「誰もが批評家だった時代」
— 鐘の音@31kgダイエット目標まであと-15kg(16kgダイエット中) (@kanenooto7248) 2021年1月10日
「矛盾を抱えて悩み続けることがオタクの証明だった時代」そういう時代は気がついたら終わっていた。
SNSでどんな悩みも鬱屈した感情も共有できるようになったら「それは別にあなた特有の特別な悩みではない」ことがバレてしまって急速に求心力を失ってしまった。
悩めば偉いオタクなわけでも、苦悩したから上等な人間なわけでもない。結局の所、そんなものより幸福や楽しいことの共有が重要なのがSNSだった。オタクが悩んだ長文を上げるよりも、政治を鋭く切るよりも、一枚の二次創作のほうがよっぽど需要があるし人の救いになるってことが最近良く分かった。
「オタクのオタク嫌い」っていうケースはたくさんある。オタクだけれど、自分以外のオタクを(場合によっちゃ自分も含めて)否定することでアイデンティティを確立した人間って、実はたくさんいる。
社会でオタクが認められない現状と、自分がオタクであるという事実を、なんとかすり合わせようとぐるぐる苦悩し続けることが、オタクとしての基本スキルだった時代は過ぎ去ったことは良かったんだと思うが、同時に悩む必要がないことを受け入れられない人たちも多い。