フェミと自己愛・メモ

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これ、近年の若い女性のフェミを読み解くカギになりそうなんだよなぁ

「Kohut は、低い自己評価、他者からの評価に対する敏感さや傷つきやすさを自己愛の中心的な特徴とし、一見すると自己愛性人格障害の特徴と相反する特徴もまた、自己愛の一つの側面であると述べた」

 こういう「心理」学系というか、いずれココロやキモチ、内面に関わるガクモン領域についての知見や分析の類については、シロウト門外漢の一般読者として尊重はするけれども、それに過度に入れ込むことは避けるようにしてきているのだが、たとえばこういう大枠での補助線としては、いろいろ示唆的ではあったりするので備忘録に加えている。

 少子化と高度経済成長の「豊かさ」との相乗効果(互いに因果関係があるらしいことは措いておくとして)によって、「子ども」から「若者」とくくられる年代の若い衆らのありようがそれまでと比べてどのように変わっていったのか、というのは、それこそそれら「子ども」や「若者」に関する言説やもの言いの類がどのように変遷してきたのか、をひとつの足場にして考えてみることは可能なはずではある。

 たとえば「現代っ子」というのが当時、60年代前半から半ばにかけてもてはやされる新たなもの言いになっていった過程で、そこに込められていた内実はどのような当時の感覚や認識と関わっていたのか。懸案のひとつでもある、阿部進の言説とその受け入れられ方その他などにも関わるお題としても。