メディア

コミケのセキュリティについて・メモ

コミケで大きな事故が起きない要因として見逃されがちなものに「会場内アルコール厳禁」ってのがあると思うんですよね(なんか見た— アオイ模型 (@aoi_mokei) 2022年10月31日 コミケで大きな事故が起きない要因として見逃されがちなものに 「会場内アルコー…

労働の現場と朗読、そして本・メモ

朝から晩まで煙草の葉を巻き巻き。こんな単純作業もうイヤッ。そんな労働者の為に雇われていたのが「葉巻工場朗読屋」でした。米国やキューバで活躍した彼らは新聞や小説を工場で高らかに読み上げ退屈な作業を楽しいものに。しかしラジオの登場とともに彼ら…

「うる星やつら」リブートと「内面描写」のパラドクス・メモ

そう言えば、「令和版うる星やつら」で内面描写が無いとの話があったけど、80年代のうる星やつらで押井守のアレンジでメガネなどが自分語りするの、あれ、原作が内面描写を端折ってたのを、当時の「物質が豊かな時代」のアンチテーゼとして、精神性も大事に…

来日ロケのハリウッド仕事・メモ

例のハリウッドで活躍してる日本人俳優さん、あまり良い役に恵まれず話題作にいっちょ噛みする事でしか存在感を示せないみたいだけど、そんな人を尻目に本日の午後は東京の某所でアメリカの大手配信会社の作品のオーディションに沢山の日本人俳優が参加いた…

30年前のNHK・メモ

30年前のNHKは、ひたすら地味で真面目だった。画面を観た瞬間にNHKだと分かった。それだけの個性が有り、存在意義を感じた。やがてパリピの真似をするジミ子の様に不器用にウェーイし始め、いつしかCMの無い民放に成って仕舞った。— 丹下左膳 (@tangesyazen)…

「インターネット老人会」の正体・メモ

今ふと、「インターネット老人会」というキーワードにも解説必要だったかも、と気付いた。これは、「スマホデビューしてネットに触れ始めた、年寄りネットユーザー」のことではない。 https://t.co/xZRSpFl8Dd— 加藤AZUKI (@azukiglg) 2022年10月7日 ふと、…

サブカル史、を語る時の陥穽・メモ

ロボットアニメ史を「ロボットアニメ」の流れだけで見ているとわからない事が「メカアニメ」とか「アニメ全般」とか「特撮・人形劇含むテレビまんが全般」とか「映画や一般ドラマ含むメディアフィクション全般」とかで見えてくるケースは、まあある。— 葛西…

書店と図書館の変遷・メモ

「お金がないなら図書館に行けば良い。新刊も読める」という人を見かけたので、子供の頃からの図書館ユーザーとして言わせてもらいたいんやけど、今の図書館で新刊やちょっと話題になった本を読もうと思ったら、1年待ちとかザラです。昔はね、割と早く読め…

魔法が解けたとき、の黒歴史

まったく全然関係ない話なんだけど、・難関学校に合格、入学した成功体験を持つ・名門学校で一分野を修めた成功体験を持つ・一分野での研究などで相応の実績を成功体験として持つとかの人って、【自分の威光が自分の守備範囲外にも届く】っていう錯覚に陥り…

おたく差別、正義なる哉

高野 聖@酒と髭の日々 on Twitter: "今の若者じゃないけど、自分自身がその手の世間的オタク差別に直接会ったことない&むしろまわり(の非オタ層)が理解ありすぎて引くレベルの環境にずっといたから、自分の世代でも差別しない人はしない、いちいち差別心を…

左翼マスコミの30年・メモ

平成3年に入社したころ、静岡県警本部はまだ静岡県庁に間借りしていて、庁舎管理権がなかった。そのため、よく記者会見やレクが開かれて、左派系の弁護士や活動家がよく来ていた。弁護士はともかく、自称市民団体の活動家が、やたらに上から目線で、とにか…

アニメ絵における「美」の誤解・メモ

「アニメ顔」てやつはこれから先もドンドン白人像から遠ざかる方にしか進んでかないですね。鼻口をどこまでも消していこうとするベクトルじたいは不動のものだから。今世紀はじめ「現実に美しいとされるEライン」をブッチしたときもう後戻りできない分水嶺を…

何もかも「エンタメ」だらけ

私は社会・経済に対し、少し変わったものの見方をしている。ある程度のエッセンシャル・ワークを除けば、多くの職業は「エンターテイメント」ではないか、と。新型コロナの第一波では、8割の人手を減らす努力が払われた。一時的な措置とはいえ、エッセンシャ…

アニメブーム前史or黎明期・断片

当時のアニメブームは、キャラファンや声優ファンが主流で、女子が引っ張っていた。冗談抜きで「男がアニメなんて…」という雰囲気すらあった。私の同世代の従姉妹(非オタク)もガンダムのTVの画面を写真に撮ったりしていた。ガンプラ・ブームは後から起きた…

ポリコレ有色プリンセスへの異議・メモ

ポリコレプリンセスが嫌われるのは有色人種だからじゃなくてプリンセスじゃないからだと思う。有色人種の子供だってコッテコテのプリンセスに対するニーズを満たして欲しいのにポリコレ的な言い訳パート、例えば見た目じゃないとかを混ぜ込むから、有色人種…

レンズの明日・メモ

昨日「レンズはこれ以上進化しないんですかね」みたいな質問を受けたけど、「理想のレンズ(概念)」と物理のレンズの間にある差を埋める行為に頭打ち感があるから「マーケティングから生まれる焦点距離と重量のバランス」に色んなメーカーが走っているのだ…

料理はできますか?

合コンで「料理はされますか?」と聞かれ、こいつ私を食堂にするつもりか? と「逆に、されますか?」と聞き返すと「僕はコンビニやスーパーの弁当ばかりで……」と言われたので「じゃあどうして私に料理をするか聞いたのですか?」とさらに聞いて微妙な空気にした過去…

「地表」と「化石」

どうも私が世間の感覚とずれていたなと感じたのは、私にとって江川紹子さんたち専門家はオウム真理教事件で活躍した人なんだけど、この時代を知らなかったり重視しない世代にとってツイッターの人であったり、テレビに出てた人なんですよね。詳細は↓。そもそ…

生乾きの化石、の使命

どうも私が世間の感覚とずれていたなと感じたのは、私にとって江川紹子さんたち専門家はオウム真理教事件で活躍した人なんだけど、この時代を知らなかったり重視しない世代にとってツイッターの人であったり、テレビに出てた人なんですよね。詳細は↓。そもそ…

いなかのヤンキーのしあわせ・断片

地元の16とかで子供産んでるヤンキーカップル、2人で長距離ドライバーやって月収80とか稼いでる。でかい一軒家建てて週末は地元の連れと庭でバーベキュー、正直奨学金借りて大学行って都内のうさぎ小屋並みに狭いマンションをローンで買い、30過ぎて不妊治療…

伏線とフラグ・メモ

小説読者がやたらに伏線とその回収を重視している傾向について考えていたのだけど、どうも最近のあれ、伏線じゃないんじゃないかと思えてきた。じゃあ何かというと、フラグです。— 太田忠司 (@tadashi_ohta) 2022年8月4日 小説読者がやたらに伏線とその回収…

個別具体の細部と「おりる」の関係

個別で具体でささやかで、個人の生身のたたずまいが織り込まれているような挿話や細部、どうでもよさげなはなし、が、たとえ断片であっても大好物。これは性癖みたいなものだと思うとるけれども、ただ、一見似たような性癖に見えても、宿っとる生身のありよ…

オトコの性癖に対する理解

これまで、オトコ相手の「水商売」は成り立っても、オンナ相手の「水商売」は成り立たない、とされてきたし、実際ほぼそうだったのが、近年様相が少し変わってきとるのも、セクシュアリティのありよう(今様の「性癖」でもいい)が多様なことが可視化されてきた…

2022年 参院選における10代の動向

参院選が終わりましたね。本日は塾講師の立場から見た今の中高生の政治観のお話。東京の政治感度の高い中高生が集う恵まれた環境で教えています。学校ではないので、生徒や卒業生と比較的自由な政治談議をしています。その中で感じた、東京の中高生の政治観…

「政治」の駆動力としての「広告・宣伝・メディア」

もうな、エコでも再生エネルギーでも、フェミでもジェンダーでもLGBTでもSDGsでも発達障害でも里山でも多文化共生でも多様化でも(以下随意)、いずれそういう近年もてはやされてきた大文字の「そういうもの」スローガンの舞台裏に、中国系利権がびっしり貼り…

アニメや特撮は「卒業」するもの

「アニメや特撮は卒業するもの」は昭和後期の同世代の若者の多数がそう信じていたというのは、記憶にとどめておきたいところであります。— 『ナチスと鉄道』(NHK出版新書)/『ふたつのドイツ国鉄』/『鉄道のドイツ史』も発売中です (@MIZUTORIAB) 2022年6月…

のび太的ルールの民主主義の未来

私には「日本は人まねが上手くて自動車や家電で世界2位の経済まで上り詰めたが、ビジョン創出は苦手で経済を維持することができなかった」という持論があったんだが、そうでもないのでは、と最近思ってきた。というのは⇒— ケット・シー (@kettosee) 2022年6…

情報環境とリテラシー、そして異文化としての歴史

広い意味でのいわゆる「リテラシー」の時代差、世代差と、情報環境の違いとの関係によって、否応なしに生まれてきていたはずの「読み方/読まれ方」の違いについて。それが概ね自覚的に対象化されにくいままだったらしいこと、なども含めて。 過去というのは…

おたくの「保護区」異論・メモ

オタクのコミュニティは本当にオタクにとってのサンクチュアリー(保護区)なのか。-利己主義と排他主義が生むオタクのコミュニティの実態|ニッセイ基礎研究所, https://t.co/FOC4FdLy97— 銀髪推進派 (@alpaka) 2022年5月11日 オタクのコミュニティは本当…

押し入れ、のはなし

あれは2015年か、そこらのことだったか。当時、成年向け漫画のスレか何かで、誰かが奇妙な話を語りだした。何でも、ある作家の描く成人漫画には、毎回必ず押入れが出てくる。ここまではまあそんなこともあるだろうな、という話だ。だがそれだけではないとい…