一兵卒トハ

昔、近所に住んでいた元陸軍航空隊のおじいさんに「一兵卒トハ農家ノ次男三男ニシテ頭ハ良クナク敵ヲ見レバ猪突猛進シ婦女子ヲ見レバ奇声ヲ発スルモノ也」という言葉を教えていただいたのを思い出しました。

「時代の片隅を必死に生きた、カセットB面のような青春」などの文章をさらっと書ける人が羨ましいです。私は「当時の彼は虚栄心とスケベ心のレールを突き進む暴走機関車だったが、最終的に彼が得られたのはいつも缶コーヒーのぬくもりだけだった」といった文章はさらっと出るんですけどね。