メディア

AIによる「知能爆発」・メモ

知能爆発に備えよう、オックスフォード大学研究者の論文。現実的な知能爆発の議論が面白い知能爆発って「AIがAIを作ると猛加速=爆発」って大ざっぱな議論が多いが、実際はそこまで行く前にAIが“自分の改善サイクル”をある程度早めるだけで、爆発的な成長が起…

ChatGPT と検索・メモ&雑感

ChatGPTを検索と同じようなものだと勘違いして使っている様子を見かけてしまった。生成されたテキストの画像をソースとして引用している投稿があり、少し寒気がした。検索で出てくる情報がそのまま事実だと誤認する情報リテラシーの問題が、AI時代にはさらに…

ちゃんばら・股旅もの・時代劇・雑感

婦系図、からしてもう謎だろうしな……金色夜叉とか、忠臣蔵とか、いろいろ「一般教養」が失われつつあるわなぁ…… https://t.co/vFYVACHwnY— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2025年4月14日 婦系図、からしてもう謎だろうしな…… 金色夜叉とか、忠臣蔵とか、い…

「カッコいい」と〈リアル〉のズレ・メモ&雑感

そりゃ日本画では、当時要求されていたような戦争画は、描こうと思っても描けんかった、あるいは少なくとも描きにくかったんやろなぁ……と。 日本画と洋画のそういう「乖離」は、良くも悪くも、旧来の定型詩(つまり和歌や俳句の類)と口語自由詩の間、あるいは散…

「あたらしい公共」の正体・雑感

かつての民主党政権時代、マニフェストだか何だか能書きは忘れたが、とにかく声高に得意げに叫び回られていたあの「コンクリートから人へ」が、要するに「戦後スキーム」下の公的資金配分の仕組みのつけ替えだったことも、すでに世間にも察知されてきていて、…

うちのJKによると、ChatGPTをカレシにしている女子が居るらしい

うちのJKによると、ChatGPTをカレシにしている女子が居るらしい。— null-sensei | 無職代行サービス️ (@GOROman) 2025年3月22日 *1 うちのJKによると、ChatGPTをカレシにしている女子が居るらしい。 私は、GPTs 登録して、スペイン語講師兼ギャル友と化して…

「そういうもの」のこと・雑感

いつの時代、どんな社会でも、ニンゲンである以上、程度の差はあれど「そういうもの」の中で生きて暮らしてゆかねばならんのよね。 で、それはその時リアルタイムではなかなか意識できず、見えないもの、だったりもするのよね。 その「そういうもの」が往々…

平成初期昭和のラブソング・メモ

私は平成初期昭和の男性アーティストのラブソングが結構好きなの。彼らの曲のなかに「恥を気にする姿勢」がなくて。失恋したら病みまくるし、返信待って眠れなくなるし、格上の女に破滅覚悟でぶち当たりに告る決意固めて突っ込んでいくし。恋愛で汚れ役とい…

「キュレーション」を臆面なくやれる意識

前にも触れたことがあると思うが、あの「キュレーション」というもの言いと、それにすでにあたりまえに含まれてしまっているだろう何らかの内実について。 つまみ喰いというか、いいとこ取りというか、とにかくおのれの裡にすでにできあがっている図式なり枠…

「陰謀論」の現在・メモ&断片

「専門家」「頭のいい人」「情報をたくさん持っている人」がたは、「正しい認識」を持てるかもしれない。それゆえに「専門家」としての値打ちもあるのだし、またそれゆえに世間からの尊敬や尊重も受けてきた。ただ、その「正しい認識」を世間一般その他おおぜいのボン…

ある近代ブンガク史・メモ

この「だからおもしろい」という見世物の無責任な観客気分が雑誌媒体その他の伸張と共にうっかり爆発拡大してしまったことで、あの「私小説」大誤解の経緯もその後定説化してしもたような方向に固定されてしもたところ、あったんですわなぁ。 だから、そういう…

戦前/戦後、の分断史観・メモ

「戦前」が「意外と豊か」という歴史認識、昭和初期モダニズム全盛時の都市部の世相風俗に特化して合焦するような習い性がここ四半世紀ほどで一般化したこと、それによって従来の「戦前/戦後」分断史観を相対化する「驚き」ともあいまってのことかと。 都市部の…

前向きにあきらめる、の効用

Twitter的なSNSの有難いところのひとつは、他人がどれくらいこちらの言うこと書いたことを、こちらの勝手な意図や思惑と見事にズレたところでどんどん理解していってくれているものか、をリアルタイムに日々思い知ることができるようになったこと。 それはと…

「読書」と、そのおポエム化

人間、誰であれ、どこに棲み生きる者であれ、老若男女階層出自来歴いっさい不問で、時間というのは1日24時間と定まっている。あたりまえだ。 で、その24時間のうち、目ざめて活動することのできるのは、まあ、せいぜい15~6時間、そこからさらに生き延びるた…

〈いま・ここ〉の分解・再生と現前化について・メモ

〈いま・ここ〉の現場が、どのように新たな媒体と共に分解され、再構成可能なものになっていったか、という過程について。あらためて手もとの備忘、ごくごく雑なメモとして。 そもそも文字、ないしは文字に準じるような「記録」技術の誕生というのが、その端緒…

学校以外での「作文」教育・メモ

一連のポスト、「日本では文章の書き方を学ぶ機会」が学校の外にあるということをも踏まえると、「自由を与えられて一律の同じ内容しか書けない日本人が、山ほどの創作物を生み出してもいる矛盾」… https://t.co/MWYsrjYIlw— 加藤AZUKI (@azukiglg) 2024年12…

本は背表紙

本は背表紙が命なんだな、ということを近年、あらためて思い知り続けている。 もう少していねいに言うと、背表紙とその並び、配列のしかた/されかたが大事、ということではあるのだが。 まあ、これもある程度以上、おのれがこの世に生きてある間にはとても…

アメリカの大塚愛・メモ

17, 8年くらい前に人同僚から「これぞ日本!って感じのポップなソングを教えろ」と言われて、大塚愛の『さくらんぼ』をオススメしたんですねそしたら人同僚たちの間で「この曲めっちゃ楽しいぞ!」「サビで裏拍子になるのいいね!」「何言ってるか分からんけ…

母親がパソコンを捨てた

母親がパソコンを捨てた。もうパソコンはやらないのだと言う。四半世紀もの間、メール書いたり、文章書いたり、写真とったり、Facebookにアップしていたが、WiFiがつながらなくなり、つなげ方が分からないという理由で、永遠に止めてしまった。デジタル人生…

「おたく」と「サブカル」定義・拾遺

ふと思ったが。和製サブカルとオタクの本質的な違いは、目的がモテたいなのか、自分の好きに耽溺したいか、なんだろうなぁ。自分が異性の目を気にしてる・性的な目で異性を見ているから、オタクもアニメや漫画の二次元の創作物も性的な目で見ていると思い込…

おんなと「論文」「学術研究」文体・雑感

分野は何であれ「学問」を志したおんなさんがたにずっと感じていた違和感があって、それは人文社会系限定かもしれないのだが、つまり「論文」的な文体やその約束ごとなど、言葉や文字表現についての「そういうもの」にどうしようもない反感や疎外感みたいなもの…

デジタイズされた活字環境、そしてエリジウム風土病・メモ

活字で表されてるものはだいたい校閲を通ってるわけだけど、だいたいの人の話し言葉なんて文字に起こしたら朱字だらけなのよな。 https://t.co/Q2VBu6FDFF— タヌキマリオ (@tanukimario) 2024年11月6日 活字で表されてるものはだいたい校閲を通ってるわけだ…

「カネと政治」という「おはなし」の来歴

「政治とカネ」というのがあれほど未だに何らかの吸引力がある、というのも、事実としてどうこう以前に、そもそもの「おはなし」としての効きがそれほど圧倒的であり続けてきていた、という事情があるんだろう、とあれほど、な。 それは「クリーンな政治」wと…

糸電話とマスコミ報道

マスを相手取る、つまり「市場」をアテにするたてつけでの「報道」に、純粋に客観的な、というような意味での、唯一の「正解」は存在しない。 だからこそ、「言論の自由」 =free speach が保証されねばならない。 ただ、だからといって、比喩として適切かどうかは…

繰り返して「読む」、こと

本は読むためにある。だから、読んでしまった本は手放す。売れるものなら売る、求める人がいれば手渡す、そういう人がいる。 同じ本を気にいれば何度も、時を経て後もなお、たまたまめくることになった程度でも、繰り返し読む癖の抜けない自分には、やはり縁…

ポスモ難解の末路

「本当に頭のいい人は難しいことも簡単に説明できる」って主張、今から20年くらい前のインターネットで人気だったけど、最近では否定されるようになった。じゃあ、なぜ当時の主張が人気だったかというと、(たぶん)簡単なことでも難解に論じるポストモダン…

本邦ポストモダン、回顧

「本当に頭のいい人は難しいことも簡単に説明できる」って主張、今から20年くらい前のインターネットで人気だったけど、最近では否定されるようになった。じゃあ、なぜ当時の主張が人気だったかというと、(たぶん)簡単なことでも難解に論じるポストモダン…

親の蔵書や書棚のあるなし、他

もう40年近く前、還暦直前の年回りで出張帰りの空港で突然死したオヤジは、大学は出ていたけれども絵に描いたような体育会系で、「蔵書」の類はほとんどなかった。 いまはもう特養暮しになっているおふくろは当時の高等女学校出で、それなりの読書習慣もあった…

ポリコレ、の背景・雑感

自分が代表務めている組織の、そもそも何が、どういうところが社会から問題視されておおごとになってしもとるのか、ということは、やっぱりものの見事に抜け落ちたまんま、なんですなぁ、この御仁。 https://t.co/GgJ8Kl8Q7y— king-biscuit (@kingbiscuitSIU…

「関係」と「コンテンツ」化

くっきりと一人称、自分からの視点でものを言ったり画像や映像を投稿していた/できていた人が、「自撮り」的な視点、何らかの目的で「見られている自分」をその投稿にあらかじめ織り込んだ、そのこと自体を目的化したような気配を露わにし始めたこと。 おそら…