供養の値段・メモ

寺が、亡父の初盆の供養をせい、お布施は50万だと言ってくる。実は葬儀のときのお布施は70万が最低だというところ、交渉して無理に50万にしてもらったのだが、初盆も葬儀と同額だとあらかじめ寺やJA葬儀に言い含められていた。でも無理だ。そんなん払えない。


うち(実家とおれと会社。会社はおれの金じゃないけど)の全預金の残高見せて無理だ、檀家から抜けさせてくれと言おうと思う。リーマンショックからこっち、おれ自身が発行した仕事の請求書でその金額に達したのは数えるほどしかない。正直、寺とJA葬儀が脅威になってる。


内心、実家に帰ってきて自分でも意外なくらい心が安定しているのだが、寺のこと考えるとここにいるべきではないような気もする。


この町にはリーマンショックなかったのかもな。なぜJAに頼んだかというと、亡父の昔の勤め先が農協中央会で、本人の遺言(メモだけど)にJAに頼めと書いてあったから。でもやっぱりお寺さんも葬儀業界も大変とみえて、うちなんか単なるクソ安い葬式あげたクソ顧客だろう。


檀家じゃなくしてくれ、何なら多少呪いの儀式とかあげてくれてもかまわない、悪い噂を流してくれてもかまわない、とにかくうちは抜ける、ということを手紙に書こうと思う。で、寺と住職とJA葬儀の電話番号はカットする。無縁になるのだ。


そして生きてるねこなどのために働くのだ。

急にアレだが、一件5万から10万くらいで年に1回2回とか、何かの法事をするのであれば喜んで納めるよ。どう考えても間違えてる、ビジネルモデルを。
そのほうがそっちも儲かるだろが!


ちなみに20年以上まえだが祖母の葬儀は前の住職で、10万円納めて初盆の供養なんて身内だけでやった。施設の母親に聞いても近い親族に聞いても、そんな初盆なぞ聞いたこともないと。

皆さんいろいろありがとう。とにもかくにも当該宗派の本山、JA本部、関係省庁(といってもせいぜい消費者庁かなー)には問い合わせると決めています。仕事が詰まっているので、もう今日明日でやっちゃう。


いちばん「お前ら、それどうなんだ」と感じているのは、実は「ご縁で選んでくれてありがとう」って一言も言わなかったJAだったりしている。東京からわずか50キロだぜ、ここ。


もとい、祖母の新盆は新しい住職呼んでやったというとが妹たちの証言でわかった。でも、そのときに50万円は納めたとは思えないと。お経一本で。母親にも聞いたが覚えてない、わからないとのことなので、家に帰ったら昔の記録をひっくり返してみる。


記録を掘り返したところ祖母の新盆はもろもろ含めての総額が20万円以下だった。しかしおもしろいことがわかった。祖母の葬儀の当日、張り切り盛りの新住職がなぜがもう一人僧侶を連れてきて、30万円用意していた父母が大慌てでもう一人分用意したことを妹が覚えていた。


そのため葬儀のお布施は60万円になってる。別ツリーで投稿した、30代だったおれが新住職の振る舞いに腹を立てて立ち上がり、周囲に止められたのは、そのとき新住職が突然控室を所望したからだと、これも妹が覚えていた。