リーマンショック前後・メモ

*1

 確かリーマン前とか民主党政権誕生から震災までの間って、結構な円高容認論とかが溢れてた記憶なんよな。まるで日本をシティとかでブイブイ言ってるイメージの英国とかみたいにしたいような論調。こんなん日本人の肉体労働者、技術者ヤバイやんてかそもそも新卒何して採用されるんじゃと思ってた。

 まじでリーマン後から2015年くらいまで求人はあまり困らなかったわ。結構な高学歴の人、技術者、研究員、巨大メーカー中堅工員までドライバーになりにくる。免許とって。東京からも。面接の時は本当にいいのか、家族や子供のことは?と聞いてた。したら子供を大学に行かせるために来たと言いやがる。

 この岡山県北の田舎会社に法政、中央、駒澤大あたりの人間や国公立大理系院卒がワラワラと運転手の面接にくる状況、こんなん明らかに日本壊れてしもうたがなと思ってた。そう言う意味ではワシの会社的には民主党政権のやってしまったことは助けになったわ。来てはいけない強力な人材がうちに来た。

 極め付けは6、7年前くらいに調子に乗って、12月の真ん中に4月採用で新卒募集かけてみたのね大卒。したらもう弊社史上最高に人が来て最終面接などと言う一大イベントを開催して学歴も普通に国公立大上位やら関関同立やらがワラワラおってワシはもう日本は人材を叩き売りする世界になったと内心衝撃をうけた。

 さすがに定員オーバーさせて採用して、今やその子たちはエース級です最高です、でもね、その子たちは今だったらもっと大手で初任給で350〜400くれる会社に行ってたろうね…。じゃけん、ウチに来た中堅転職高学歴と家族、新卒は財務官僚等の為替、マネタリーベースに対する理解の甘さで人生曲げられたよ。

*1:Twitterならではの「証言」のひとつ。ある意味民俗資料としての「声」としても。