今日の朝会で聞いた話をメモっとく。キーワードで「ポリコレ当たり屋」というのが大分聞かれるようになったらしい。たわわ、例の駅のバリアフリーの人、本当に改善するつもりではなく、ただ騒ぐのが目的の人。もう企業でも「ポリコレ当たり屋に絡まれたら無視しろ」というのが普通になりつつあるという
— ケット・シー (@kettosee) 2022年5月9日
今日の朝会で聞いた話をメモっとく。キーワードで「ポリコレ当たり屋」というのが大分聞かれるようになったらしい。たわわ、例の駅のバリアフリーの人、本当に改善するつもりではなく、ただ騒ぐのが目的の人。もう企業でも「ポリコレ当たり屋に絡まれたら無視しろ」というのが普通になりつつあるという
ポイントは「一般企業はとにかく騒ぎを嫌う」と思われてること。当たり屋はそれが目的でとにかく騒ぐ。企業はごたごたが嫌だからすぐに謝る。当たり屋は社会的に自分の主張が認められたと主張する。昔の街宣右翼と一緒
これまでは企業もSNSに慣れてなくて「炎上した!担当者を呼べ!鎮火させろ!」「謝罪しかありません!」とかやってたし、担当者もすごく叱られてた。でも今ではSNS担当役員なんてのがいるようになった時代
広告のオリエンでも「SNSをどう活用するか」が1ページ目のでかでかと書かれるようになった時代。本気になった企業の勉強量をなめちゃいけない。Twitterでも炎上案件はとっくにリスト化され、共有されてる
そうすると炎上案件のほとんどでフォロワー0とか一桁のアカウントがかなりの割合を占めてることに気づくわけ。それを研究、報告するとSNS担当役員は「当たり屋に絡まれたらSNS担当社員を怒らない方がいい」と分かってくる
ああいう話題ではこの学者が出張ってくる。こっちの話題ではこのジャーナリストが出張ってくる。するとこの辺のフォロワーひと桁が反応する。そういうのを企業はもう把握しつつある。炎上の反応からフォロワーゼロ、一桁を取り除いてみる。すると、なんだ炎上させてるのは10人程度じゃん、となる
本当に悪いんだったらクレベリンの件のようにちゃんと手続きを踏んで改善することができる。それが法治社会。そうした手続きを踏まずに恣意的に世の中を動かそうとする。これまでは企業の弱みがそれにつけ込まれてきた。それが「当たり屋」だとバレてきた。いいことだよね
私は個人的にはネットの集合知、多くの人の意見が可視化されてそれが企業や自治体、国を動かすことができるという、メット発の草の根民主主義みたいなのを信じてたし、信じたい。でも今はその弊害の方が目立ってきてしまった
これから5年くらいで「当たり屋対応マニュアル」みたいなのがどんどん整備されるだろう。そうすればあの界隈のああいう活動は通用しなくなる。あそこまでエスカレートさせて国連まで担ぎ出しても、謝罪なんてしなくてよい、という前例もできてしまった
「ああまたあの人でしょ。あれポリコレ当たり屋だから」「当たり屋は無視が一番」かつての「嵐はスルー」みたいに、もう共通のキーワードになりつつある。特に今回のは騒ぎを大きくし過ぎた。それがかえって主張や方法論の無理筋さを周知させる結果になった
これはよくあるハッシュタグ運動なんかでも言えることで、企業の担当者なんかは(直接関係ないとはいえ)あれも冷めた目で見てる。フォロワーゼロとか一桁とかがもう可視化されるからね。SNSに慣れてない人をだませるのも最初のうちだけなんだよ
一応いまだに当たり屋やハッシュタグ運動なんかが有効なのは「こんなに炎上してます!」とTVのワイドショーなんかが取り上げるから。でもこれの寿命もあと5年以下だよね。TV視聴のメイン層はどんどん減っていく
今では企業のパブリシティ予算も、TVで取り上げさせることからインフルエンサー施策にシフトして来てるし「ワイドショーで炎上が取り上げられた!担当者を呼べ!」というのもどんどんなくなりつつある。「あんなん〇〇だけのメディアでしょ」企業は冷徹に見てる
こういう引用RTをいただいてそうだなあと思った。「ポリコレ当たり屋」が可視化されたのもSNS担当者がネットでの論調をウォッチしていたからだし、草の根民主主義の善なる側面にも、これからも期待していいかもしれないですね(了
twitter.com/Calcijp/status…
草の根民主主義が根付いたからこそネット当たり屋みたいな存在が視覚化されたのだと思います。 twitter.com/kettosee/statu…
twitter.com/Calcijp/status/1523466245760499712
追記)あちなみに「これは『ポリコレ当たり屋』ではなくて正当なクレームなんだ」という向きは堂々と持論を主張されればよいと思いますよ。企業は「炎上」は無視しますが「正当な根拠のある改善要求」は聞いてますので。逆にちゃんとした意見は届きやすくなってると思いますよ
追記その2)ポリコレ当たり屋ではなく「ネット当たり屋」なんじゃないなか、についてはそうかもと思います。たまたま今日聞いたのがこのワードだったもので。実際10年くらい前に企業が警戒してたのは、韓国関連の炎上でしたしね。ただ…
「右派も炎上させるが、あまり組織的、意図的なものは感じられない」というのが企業の炎上対応者の肌感覚なんじゃないかと思います。ハッシュタグ運動なんかもそうですよね。なんででしょうね。よくわかりませんが