メアド?メルアド?・メモ

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 1990年代から2000年代にかけて、「メルアド」から「メアド」への変化に象徴されるように、略語の主流が4拍から3拍に移っていったことが指摘されています。そう考えると、スマートフォンの普及がもう10〜15年早かったら、「スマホ」ではなく「スマホン」と呼ばれていたかもしれませんね。

 「スマホ」、2000年代後半の略語にも関わらず「スマフォ」になっていないのも興味深い点です。「〇〇ホン」のような語が先行していくつもあった影響が考えられますが、だとすると、それでも「スマホン」にならなかったほど3拍化の圧力が強かったということになりそうです。

 言葉は基本一文字一拍ではなく半拍だ。なのでメルアドもメアドもどちらも二拍子。ドの後に8部休符がくる。メアド教えて、はこの場合3,5拍子になるけど、日本人は昔から七五調の様に分数拍にも対応してきている。

 音楽の拍じゃなくてmoraの方では……

 むしろメアドが古くてメルアドの方が後から出てきた略語だったと記憶しています。そして今は両方使わなくなりました。

 2006年のNHKの調査だと、若い世代のほうが「メアド」が多いという結果だったようです。ただ、後から出てきたほうが上の世代に普及したという可能性も無くはないですね。そして確かに、今はどちらにしろ大幅に使用頻度が下がりました。

 横から失礼します、当時ポケベルからPHS、携帯、スマホという流れと共に生きてきましたが、私もメアドが先にあったと思います。そして時系列でなく使用する人の一部の層からメルアド呼称が広がっていったと感じていました。呼称は属する集団が関与しているのではないでしょうか。

 スマフォって言う人はちょっとだけ古いしっぽが残ってるのかな?

 むしろスマートフォンは若者だけでなく老人にも売らなければいけないわけで、老人ウケをよくするためにあえて自ら「スマホ」を名乗り出したんじゃないかなと思ってます

 2000年前後、私は携帯電話をもっておらず電子メールと言えばPCのものでした。個人サイト(当時で言うHP)や掲示板ではメアドの略称しか見たことがなく、携帯電話を使いこなす若者たちがメルアドの略称を使っていて聞き慣れなかった覚えがあります。それでメルアドは若い人が使う略称のイメージでした。

*1:世相ともの言い、備忘録として。