ケケ中のめざすもの

 竹中はどうにも労使関係の過去の歴史を知らないのか知ってるのかはともかく全てを無視して大正時代のレベルに戻したがってるよな、、、と思うんだけど


 労働史とか労働運動史とか社会主義共産主義の根幹を為す話だしそっちの手合からもっと批判出ても良さそうなもんだけど。自分の場合は経営史とか会計制度史やってたら失業保険や退職金に対する引当金がある時期から急に増えだすからそこから色々過去得た知識とつながった感じで体系的な理解でもない


 制度的にはWWI後の解雇手当や退職金の導入→失業保険制度の段階的な整備→総動員体制下での労働管理→WWII後の退職給付制度・雇用保険制度の成立、というのが大雑把な経緯ではあるんだけど、その経緯踏まえると正社員の雇用を今以上に自由化するのであれば単純に考えて雇用保険制度の厚みは維持するか更に強めるのが妥当に見えつつ、一方で経団連の提言はどちらかというと逆方向なんすよね
keidanren.or.jp/policy/2019/07…


 すっごい社会主義者みたいなこと書いてるけど、この国の根幹を支えるのは労働者だからね、そもそも有効需要が不足していると延々と言われている中で労働者が富まずして経済成長はありえないし、ましてや社会や文化の成熟など期待できない


 そもそもWWI後になぜそうした制度が導入されたかというと、当時は正規雇用みたいな概念がなくて(職工は習熟が要るから定期雇用色は強かった)、WWI後の戦後恐慌で随分と解雇されてその結果治安に影響するレベルで社会不安が増大した、という経緯があり……


 制度的にはWWI後の解雇手当や退職金の導入→失業保険制度の段階的な整備→総動員体制下での労働管理→WWII後の退職給付制度・雇用保険制度の成立、というのが大雑把な経緯ではあるんだけど。


 正規雇用をなくすというのは、労働市場流動性が確保されていたり雇用保険制度があれば社会不安にはならないだろという見立てを竹中は持ってるのかなと推測するのだけれど、摩擦的失業として吸収できるものと見せかけて需要不足失業・構造的失業に固着しそうな危うさがあると思うんですよね。


 この5年くらいの法制度の改革を思うに、働き方改革の(ガバナンスのしっかりしてない会社の)経営者側からの意味は労働単価の上昇じゃないですか、一方で同一労働同一賃金で起こりそうな正社員の待遇の悪化(非正規の待遇を正規並みに上げる方向より非正規に下げる方が楽なのは簡単な話だし事例も出てるし、一方で労働契約法の有期雇用契約5年って話を合わせると事実上の正規雇用っぽい有期雇用契約も無理みたいな制度の使われ方(雇い止め)の話もよく話題になりがちだし、基本的には竹中の言うような方向には向かってはいると解釈できるものなのがなんとも気持ち悪いというか


 もちろん株式投資として会社経営見るなら、日本の大手企業が40-50代の社員の労務費が重くてしんどい話とかはなんぼでもみてきたし、人材会社も普通に担当してたからそっちの側面からもこの話題は追ってたけど、行き着くところ誰もセーフティネットの話をしてないんで、そういう結論になっちゃうかなと


 「誰も…消防車を呼んでいないのである!」コラジェネレータってそういや9/30で終わったんでしたっけね

  ・経済成長が弱い
  ・制度的に可能な状況になりつつある
  ・竹中が箍を外したがってる(逆に言うと竹中ばかりのせいでもない
  ・企業としては反対する理由がない
  ・人材会社としては反対する理由がない
  ・野党はあんな体たらくである

つう話です