生活

教養とメモの関係・雑感

いろいろあるにせよ、われわれの生きているこの社会や文化、歴史に関する理解の大枠の最低線くらいは、「大学」なり「学問」なりが、まあ、担保してくれているんだろうな、という漠然とした信頼程度すら昨今、失われつつあるように感じる本邦いまどきの状況とい…

口と舌、しゃべること、の老化について

老化というのは理屈でも能書きでもなく、ミもフタもなくわれとわが身、この生身のカラダの個別具体として日々、思い知らされてゆくものだということは、もう40代の終わりくらい、50代にさしかかる頃には一応、わかるようにはなってきていた――つもりではあっ…

論文ばかり読んでいるとバカになる

論文ばかり読んでいるとバカになるぞ――なんかそう言ったことがある。いつ、誰に対してだかは忘れた。けれども、そう言った時のその相手の顔つきに、明らかに軽蔑と落胆と、ああ、こいつは相手にしない方がいい物件だったよな、といういまさらながらの気づき…

グレた友だちのこと・メモ

小学生の時に仲良かった女の子が中学でグレて、中3で少年院。 出てから偶然道で会った。 誘って家に来てもらった。 お菓子とお茶を出しただけだった。 派手なネイル。 ニコニコしてた。 あの子が中1の時にやってきた新しいお父さんに無理やりセックスさせら…

いつかほんとうのじぶんになる日・メモ

信託SOを持っている、それは希望だった、今の自分は助走、俺は他の奴らとは違う、普通じゃないんだ、今の住まいは仮の住まい、今は電車だ、しかしいつの日かベンツにポルシェだ、希望がある、今の姿は仮の姿、いつか、いつの日か今の仮の自分じゃない自分に…

アフリカ土人の背後の中国企業・メモ

BBCが調査報道をしているが、出演者への支払いは1日あたり0.5ドル(70円)。出演した人の証言だとちゃんとやらないと棒で叩いたりしたとのこと。そして案の定この中国人は「これは差別でなく文化交流だ」みたいなことを言っている。— Yukari Umemoto/梅本優…

毒親の記憶・断片

これ、書いたらミュートするから反応できないと思う(傷つきたくない笑)小学校三年生の時だ。笛吹きケトルの音が鳴り止まなくて、きっとお母さんが泥酔して火を消し忘れたんだと思ってキッチンへ行った。案の定シンクにもたれて酔い潰れてた。火を消して「危…

人の道、という規準・雑感――あるいは、一歩進んだちんぽ騎士の症状

つまるところ、男子は小さな頃から街をぶらぶらして自分に合う仕事を探し、女子は小さな頃から家の手伝いをして家事堪能になり、15歳に成人して、18歳ごろまでに男子は見つけた仕事で生活基盤を整えて女子を嫁に迎える、というのが人間であって— 砂鉄 (@sate…

「教える」ルーティンの縛り・雑感

3年前、予期せぬ形で勤めていた大学から放逐されることになって、それまでそれなりに日々のルーティンになっていた講義や演習など、大学というたてつけの中であたりまえにあった「教える」という営みから切断されて、ものを考える習い性まで微妙に違うものに…

魂の領域の仕事・メモ

お金に換算されない「魂の領域の仕事」ってのはあって、例えば家族の中で誰か1人はその家族の抱える歪みを背負う役になったりするけどそれは“魂の仕事”なんよね。それはきちんと何らかの形で報酬や評価をしないと家族関係は悪化する。— 散歩 (@joybuda) 2023…

親の愛情にも限界あり・メモ

https://twitter.com/ozero9/status/1654337453728342017?s=20 「うっせぇ、くそババァ!」とか「パパ臭いから洗濯機使わないで」など、反抗期真っ只中でご両親に攻撃的な言動ばかりの若人は気をつけて。親御さんのなかには実の子でも愛想をつかす人はいる。…

マイルドヤンキーの更にマイルド版?・メモ

今の地方の若者って「マイルドヤンキーの更にマイルド版」という一大勢力があると思う・見た目は奇抜でないがオタク風でもない・性格は純粋で穏やか、人に優しい・二次元はかなり好きで詳しい・アウトドアも割と好き・コミュ力は高めでよく話すこれに新たな…

認知の衰えてゆく過程・メモ

昨年末に撮って消化していなかった『ご長寿早押しクイズ』を見ていて、介護経験とLLMを仕事で使いだしている影響で、「ご長寿回答者の次の回答をそれなりに予測できる」ようになっていることに気づいた。人間は認知能力が落ちると、言語のつながりをもとに、…

オンナの決定権無限大化・メモ

しかしなあ。「産まない女」とほぼ同数いるはずの「産ませない男」も同様に批判するべきっつったって、ナンパは加害性、告白したらストーカー、見るだけでハラスメント、「ホントはイヤだったの」で逮捕される世界で、どうやって口説けというのか、とも思う…

「美的判断の鋭い美少女」問題の来歴・メモ

「知的少女の神聖さ」なんだが、インテリのオッサンらがうっかりハマりやすい素地というのがあるんだわな。大正新教育運動の時期というのは心理学の興隆の時代でもあり…美学との関連で、うっかりすると「美的判断のするどい知的少女」を祀り上げやすくなった…

住宅の終活、の未来予想図・メモ

マンションの終活がTLに流れてきましたが、大前提として、50~80年後、2070~2100年の日本を想像する必要がありますシュリンクしていく日本では人口密度の片寄りが大きくなり、戸建中心のエリアは、公道を維持できず接道義務が満たせなくなり、既存不適格、…

吉野家テンプレ転生続く

今日、職場帰りに居酒屋寄ったんです。居酒屋。⁰そしたらなんか若い人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。 ⁰で、よく考えたら、新入社員の初給料日後の華金なんです。⁰もうね、アホかと。馬鹿かと。 ⁰お前らな、初給料如きで普段来てない居酒屋に来て…

「スープストックは女の吉野家」コピペ爆誕

「スープストックは女の吉野家」というのを見て笑ってしまった。昨日、近所のスープストック行ったんです。スープストック。そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、離乳食無料、とか書いてあるん…

スープストック吉野家説、番外

子なし独女向けおしゃれスープ屋が赤ちゃん連れを優遇したら炎上した件について、男性諸君にわかりやすく説明するわ。お前がキモヲタロリコンでな、AKBライブとかメイドカフェに足を運んでたとするやろ。集まる客は全員お前と同じキモヲタロリコンしかおらん…

基軸通貨「酒蓋」譚

小学生の時に起きた経済現象について。うちの小学校ではお酒の瓶のふたが基軸通貨として流通していました。交換レートは、たしか鉛筆1本が酒蓋1つ、シャーペンは酒蓋3つぐらいだったでしょうか。しかし、そこに通貨危機が訪れました。— みねるば (@minerva_o…

からあげ専門店の衰退

以前からも言っていた「からあげ専門店」の閉店ラッシュが予想通り増えててひどいんだとよ。東京商工リサーチからも発表していましたがからあげ専門店ってここ5年で市場規模は1200億円まで成長したけど。たぶん右肩下がりになると予想されています。正…

colabo&WBPC界隈へ告ぐ

Colabo支持されてるみなさんも、批判や嫌悪されてるみなさんも、あの界隈=WBPCとか「ナニカグループ」と呼ばれてるようなラディカル・フェミニズム運動やキリスト教矯風会系の運動界隈が、どのようにして都合悪くなった「なかま」を壊して切り捨てるか、今…

おたくセンサーを「切る」知恵・メモ

作品を鑑賞する時にオマージュ、元ネタ、共通点を拾い上げようとするのは、所謂オタクと呼ばれる人の習い性だけど、実は「そのセンサーのスイッチを意識的に切る」能力こそ養わねばならないのかも知れない。— 葛西伸哉 ラノベ作家 (@kasai_sinya) 2023年3月2…

地方中小企業オーナーのリアル・メモ

全身ユニクロでネギ飛び出たエコバッグを持ってそうな地味なおっさん。地方に住むコンサル先の社長だ。初代プリウスで、駅まで迎えに来てくれた。「この店うまいんだよ」ランチは吉野家だった。社員80名の会社を経営。節税のため年収は1億程度に抑えてる…

うちの会社の留学生・メモ

弊社、毎年決まった国からの留学生が入社する決まりがあってここ十年くらいずっと必ず数人の外国人の若者がいて、2023年度の新人はモンゴルの人が3人くらい入ってくる。その中の一人が僕の受け持ちになったので色々またお話を聞いたんだけどその内容が面白か…

獅子舞やめる?やめない?のこと・メモ

togetter.com 【文化が死のうとする現場にいて】 町内会のオッサン連中で獅子舞を存続させるか話し合い。 「秋祭りに町の全戸を回る獅子舞は若者たちが受け継いできましたが、人が減って壮年者も参加せねば存続できない状況になりました。私たち次第ですが、…

おたくとマニアの間、サブカルとおたくの間

こういう〝何者にもなれなかった承認欲求モンスター〟よりも、軍ヲタはマシなんだけど。マシってだけでスペック房に留まっていて、プロでもないし研究者でもないのが多数、いわんや碩学とはとても言えない。寺田寅彦や湯川秀樹、白川静にしろ、碩学は専門分…

フェミニズムの頽廃

女性は初期のフェミニズムで「男性と平等の権利」を一通り得たはずが、どういうわけか世の中の上位層ではまだ男性が活躍していた。そこで「女性はもっと頑張るべきだ!」となるならまだ理解できたけれど、どういうわけか「差別があるから女性比率が低い!」…

ラジオペンチの値段から・メモ

私が子どもの頃の、もう40年も前のこと、ペンチ(ラジオペンチ)は1つ数百円した。その価格は納得できるものでもあった。ペンチが日本で年間に売れる数は決まっているだろう。1つ作るのにどれだけの手間と時間がかかって、職人の人件費を・・・などと考…

中高「お受験」の真実・メモ

私学の中高は概ね ・超進学校 ・お坊ちゃんお嬢さん学校 ・問題児収容校 の3種類に分類されると考えてる。地方都市で公立至上主義の風潮が強い街でも「お坊ちゃんお嬢さん学校」は宗教系であったりする。 首都圏のお受験狂いが変なことになってるのは、超進…