メディア

葬送のフリーレン(アニメ)・断片 & 走り書き

浪花節、なんでないか、これ (おい) 例によって唐突すぎて、わけわからんだろうが。 まあ、そもそもさらに例によって、いまどきのアニメの制作現場の論理やら現実的な条件のあれこれからして、ほとんど何も知らんしわからんまま言うとるんだから、あたりまえ…

耳で観る芝居、のこと・雑感

浪曲/浪花節が、ある意味「耳で観る芝居」的な受容のされ方していたのと地続きで、戦後の流行歌/歌謡曲の、のちに「演歌」とくくられるようなものが輪郭定まってゆく過程でも、「耳で観る芝居」的要素は案外濃厚に意識されて創られていたようにおも。要検討お…

「文学」と呼びならわされている多様な表現の形式、と、その不自由・雑感

いわゆる「文学」と呼びならわされてきている多様な表現の形式――とりあえず話し言葉も含めての言葉を介してのものに限っておくけれども、それが「個人」の「創作」としてあたりまえに認識され定義されるようになってゆく過程の外側、〈それ以外〉の部分をどのよ…

アクチュアリティ、と、リアリティ・メモ

花田清輝の言うところの、アクチュアリティとリアリティの関係について。 アクチュアリティを、一応、偶然としてとらえ、現在の偶然を踏み台にして、過去の必然と未来の可能とを弁証法的に統一したものが、現実――つまりリアリティだ」というのが、花田の説。…

とんねるず、の衝撃と記憶・メモ

前にも書いたが、とんねるずの登場は1984年当時業界では革新的だった。それまでにないお笑いタレントなのにスタイリストが付いてカラフルなK-FACTORYに身を包んだ二人は高身長でスポーツの背景があり、ルックスも華があった。「夜ヒット」では衣装で光GENJI…

新体詩と戯曲、その他・メモ

口語自由詩があたりまえになってゆく過程で、方言をその口語自由詩に反映されてゆくことも一部試みられてくるのですが、ただそれを「朗読」する場合に実際どのように発音発声していたのか、まして標準語の話しことばと混在しているような作品の場合、とかいろ…

エリジウムの作られ方・断片

暇空氏のやっていることは「ヘイト」「誹謗中傷」であるという前提のcolabo(および支援界隈)側と、住民監査請求はcolaboの公金処理等の疑惑解明のための「市民の正当な権利」という前提の暇空氏側との間で、見えている/見たい風景が全く違うわけで。 colaboの公…

翻訳フィルターへの疑念・メモ

今回のKADOKAWA改めCHIKIKAWAの件で、出版中止それ自体とは別レイヤーで危惧してることがあるのでちょっとかいとく。どうも、学者等が都合よく言語を切り替えて日本向けの情報を遮断したり意味をずらしたりして英語に疎い人々が接する情報をコントロールして…

言葉は通じるのに話は通じない

会話してもムダ、話が通じない、考え方や感じ方がまるで違って、まさに「言葉は通じるのに話が通じない」局面というのがどうやらそこここで日常化しているらしい、本邦いまどきの世間のありかた、その根の深いところでの背景や理由の一端としての「おキモチ原…

文章と映像・断片

「文章と映像」の話題がTLに流れている。以前、知り合いの編集さんから(電撃の編集さんではない)「ライトノベルのビジネスモデルは、メディアミックスを前提に組み立てられているので、どれだけ巻を重ねようとも、対象として見てもらえない、企画がどこか…

杉田水脈議員「人権侵犯」事案・メモ

杉田水脈代議士への人権侵犯認定ですが、これはニュースになること自体がおかしいです。私自身が同様のことを何度もされているので、その理由を説明します。人権侵犯は法的根拠がなく、非公開で、処分性がない手続きです。…— 神奈川県人権啓発センター(公式…

グルーミングについて・メモ

グルーミングについてネットがテレホーダイの頃にもおりましたことを報告いたします14歳のわたしが個人のメンタル系サイトのBBSに書き込んだとき、メールにて相談を受けてくれた成人男性がいます眠れないというわたしに、大人だったらセックスして眠ればいい…

新手のステマ?・メモ

帰りのバス。若い男女が、本の話をしていた。男性の方は、彼女が十分にただしく文学を学びさえすれば、自分の好きな作品や作家を彼女も同じように評価するのだとでも思っているかのように、好きな作家について話し、女性の方は、彼の推す作品の何が良いのか…

「弱者」「当事者」という甘え・メモ

これは本当に一般論ながら、『自分は弱い立場なんだから「強い」相手には何を言っても、しても許される』みたいな考えに陥るのは非常に危険だと思う。誰もが陥るリスクがあるからこそ、改めて言っておこうと思う。— HAYASHI Tomohiro (@SonohennoKuma) 2023…

映像表現とSFの関係・メモ

富野さんもそうですが、根っからの映像作家は、まずすばらしい絵が頭に浮かぶんです。そのすばらしい絵をどうやってフィルムにしていくかが勝負になります。すると、その妨げになってくるのが考証なんです。すばらしい絵をスポイルすることがしばしばありま…

ラノベ読者の高齢化?・メモ

よくライトノベル読者の高齢化が問題になってます。元ライトノベル編集だった現一般文芸編集の方もそういっておられました。が、大学で創作を教えていて思うのですが、やっぱ、ライトノベル強えなあーーーーーーーーーと。学生に好きな小説を聞くのですが、……

colabo、同●化する・メモ

【ご報告】私スルメはColaboとの和解を持ちかけられ交渉を重ねておりましたが本日決裂したことを表明したいと思います— スルメ・デ・ラ・ロチャ (@surumelock) 2023年10月17日 【ご報告】 私スルメはColaboとの和解を持ちかけられ交渉を重ねておりましたが本…

本を読まない、がなぜ悪い?

ブックオフとかで働いてみれば分かるけどYouTubeの文字だけ動画レベルのゴミみたいな本があまりにも多いし言うほど読書は人生の豊かさに繋がらないってバレてしまったのでしょう。 https://t.co/vTdyx7uZ64— まりにゃ (@mayimbesasson) 2023年10月14日 ブッ…

焼肉屋、の原風景・メモ

x.com 牛角なんかができる前は基本的に油で汚れた白衣の日本語が微妙に怪しいおっちゃんやおばはんがやってる肉の黒ずみを蛍光灯に赤いセロハン通して誤魔化しているようなのが焼肉屋だったから中年以上の子供の頃から行ってるは自慢にならんな。 飲み会の焼…

本邦ポスモの呪い、の現在・雑感

本邦80年代あたりに猖獗をきわめた「ポストモダン」のありようについて、年来の大ネタのひとつではあるので、この個人的チラ裏(死語だな)に等しい場でも、まあ、折りに触れて俎板の端っこくらいにちょいちょいあげて素材の下ごしらえくらいのことはしてきて…

Twitter騒動・メモ

Twitterが㌧㌦(こういう表記もまたすでに老害化石脳のしわざ、てなことになるんだろうが)。 かつての2ちゃんねるの「閉鎖」騒動を思い出す程度には、こちとら立派に老害化石脳、インターネット老人会のヘタすりゃ古参にカウントされるような年代、年格好にな…

氷河期世代の人生・メモ

【氷河期世代の人生】(1)圧倒的人口を誇る団塊世代(1947-50年生まれ)の子供として生まれる(2)1970年頃〜1982年頃に生まれる(大卒の場合)(3)親世代が人口が多かったのでこの世代も巨大な人口を持つ(4)親世代は言われた通り働いてれば給料が増え専業主婦も当た…

広告とテキストの関係・メモ

テキストが増えるとダサい印象が増す感覚ってどこからくるんだろう。知覚的な脳の情報処理のストレスからなのか、文化的なものなのか。日本語圏外でも同様の感覚ってあるのかな。 https://t.co/ffbTTuIj5e— ゆうてん (@cloud10designs) 2023年6月30日 テキス…

付喪神化する「思想」・メモ

ウルトラ雑に社会を考えるのに案外便利なんだよな、日本土着の神仏習合BIOS型宗教。 付喪神…基本的には古い「モノ」に宿ると言われるが、古道具はちゃんと供養するなりしないと魑魅雑鬼になる…つ話でたまに人や動物の姿を得て…っつのもありよね(分福茶釜も…

モニタ越しの「読む」のこと・メモ

電子書籍は「読む」にならんのよ……自分的には(´ω`) タブレットであれPCであれ、モニターの画面を介している時点でもう「読む」にならんのはあれ、なんでなんだろ。視線がすべってゆくというか、文字「列」としてしか認識できなくなるというか。 「書く」の…

ライナーノーツ、その他・雑感

かつて、本邦の商品レコードに「ライナーノーツ」という「解説」的なものが必ずつけられるようになっていった経緯について。 「歌詞カード」的な意味あいも含めての「解説」、ないしは収められている楽曲や音楽についての関連情報を提供するという意味での「ライ…

老人と恥・メモ

辛うじてセルフレジについて行けてる前期高齢者:親父殿(74)は「決して肯定はしないけど、店員にキレる老人の気持ちは理解出来るんだよ」と語る。「尋ねる事って恥ずかしいんだよ。自分の無知さや無能さなんか一番直視したくない。ボケが始まってたり肉体…

教養とメモの関係・雑感

いろいろあるにせよ、われわれの生きているこの社会や文化、歴史に関する理解の大枠の最低線くらいは、「大学」なり「学問」なりが、まあ、担保してくれているんだろうな、という漠然とした信頼程度すら昨今、失われつつあるように感じる本邦いまどきの状況とい…

論文ばかり読んでいるとバカになる

論文ばかり読んでいるとバカになるぞ――なんかそう言ったことがある。いつ、誰に対してだかは忘れた。けれども、そう言った時のその相手の顔つきに、明らかに軽蔑と落胆と、ああ、こいつは相手にしない方がいい物件だったよな、といういまさらながらの気づき…

雑書の行く末、のこと

大学に拉致されたまますでにほぼ3年、いずれやくたいもない雑書の山なれど、裁判の決着がどのようになるにせよ、来年3月には泣いても笑っても定年の身の上、研究室と学科実習室にあるそれら雑書古書からVHSビデオやらその他LD、DVなどのレガシーメディア再…