世代

「青春」ということ・メモ

文字の創作文芸としては、石坂洋次郎~石原慎太郎あたりの線で「戦後」の「青春」の輪郭が定まっていったところはあるんだろうが、でもそれは戦前のそれともズレてるし、「学校」(共学の)が補助線になってもいるわけで。それが邦画全盛時代にある種ミーム的にも…

とんねるず、の衝撃と記憶・メモ

前にも書いたが、とんねるずの登場は1984年当時業界では革新的だった。それまでにないお笑いタレントなのにスタイリストが付いてカラフルなK-FACTORYに身を包んだ二人は高身長でスポーツの背景があり、ルックスも華があった。「夜ヒット」では衣装で光GENJI…

「大学」のあやしい人・メモ

昨今の「大学」という場に、年齢不詳、学生なのか何なのかすらあやしい、でも何となくそこらにいて妙な存在感はあるから、みんな「ああ、あの人」程度の認知はしている、といったような人物は果して存在しているのだらうか。 教室や校舎の中はうっかり立ち入れ…

「自己責任」大正義と「身を守る」大正義の癒着

いわゆる「自己責任」論を「正義」として実装してしまって振り回したがる人がた、リクツとしての「正しさ」に与しているというだけでなく、どこかでもっと素朴で野蛮な「キモチいい」ところも必ずあるように見える。 なんだろ、それってかつて「保守」と言挙げするこ…

20代から嫌われる氷河期ロスジェネ・メモ

20代前半くらいの人たちが氷河期世代を老害としてウザがってる傾向が最近加速してる気がするんですよね。確かに氷河期は色々厳しかったわけですが、今の新卒より手取りも多かったし可能性も色々あったわけで、バブル世代と比べて自分らが不遇だったという話…

「弱者」「当事者」という甘え・メモ

これは本当に一般論ながら、『自分は弱い立場なんだから「強い」相手には何を言っても、しても許される』みたいな考えに陥るのは非常に危険だと思う。誰もが陥るリスクがあるからこそ、改めて言っておこうと思う。— HAYASHI Tomohiro (@SonohennoKuma) 2023…

単に二枚舌で恥知らず、なだけの「こんな人たち」

ここにきてようやく、と言っていいのだろう、本邦のフェミニズム界隈の近年、あまりにも常軌を逸したていたらくに対して、素朴な反感や違和感がまとまった形で表明され得るようになってきたようで、ひとまずそれは喜ばしい。 言わずもがな、のことだが、それ…

「メイド」と「女中」の間

自分、昨今のあの「メイド」というキャラにほとんど何もグッとくるものを感じない程度には老害化石脳なのだが、お好きな向きのいまどき若い衆などにとってはあれ、かつての「女中」に喚起されていたような階級的差別意識などは、今日的に転生しているものなの…

「斜に構える」の矯正・メモ

この一連の投稿を読んでどう思うか。意見を聞きたい。「公立中はやっぱりダメ」か?私の意見は違います。「斜に構えて毒を吐く性格」これを矯正してあげることこそが大人の使命。教師に「宗教かよ」と捨て台詞を吐いて舌打ち正直、重症。高校入試を突破でき…

ロスジェネ・氷河期世代の抱える「闇」

いわゆるロスジェネ・氷河期世代の鬱屈、忿懣、「割を喰った」思いをストレートに受け止め、具体的に救済することを正面から主張し、使命とする政治家が、本邦に近い将来出現する可能性はありやなしや。 ないと思う たぶん何やっても世代間でも同世代内でも不…

焼肉屋、の原風景・メモ

x.com 牛角なんかができる前は基本的に油で汚れた白衣の日本語が微妙に怪しいおっちゃんやおばはんがやってる肉の黒ずみを蛍光灯に赤いセロハン通して誤魔化しているようなのが焼肉屋だったから中年以上の子供の頃から行ってるは自慢にならんな。 飲み会の焼…

本邦ポスモの呪い、の現在・雑感

本邦80年代あたりに猖獗をきわめた「ポストモダン」のありようについて、年来の大ネタのひとつではあるので、この個人的チラ裏(死語だな)に等しい場でも、まあ、折りに触れて俎板の端っこくらいにちょいちょいあげて素材の下ごしらえくらいのことはしてきて…

氷河期世代の人生・メモ

【氷河期世代の人生】(1)圧倒的人口を誇る団塊世代(1947-50年生まれ)の子供として生まれる(2)1970年頃〜1982年頃に生まれる(大卒の場合)(3)親世代が人口が多かったのでこの世代も巨大な人口を持つ(4)親世代は言われた通り働いてれば給料が増え専業主婦も当た…

老人と恥・メモ

辛うじてセルフレジについて行けてる前期高齢者:親父殿(74)は「決して肯定はしないけど、店員にキレる老人の気持ちは理解出来るんだよ」と語る。「尋ねる事って恥ずかしいんだよ。自分の無知さや無能さなんか一番直視したくない。ボケが始まってたり肉体…

日本的コミュ障と孤立・メモ

日本人、察することを「当たり前」としすぎてきて、きちんとコミュニケーションを取ったり、相手に意思や気持ちを確かめないで「相手はこう思ってる!/こう感じてる!」と決めつけてドツボにはまって行ったり、相手とのトラブルが深刻になっていく。私もや…

お妾さん、の生き方・メモ

お妾さん、2号さんと呼ばれる立場で子供を産み育て、人生を終えるまで生きた人のリアルな言葉を聞く機会は一般的にはほとんどないんだろう。ファンタジーや妄想の領域だからもてはやされる。「よいものだろう」と思われる。私は縁あって「そういう立場の人達…

50歳無産サマの感慨・メモ

私今50歳で、子ども育てなかった人を自分の友人関係で考えたとき、「ほしくなかった」と言う人ほぼいなくて、「チャンスがなかったor授からなかった」なんだけど、今の20代は「ほしくない」が一定数いるようなので、失われた30年の間に人々の中の子孫繁栄の…

口と舌、しゃべること、の老化について

老化というのは理屈でも能書きでもなく、ミもフタもなくわれとわが身、この生身のカラダの個別具体として日々、思い知らされてゆくものだということは、もう40代の終わりくらい、50代にさしかかる頃には一応、わかるようにはなってきていた――つもりではあっ…

映画とアニメのあいだ、の記憶・メモ

私は高校の時、映画部に所属していたが、ちょうど私が入部したあたりからアニメブームになり、映画部の部員の殆どがアニメに心を奪われてしまった。「ゴダールが、フェリーニが、クロサワが…」の世界が「ヤマトが、ガンダムが、ミヤザキ・スン(当時は名前が…

(ボクの大事な)「京都学派」という無意識

このNOTES、あまりナマものというか、Twitter空間などで敏感にあたりさわりそうなお題は、そのまま触れて出しでなく、走り書き程度に備忘録として記したのち、少し「寝かせて」おいてから、あらためて自分の裡で咀嚼して整えるようにはしてきているのだけれ…

セーラームーンのインパクト・メモ

「当時多くの男性向け同人誌が作られた「男性オタク受け」する作品であった」という記述があるが、パロディ・二次創作同人誌の歴史において『セーラームーン』は、久々に多くの男女のファンが同じ作品に熱狂した作品であることが重要なのです。https://t.co/…

親の愛情にも限界あり・メモ

https://twitter.com/ozero9/status/1654337453728342017?s=20 「うっせぇ、くそババァ!」とか「パパ臭いから洗濯機使わないで」など、反抗期真っ只中でご両親に攻撃的な言動ばかりの若人は気をつけて。親御さんのなかには実の子でも愛想をつかす人はいる。…

マイルドヤンキーの更にマイルド版?・メモ

今の地方の若者って「マイルドヤンキーの更にマイルド版」という一大勢力があると思う・見た目は奇抜でないがオタク風でもない・性格は純粋で穏やか、人に優しい・二次元はかなり好きで詳しい・アウトドアも割と好き・コミュ力は高めでよく話すこれに新たな…

認知の衰えてゆく過程・メモ

昨年末に撮って消化していなかった『ご長寿早押しクイズ』を見ていて、介護経験とLLMを仕事で使いだしている影響で、「ご長寿回答者の次の回答をそれなりに予測できる」ようになっていることに気づいた。人間は認知能力が落ちると、言語のつながりをもとに、…

オンナの決定権無限大化・メモ

しかしなあ。「産まない女」とほぼ同数いるはずの「産ませない男」も同様に批判するべきっつったって、ナンパは加害性、告白したらストーカー、見るだけでハラスメント、「ホントはイヤだったの」で逮捕される世界で、どうやって口説けというのか、とも思う…

人文系煮崩れの責任世代

自分などと同世代同年代で素直に大学教員になれた人がたがここにきて軒並み定年前後になっとるということは、ここ10年~20年の大学教育や学界の中堅~幹部級だったわけで、一気に可視化されてきた本邦人文系の煮崩れのその過程に最も責任あった層だと言われ…

「面白い奴」がいなくなった果てに

そこそこ老舗のエンタメ系企業のお偉いさんに聞いた話。一番調子良かったころ採ってたのは早稲田とかの落ちこぼれ。基礎学力は必要だろうと早慶レベルを基準にするけど成績関係なく3年山にいたとか面白い奴を採ってた。そいつらは好き勝手してたけど妙な人脈…

「スープストックは女の吉野家」コピペ爆誕

「スープストックは女の吉野家」というのを見て笑ってしまった。昨日、近所のスープストック行ったんです。スープストック。そしたらなんか人がめちゃくちゃいっぱいで座れないんです。で、よく見たらなんか垂れ幕下がってて、離乳食無料、とか書いてあるん…

困窮女子とブランドもの・メモ

ブランド物を身に着けてる=困窮してないって思考になること自体が、現実を知らないんだなあと思う。定時制高校で働いてた頃、生徒の中で一番派手でブランド物を持ってたのは明らかにネグレクトされてる子だった。水商売やらないと餓死しちゃうし、周囲から…

少年ライダー隊、の挿話・メモ

「昔、少年ライダー隊の隊員だった」という人に話を聞いたことがある。彼は自転車に乗るのが上手い子役ということで、まずライダー自転車のCMに出演、これが認められて本家ライダー隊の役を得た。しかし吃音があったため台詞のある役は貰えず怪人に追いかけ…