情報環境

「演歌」という定型の凄み・雑感

いわゆる演歌がいま何となく共有されているようなイメージ通りの「型」として完成されたのも概ね1970年代あたりのように感じるんだが、それ以降は明確に「歌詞」に意味を委ねる必要はなくなり、フシその他演歌的「定型」そのものが本質であるようになってい…

「歌謡」のチカラ・メモ

マクロスがアニメとアイドルを融合させた部分はあるけれど。アニソンの女王・堀江美都子さんが、日本コロムビア社内では「美空ひばりの次に偉い人」と呼ばれるほど、歌は元々強かった。勝新太郎・萬屋錦之介・三船敏郎の会社潰した三人で、勝が早く借金返済…

もうひとつの「失われた30年」の内実・メモ

節子、だからそれ、「昭和後期~平成初期」あたりで認識固定されたまんまってことなんや、本邦フェミジェンダー系界隈の認識が。 https://t.co/Xr1weSYZXy— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2021年11月26日 フェミジェンダー界隈の主戦場のはずの領域につい…

洋画吹き替えの技術者回顧・メモ

今のテレビマンは理解できないかな。昔、地上波各局がゴールデンタイムに「洋画劇場」を置いていた頃は、吹き替え版こそが番組のオリジナリティだったので、同じ映画でも吹き替えは各局が独自に制作してました。映画担当者同士は仲良しだけど、他局版を使う…

電子立国ニッポンの闇・メモ

50年前の1971年11月15日付Elctronic News誌にて始めて広告されたi40044004は日本のビジコム社が開発費を負担してインテル社が開発したビジコム社の4004搭載電卓は売れなかった4004の将来性に気が付いたインテル社は、開発費をビジコム社へ返却して自社発売を…

現実認識の解像度の違いと情報環境・雑感

夢で議論をしていたこと。 これまでの自分たちが習ってきたような社会科学なり人文学なりの「モデル」での、社会や文化といった図式は、言わば解像度が当時の情報環境なりのモデルで、だからある意味すっきり図式化されていて、シンプルにわかりやすいものだ…

おたくのいがみあいの起源・メモ

これも何度も言ってる話だけど、80年代の「OUT」や「ふぁんろーど」では男性の投稿者も(当時でいう)やおいをネタとして取り扱ってる人が普通で、忌避・抑圧してる人は皆無ではないけど多数派ではなかった印象がある。— 葛西伸哉(HJ文庫『封印魔竜が〜』発…

メディアと「記録」への情熱

かつてテレビ番組を「記録」したい、と熱望したガキどものその情熱は、音にはカセットレコーダー、映像には銀塩カメラしか機材のない時代とは言え、そもそもなぜあそこまで「記録」したいと熱くなった/なれたのか、ということも含めて、すでに「歴史」の相…

「論壇」は復活しない

こういうと悪いけど、どういうコマを揃えようと「論壇」は恐らく復活しない。今の人は「論客」の意見をありがたがって聞くというより、自分でネットで(拙い意見でも)発信し、その中で人と(拙くとも)議論する、というほうに楽しみを見出す。実際、論壇誌…

動画派と文字派

情報入手先として、動画派と文字派にざっくり分かれ始めている印象。動画派はYouTubeから情報得ているのだけれど、傾向として、デマ情報を信じやすい気がする。新型コロナとかトランプ大統領の情報で、動画派はちょっと信じがたい話をすることがある。— shin…

「教養」と「模倣」の間・メモ

1970年代から50年かけて、マンガやアニメ、ゲームの受容層が高齢化した結果、それらのコンテンツが教養化して、マンガも読まないアニメも見ないゲームでも遊ばない人達は教養人の条件を満たさなくなったんですよ。オリンピックの演出が薄っぺらいという発言…

続・QJと小山田佳吾問題

昨晩鶴見済氏からメッセをいただいた。私の一連のツイートで「完全自殺マニュアル」を90年代の鬼畜系の文脈に入れて書いたことへの抗議(というほどのものではなかったが)のメッセだった。同じ指摘をフォロワーからもいただいていたこともあり、釈明してお…

90年代サブカルの記憶・メモ

クイックジャパンなぁ自分が大学にた90年台後半の美大にはそりゃQJ大好きマン大勢いたし、そういったサブカル勢がドドドって当時の電通目指して頑張っていたしで、そういう世代がアラフィフになって企画制作現場で主導権を握れるようになった結果が今回の東…

ワクチンこわひ⇒マスクするな

(大学生から話を聞いた)「ワクチン怖い」「マスクするな」が集団ヒステリー的に交友関係から伝染する人がかなり多いみたいです。クラス中が過呼吸になるようなアレ。過去に紹介したデマや陰謀論に目覚めてしまう人と別のパターンですね。 — ハラオカヒサ (…

サブカルと権威の関係・メモ

90年代サブカルは当時のストリート不良文化やアパレル、スニーカー、玩具文化にも相乗りした特殊な形成過程を持つユースカルチャーだったが不良のコア層が成長・離脱しナード方面へ舵を切りカルチャーコアの部分がアキバブーム等を加え魔改造を繰り返し今…

ウルトラマンを語る文化人なんかいなかった

*1ウルトラマンの「正義」とは何か作者:花岡 敬太郎青弓社Amazon書店で『ウルトラマンの「正義」とは何か』をさらっと立ち読みしてみた。立ち読み程度で感想を書いたりするのは気が引けるが…感想以外にもちょっと思い出した事なんかもあるのでその辺も含めて…

ある歴史修正の手口・雑感

あずまん典型的だと思うが、自分たち以前はナチュラルに都合良く取捨選択して「なかったことにする」手口が身についとる輩、割とおるでな。それがあたりまえになる歴史修正の手口。「信者」という共犯者含めて。 何度か触れた、以前うちの若い衆学生がラノベ…

IT化四半世紀とエヴァ・メモ

Pixivにエヴァ絵が並んでTwitter TLには「薩摩男児エヴァ」とかのパロネタが並び、いま何世紀だよという気になっている(´・ω・`)— ウチューじん・ささき (@uchujin17) 2021年3月14日 当時アプレットを筆頭にJavaが流行っていたので、組み込みEthernetノード…

「傑作」の世代的位相差・メモ

エヴァに限らずなんだけどさ若い時のエネルギーって、たぶん発する方だけじゃなくて感じる方のエネルギーも大きくて、若い時に感じてしまった衝撃って、木の幹に刻まれた傷のように深く深く残りやすいものでさ、たぶんそれと同じ衝撃って老いてからだと得ら…

「読む」作法の変貌・雑感

文字をモニタに映して読む、という営みは今後、紙に印刷された活字の文字を読むこととは違うあり方になってゆくのだろうな、という予感。 音声での入出力の精度があがって、文字を介して読み書きするのに近いレベルにまで音声でのやりとりが、デジタイズされ…

本と「読書」の関係・メモ

好みから環境、障害など含め、なんらかの事情で読書しない人は「読書は素晴らしい」「しない奴はバカ」に晒されて成長しているので読書を敵視する場合があるんだよな、と言うのは前も言ったか。ジジイなので繰言は勘弁して。— TORI☆BIRD (@TORI_1100) 2020年…

「鬼滅の刃」の生産点のこと・メモ

近所の大型書店で鬼滅の刃全巻売り切れました。とうとう。あり得ない。あるのは小説と短編集のみという。東京の中クラス都市でこれだと地方も、、、 pic.twitter.com/akDYV4hNmW— 紅林 直 (@naokure) 2020年11月15日 単独の力じゃないすよ。鬼滅の刃の成功は…

テレビとワイドショーのリテラシー・メモ

これ、「家庭の環境の差」だけでなく、1)子供時代(親の庇護下にある時代)の、家庭以外の交友関係2)成人後(親の庇護から離れた時代)の、当人の可処分資産(リソース)配分の偏りとかでも後天的に変化してくるよね。 https://t.co/U4wEr7nQ9u— 加藤AZUKI(…

「地方」の煮崩れてゆく過程・メモ

*1 小泉改革の後、それでも気を吐いて独自の小国の幸せを実現した少数の老獪な首長が10年代以降続々と引退、代わりに地方自治に入ってきたのがNPO、SFC的社会学ゼミ、SNS、イケハヤ的楽したい自分探し勢。見かけつるんと小洒落て じじばば住民から上澄みをも…

「ポエム」という病い

*1 なんかもうね、近世の情報環境ベースで醸成されていたリテラシー介した「現実」描写が定型化して役立たずになっていった過程とざっくり同じようなワヤが、昭和後期80年代系ポスモポスコロニューアカ的コピーライティング文体(とひとまず言うとく)について…

フルスペックの町、の記憶

フルスペックの町が消えていく時、まず玩具屋が消えるんだな。生活必需品じゃないことに加えて、子供向けなので。町が消える、町が再生産されない=子供がいないってことだから。— jun (@jun758) 2020年7月10日 フルスペックの町が消えていく時、まず玩具屋…

TSUTAYA的なるもの、の現場

何で代官山蔦屋が今更になって話題に上がるのかもよくわからないが、過去に働いていた経験からメモ程度に書いておく。守秘義務に抵触しない程度に。— naoki.takahashi / Editor (@nao4200) 2020年6月9日 代官山の店舗はその後全国に展開される「蔦屋書店」ブ…

「なつかしさ」と文化史のための記録や資料

「なつかしさ」とは別なモードになって初めて、文化史や風俗史は成り立つものかも知れない。逆に、「なつかしさ」を駆動させておかない・おけないジャンルだと、資料が失われやすいのかも知れず。このへんパラドキシカルに思えるかも知れないが、案外見逃さ…

オリザ問題さらに

科研費ってどっちかというと「私の研究は何より優れているから金くれ」ではなくて、「こんな独自性があってこんなことが分かると思うから金くれ」なので、なんか平田オリザ、産業も研究も自分以外をすべて間違って認識してないか? https://t.co/tMuXIm7Nap—…

戦後パラダイムwの精算・メモ

そういえば、オリザやケラのクソ発言がキッカケで坂本龍一のクソ発言がリバイバルして、演劇・音楽関係者が叩かれているが、反権力クソ左翼という意味では、この辺で映画人が炎上してほしいところだと思う。樫原さんがノリノリでタコ殴りにするのが見たい(爆…