若い女性向きの店舗にされ、客の注文を聞いて従業員が盛り付けるサラダバーを設置。そ…

知床観光船事故の背景

知床 観光船の遭難KAZU Ⅰって、昔、瀬戸田にいた、ほうらい汽船のひかり8号なのね。。。今治出身なので、私も見覚えあった。写真で見ても完全な瀬戸内仕様の船。外海走る船ではないです。まあ、バラスト積載、小型船舶用の救命浮器積んだりそれなりに改造し…

末期の書棚、最後のアーカイヴ・雑感

本って、カタチは書物で同じでも、その活用の仕方/され方ってのは結構千差万別で、それは内容によって図書館的に分類される枠組みにおいてというだけでもなく、それらを「使う」こちら側の目的によっても違ってくるところがあるらしく。 大学なんかで、これこ…

腐女子の攻撃性について・メモ

ツイフェミって割と女オタが多い印象があったけど、あの連中はマジでBLは安全だと思って男性向けエロを叩いていたんですかね。だとしたら間抜けもいいところで、次はBLが標的になるに決まってるけど、あの連中はこれまで規制側に回っていた手前、表現の自由…

「広告」「宣伝」の胞状奇胎化

「広告」や「宣伝」という営みがどのように世間に位置づけられ、また語られてきとるのか、を例によって千鳥足ながら自前で少しずつ掘ってみたりしとるんだけれども、おおよそ見えてきたことのひとつは、やはり70年代末~80年代にかけての頃からそれらのもの言い…

おたく嫌悪のコア世代は?・メモ

「オタク文化に対する嫌悪が最も多いのは40歳代の人達」という話ですが、個人的に思うことを。宮崎某事件の話がよく取り沙汰されますが、あの事件に最も直接の忌避を感じるのは、当時まだ子供だった40代ではなく、「当時、漫画やアニメ好きな子供を持ってい…

陰謀論二代(タワマンブンガク七変化)

「アメリカのディープステートがウクライナで生物兵器を作ってたんだぞ」70歳とは思えぬハキハキした口調で、父がまくし立てる。白髪が増えた母は何も言わずに俯いている。かつて背比べをした柱の傷、煤けた壁紙、気の抜けた音を鳴らす柱時計。25年前と変わ…

インフルエンサーになりたい・メモ

最近、海外の大学に入った若者が「後に続く後輩のために」とSNSで実名顔出しで活動するケースが増えており、案の定炎上している。個人的には前々から危うい傾向だと思っていたが、「君も一度きりの人生を切り売りして、インフルエンサーになろう!」という情…

吉野家テンプレは死なず

昨日、近所の早稲田大学行ったんです。早稲田大学。そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんですよ。で、よく見たら社会人向け講座開かれてて、デジタル時代の総合マーケティング講座とか書いてあるんです。もうね、アホかと。馬鹿かと。— お鯛 …

ウユニ塩湖、のおもひで

昔、ウユニ塩湖に行ったんですよ。高校のとき「ウユニ塩湖行ったら人生変わった」って、クラスの子が夏休み明け、興奮気味に言ってて、それで、バイト代こつこつ貯めて、どうにか辿り着いたウユニ塩湖は、大きな水たまりみたいで、二分も経たずに飽きちゃっ…

フェミとプロテスタント

日本のフェミニズム運動やジェンダー学はほぼ英米フェミニズムと英米ジェンダー学を無批判になぞってるだけ。彼らが挙げる固有名詞がことごとく英米フェミニストやジェンダー学者であることからそれがわかる。で、英米フェミニズム・ジェンダー学というのは…

カフェの変オジ退治

ちょっと聞いてくれますか?今娘を慣らし保育に連れて行った後、カフェに入ってコーヒー飲んでたんですよ。久しぶりのカフェで至福の時間ってやつです。そしたら、こんな席が空いてるのに私の隣にオジサンが座ってきたんです。私よく変な人ひきつけちゃうん…

平成残滓の正体

「平成残滓」と言われるモノやコト、ヒトなどがどんどん勝手に役立たずなことがバレて見捨てられたり事実上廃棄されたりし始めとるが、よく見るとそれ、「戦後パラダイム」内の昭和後期的あれこれがしぶとく生き延びとっただけ、という案件が結構あるようにお…