文学
6年4組のみんな、卒業おめでとう。最後に先生から話をします。イオンとドンキしかない国道沿いのこの街を捨てて東京に出て、早稲田大学教育学部からメーカーに入って、僻地工場勤務で鬱病になって、かつて唾を吐きかけたこの街に逃げるように戻ってきた先生…
*1 *2 https://twitter.com/63cities/status/1465842784850509827 新居で迎える初めての朝。田町駅徒歩13分。家賃10.2万。築10年ほどの狭小1K。せっかく東向きについた窓からはろくに朝日は差し込まず、ただ隣接建物の白く冷たい壁面ばかりが見える。最大限…
https://twitter.com/sanjou_keihan/status/1461270363334066176?s=20 私の生まれは温泉街で、秘宝館こそないものの、幼稚園の頃までは街中にストリップの小屋があった。店の前には、いつも怖いおじさんが長い木の棒を持って立っていて、子供が寄らぬよう店…
【思いつきツイッター小噺】房州の田舎に生まれた権太は幼い頃から性悪粗暴で、長ずるにつれ悪い仲間とつるんで強請りやたかりのような真似を繰り返していた。両親や親族が何度も権太を窘めようとしたが、その度に人並外れた怪力を振るい、まるで耳を貸そう…
「たかし君は正月は来れないのかい?中学受験ってのはよく分からんけど、小学生からそんなに勉強する必要があんのかねぇ…」。老いた母の背中は記憶の中のそれよりずっと小さく、皺だらけの肌は干し柿を思わせた。「何言ってんの、東京じゃ当たり前よ!」動揺…
メシマズの人って、祖母がそうだったけど、手順に従わないで手を抜こうとするなんてのは序の口で、余計なことするからダメ。おでんの具に色がつくぐらい煮込むなんて絶対無理で、小学生だったわしの机をあさって水彩絵の具で色をつけてたからね。開き直って…
ポプラという九州中心のコンビニチェーンでは売ってる弁当のごはんスペースが空で、購入するとレジ後ろの炊飯器からほかほかのご飯を盛ってくれる。+30円で大盛にできる。店にもよるがこんな感じ。 pic.twitter.com/C4ef1Jg1tb— ピンフスキー (@hideyosino)…
(1/2) むかあし、サザンの街にあった伝説のおもちゃ屋の話です。遊びに来てくれた当時のちびっこたち、ありがとうございました。 pic.twitter.com/WioaJTVVfD— りあら@移住8年生! (@Reala_k) 2021年9月17日 近々続きを描きますー!! 沢山の方に読んで頂…
90年代の文化は、80年代の「ネガ」として自分たちを位置づけていた(その「ネガ」がようやく日の目を見た)という「露悪」に彩られていたと思います。80年代の軽薄さの裏返しとしての湾岸戦争の「反戦」表明、ニューアカの裏返しとしてのオウムの糾弾ないし…
〈おんな・こども〉の前景化、主体化というのが、制度のたてつけなどと共に、あるいはそれ以上に先廻りして人々の意識の側からなしくずしに行われていったのが「戦後」の生活環境におけるある本質的な変化だったとおも。 概ね昭和20年代から30年代いっぱい、4…
文字活字の「読まれ方」というのが、その当時の情報環境とそれに伴い編制されていたはずの言語空間において、加えてその頃生きていた生身の身体とその身体性を介してどのようなイメージなり創造力の結果なりを宿していたのか、という問題。#わけのわからない…
かつて「文学」と呼ばれていたものは、何も小説や文芸批評だけではなかったというあたりのことから、もうすでに「昔話」になってしまっていることを前提にしなければならないんだが、な。 自己形成(この言い方ももう錆びかかってるが)のよすがとして、若い衆時…
>RT公園で寝て落ち葉まみれで「葉っぱ婆さん」というあだ名のホームレスが、昔バイトしてたファッションビルに時々現れた。しばらく兎のぬいぐるみやアンティークのブローチなど眺めてると警備員に追い出される。葉っぱじゃなく可愛いものやキラキラしたも…
科研費ってどっちかというと「私の研究は何より優れているから金くれ」ではなくて、「こんな独自性があってこんなことが分かると思うから金くれ」なので、なんか平田オリザ、産業も研究も自分以外をすべて間違って認識してないか? https://t.co/tMuXIm7Nap—…
読むべきものとしていの一番に「論文」というジャンルが疑いもなく当然のように出てくる、出せてくるあたりがもう、外道にゃ理解でけん感覚だったりする。 読むべきだと思ってそう判断したなら何であれ読む、文字活字であれば言わずもがな、それ以外のもので…
ソーカル以来、ポスモは自然科学を生半可にさわってドヤったバカ(大意)って理解になっとってそれはそれだが、ただ本邦ポスモの場合はそれらと少し違うありようしとったような気がする。 ようわからんが、本邦の場合はそれまでのいわゆる「文学」が下味として…
わかるわ〜私はかなり本読んでた方だと思うが、Twitter追ってリンク先の記事やらブログやらを読む、と言う悪習(と敢えて言う)を一日何時間か5年ほど続けた結果、一冊の本を読み通すのが前に比べ激しくツライ。まして最初からそうな人々にしてみたら。(続…
岡崎京子のまんがは現在のティーンエイジャーにはまったくウケないのだそうだ「なぜわざと不幸になるのか」という点が理解不能の由、しかしおれ世代に太宰治がまったく響かなかったことを想えばさもありなんではある。 pic.twitter.com/wj62F85Ue0— 𝙏𝙖𝙠𝙖𝙜𝙞 𝙎…
「民俗」の発見と「児童」の発見の関係について。あるいは、民俗学と児童文学の、本邦近代思想史上の相似性について。たとえば、共に近代的な〈知〉の通俗化と凡庸化のある接点において、その版図をうっかり拡大してきたという意味においての。 これはあの柄…
今回のあいちトリエンナーレの騒ぎは、表現の自由など様々な側面で語られうるだろう。その中で私がなんとも残念なのは、韓国側からは持ち出せない形にした慰安婦問題を、日本国内から再燃させてしまったということ。せっかく完遂されようとしていた戦後レジ…
半青で実感したんだけど、一定の人々にとって、物語とは道徳的な教訓話であり、若い女性や子どもが主人公の場合は苦労してがんばる話じゃないと物語の型を守っていないとイライラするのではないかと思う。もう嫉妬とか抑圧とか通り越して、思考停止じゃない…
*1 「自己を「自然」の代表者かそれに近いものと見、これによって他人や社会の陥っている不自然の中から「自然」を探し出し掘り出す可能性を自負した以上、自分以上に興味ある対象はなくなり、ここにわが国自然主義特有の一種強烈なナルシシズムが誕生したのです…
「時間の推移と共に、文学作品もまた歴史の一部と化してゆくという、僕の日ごろの感慨が又しても裏づけられたと、呟かぬわけにはゆかない。つまり、人間の現実の即席、その行動や蹉跌ばかりでなく、その願望と失望、夢とファンタジーまでもが、まぎれもなく…
*1 私は文芸が社交のツールだった英国初期近代(近世)の研究をしているのですが、実はそういう時代だと逆に「紙の印刷書籍(商品)にするなんてはしたない! 文芸はあくまで社交の範囲にとどめおくべきだ!」みたいな思想(stigma of print)があるんですよ…
それディスカバー・ジャパン前史方面から調べてみるとおもしろそう。新年度になったら資料あさってみますわ(忘れなければ)。— ESHITA Masayuki (@massa27) 2019年3月8日 「民芸」ってもの言い、当初の柳宗悦界隈からあさっての方向にズレていって、高度成長…
*1 若い衆に曳かれてラノベ(とその周辺)詣りをしてきて昨今のそれ系批評or概説類を管見ながらも啄んでみて改めて感じるのは、むしろ〈それ以外〉の視点からそれらを逆さまに見通そうとしてみることも今や必要になってきとるんかも知れんなぁ、と。 ラノベや…
*1 以前、とある日常ラブコメマンガの話をとある同業者さんとしてたら、 「あれってストーリーないじゃないですか」 「え? ありますよ。人間関係がだんだん変化していくじゃないですか」 「アスタさんはそれをストーリーって呼べる人なんですね、なるほど」…
*1 むかし友達のドカタの現場監督が中国人を3人臨時で雇っていてな、まだ景気の良かった頃なので旧い中古住宅に住まわせて。そんでその近くに公園があって、そこで彼らは実に巧みに鳩を捕まえては首を落としては近所の木に吊るし血を抜いて食っていたのだが…
www.jigowatt121.com このあたりの違和感は最近、若い衆世代の感覚としても観察されてきている。与えられている枠組みから外れることを忌避する。いや、忌避するよりもなお、そんな選択肢があること自体を想定しない、ないしはできない。なぜそんなことをし…
山田洋次と松竹の迷走暴走耄碌っぷりは、ついにここまで来た。\最新情報❗/ 新作映画『#男はつらいよ お帰り 寅さん』の主題歌が決定!記念すべき50周年・50作目に華を添えるべく、#サザンオールスターズ の #桑田佳祐 さんが主題歌「男はつらいよ」を…