社会

「思想史おたく」のなれの果て・雑感

「思想史おたく」と、かつて浅羽通明に言われて30年あまり。思い起こせば、その時ちょっと鼻白んだ記憶は確かにある。「思想史」と「おたく」という組み合わせが、その頃はまだうまくこちらの身に響いてこなかったのだ。 とは言え、大学の学部時代、教養課程の…

人文社会系の信頼回復?・メモ

人文社会系の信頼回復のためには、まず、日本語を母語とする情報環境での日本の近現代、明治維新前後から現在に至るまでの歴史や文化、経済や政治、民俗レベル含めた生活史などについての語られ方そのものがさまざまな偏りの上にあることを淡々と自覚し認識…

続・「向都離村」のいまどき、から・メモ

*1 私はいわゆるヤンキーコミュニティ出身なんですが、この界隈は後先をあまり考えず、避妊もせずに行為に及ぶので、まず子どもが出来る。そして子どもが出来た瞬間から、生き方がガラッと変わり、必死で金を稼ぐようになる。一方で、世間の多くは「まず経済…

「向都離村」のいまどき、から・メモ

本当にこの通りだと思います。30歳から一年勃起して「俺はFIREする!」と宣言し、結婚もせず、友も無く、50台中盤で会社を辞めて「俺は経済的自由を手に入れた!」なんて言うよりも、… https://t.co/NfWCFrle35 pic.twitter.com/JUmeWMhk5F— しおいぬ社長@…

タイの「外食」文化・メモ

ほう、君、今回が初めてのタイ出張か。不思議に思うだろう、「タイ人って、なんでスタバや日本食にあんなに金使えるんだ?」ってな。だって、日本より高ぇんだぞ。スタバも日本食も。で、「なんでそんなのに金出せるんだ?」って話になるわけだが——(続く↓) p…

「箱入り」「お嬢サマ」のなれの果て現在形・メモ

子供への重課金やら海外駐在への帯同やら、将来、自らの力で実現できない可能性が十分あり得るものが当たり前の環境で育った子供は打たれ弱い。そんなの持たざる者の妬みだろうと思ってたけど、大事に大事に育てられた若者がマジでメンタル弱すぎて最近は信…

大工の日当の戦後史変遷・メモ

昔話ね平成元年に70歳越えてた大工さんに聞いたこと終戦直後大工の日当は500円お弁当は蒸したさつま芋一本その頃世田谷村の一坪が500円オイルショックの頃日当8000円手間請ってシステムがその頃出来て都会の建売大工が金持ちになった日当2万円になったのがバ…

「左翼」ひとくくりへ至る経緯来歴について

もう現状がこうなってしまっている以上、当面致し方ないとは思うが、それでもああいう界隈のものの見方考え方を「左翼」とだけ表現するのは、個人的にはやっぱり留保しておきたいところはある。 それにはあれこれ理由もあるわけだけれども…… たとえば、少なく…

JICA炎上と〈おんな・こども〉の領域・雑感

JICA大炎上になっていることをめぐって、ゆるく雑感。 JICAならJICAで、中で仕事している人がたの中には、猖獗極めているゆるふわキラキラwoke大正義な「空気」や「ノリ」に違和感抱いてる向きもいるのだろうと思う。 でも、それは、JICA本来の、そして今も大き…

「人材」というもの言い・雑感

「人材」というもの言い、いつ頃から普通に使い回される語彙になってきたのかよくわからないけれども、人や才能に対して「育てる」「養成する」といった過程の認識がどんどん剥離していって、ただ出来合いの、いつでもそこにある便利な完成品としてだけとらえるよ…

人の親になって、はじめてわかること

中高校生の頃、田舎町の幹線道路沿いのチェーンの飲食店に行って家族で食事をするのが嫌いだった。親が厳しくて嫌い、友だちとも話が合わなくて嫌い、先輩も怖い人ばかりで嫌い。「どうせ俺は都会に行くし」って気持ちだけを頼りに勉強は頑張って都会に出た…

お腐れサマ周辺、あれこれ・メモ & 雑感

今、人文系の研究者がおかしな本を一般書籍として出して、間違いから差別や分断を起こすのは、こう言った思考からだと思う。内容を確認しない。思い込みで否定する。周りも検証、校閲をしない、批判ができない状態に陥る。 pic.twitter.com/0rxcl43Dv8— やん…

参政党「支持」の「民意」と、その内実・雑感

参政党、マジでやべえなと思ったのは、次の選挙はもう参政党に入れちゃおうかな…みたいな気分に知らず知らずのうちになってること。ルックスの良いさや氏のような議員が「足りないのは財源ではなく愛情」とか言うのを見て、理性では失笑するんだけど、本能が…

自衛官が「狩られる」同窓会・メモ

入隊時は良い大学とやらを目指す同級生に『あんな学校行ってロクでもない仕事に就くなんて、あいつ人生終わった』なんて言われたもんだ。当時は経済的に浮かれた時代で、短大出の20そこそこの娘っ子がウナギ登りの証券会社なんかに就職すると、初年度のボー…

家事・専業主婦はつらいよ、の是非・雑感

家事という家の中にいる誰かの手によってしか行われず常時行われていないと家全体が停滞する大変な仕事を、自分以外のほぼ全員は「家事なんてチョロいのになぜ母さんはいつも忙しぶってんだ」というマインドで捉えている。家事労働そのものの疲れに加えて、…

産業化された人間関係・雑感

・映画『ソーシャルネットワーク』を見た70代の老人が「この映画に出てくるのは人間と人間の関係ではない、“組織の中の役割”で決まっていく関係だ、非常にindustrialized(工業化、産業化)された関係のように見える」と感想を書いていて、見た時は新鮮に感…

ブルーカラーが足りない・メモ

今の日本社会はブルーカラーが致命的に足りない工事現場見てみ?過半数が50以上だ。彼らはあと10年でリタイアする街のオフィスビルには若者がいるが、いったい何やってるんだか状態だ実は物流はもうスポット需要にこたえられない状況になってきてる。一般人…

Z世代の語られ方・メモ

Z世代が言われたくない言葉10選です。①とりあえず3年は頑張れ②俺らの時代は○○だった③スマホでメモ取るのは失礼だよ④あたりまえ・常識・普通⑤若いんだから⑥いくらでも代わりはいる⑦それくらい自分で考えて?⑧わからなかったら聞いてって言ったよね⑨そんな甘く…

消えてゆく現代史・メモ

note.comRT年配の人の話を聞くと高度経済成長時代も実写の時代考証が怪しくなってるらしい(朝ドラとか)あと20~30年たてばバブル期や00年頃以前の実写の時代考証も怪しくなると思う。— ユルドゥルム (@yildirimbey7931) 2025年6月20日 年配の人の話を聞く…

バカが進次郎で(また)やってくる・メモ

「先生!米農家ってなんで1ヶ月しか使わないコンバイン(米を収穫する機械)に2000万もかけるんです?小泉さんの言う通り皆借りればいいんじゃ?やっぱりバk」「バカはお前だよ。今回の発言は相当ヤバいぞ。あれはもう"ナチュラル失言大臣"だ。よく聞け。」「…

加齢の孤独・メモ

https://x.com/kijibato_hato/status/1934816793568399400 年齢を重ねると、どんどん孤立するぞ。私は老人たちが多く住む瓦屋根の多い住宅街に住んでいるが、老人は基本、友達ゼロだからね。男も女もそうだ。で、買い物以外、全く外出せず、家に閉じこもって…

「でかした」「しでかす」のこと・断片

「でかした」「しでかす」のこと。 「まちがい」がおきること。それを仲裁する器量のこと。 いろいろな「手続き」をよく知っていて、それをうまく使い回すことで「トクをする」――法なり規則なりの「抜け穴」を見つけてかいくぐる、そういう「賢い」のこと。 法を…

「個人」×「市場」≒「自由」「自立」?

日本では「個人」が確立されてない、「自由」が認められていない、的なもの言い、確かに少し前までは「そういうもの」として「正しい」属性あらわすわかりやすいもの言いだったけれども、でもそれももう効きが悪くなっとるのがようやく世間一般にもうすうすバレて…

AIによる「知能爆発」・メモ

知能爆発に備えよう、オックスフォード大学研究者の論文。現実的な知能爆発の議論が面白い知能爆発って「AIがAIを作ると猛加速=爆発」って大ざっぱな議論が多いが、実際はそこまで行く前にAIが“自分の改善サイクル”をある程度早めるだけで、爆発的な成長が起…

ChatGPT と検索・メモ&雑感

ChatGPTを検索と同じようなものだと勘違いして使っている様子を見かけてしまった。生成されたテキストの画像をソースとして引用している投稿があり、少し寒気がした。検索で出てくる情報がそのまま事実だと誤認する情報リテラシーの問題が、AI時代にはさらに…

氷河期世代の「公共」・雑感

いわゆる氷河期世代、自分が最初に大学に就職して、非常勤も含めてその頃教えていた学生若い衆らが概ね該当することになるが、当時の就職難についてその頃から怨嗟の声があがっていたことは、はっきり覚えてはいる。 ただ、同時にまた、その怨嗟の調子、「貧…

氷河期ロスジェネ世代的怨嗟・メモ

バブル崩壊による超絶不景気と、氷河期世代の有り余る労働力が悪魔合体した平成デフレ社会があまりに長すぎたんだよな。企業が便利すぎたロスジェネバイトリーダーに甘えまくった結果、まともな給料を払うと潰れるゾンビ企業が増殖した。社長一族と愛人秘書…

40代で狂わないために・メモ

40代で狂わないためには30代で10代、20代の頃のの無念を成仏させるのが良いんですが、これは結構難しいんですよね。「10代、20代の頃にやりたかったことをやる」だけでは成仏できないんですよ…その「やりたかったこと」の奥深くにどんな「妄執」が隠れている…

「カッコいい」と〈リアル〉のズレ・メモ&雑感

そりゃ日本画では、当時要求されていたような戦争画は、描こうと思っても描けんかった、あるいは少なくとも描きにくかったんやろなぁ……と。 日本画と洋画のそういう「乖離」は、良くも悪くも、旧来の定型詩(つまり和歌や俳句の類)と口語自由詩の間、あるいは散…

「あたらしい公共」の正体・雑感

かつての民主党政権時代、マニフェストだか何だか能書きは忘れたが、とにかく声高に得意げに叫び回られていたあの「コンクリートから人へ」が、要するに「戦後スキーム」下の公的資金配分の仕組みのつけ替えだったことも、すでに世間にも察知されてきていて、…