私は平成初期昭和の男性アーティストのラブソングが結構好きなの。彼らの曲のなかに「恥を気にする姿勢」がなくて。失恋したら病みまくるし、返信待って眠れなくなるし、格上の女に破滅覚悟でぶち当たりに告る決意固めて突っ込んでいくし。恋愛で汚れ役というか恥ずかしい役割を隠さないし嫌がらない
— 華南a.k.a 蒼子 (@richangjiluhk) 2025年2月17日
私は平成初期昭和の男性アーティストのラブソングが結構好きなの。彼らの曲のなかに「恥を気にする姿勢」がなくて。失恋したら病みまくるし、返信待って眠れなくなるし、格上の女に破滅覚悟でぶち当たりに告る決意固めて突っ込んでいくし。恋愛で汚れ役というか恥ずかしい役割を隠さないし嫌がらない。
それは別に女性アーティストもそんな曲は出してるんだけど、なんだろう。平成初期が過ぎて後期から令和になっていく中で一番変わったのは男性アーティストの曲な気がする。彼らは、恋愛で挑戦者側のポジションを降りて、派手に病むこともしなくなっていった。代わりに、「今君といられるのが幸せ」「何気ない毎日に感謝」系の歌がマジで増えた。それはそれで素敵だと思うんだけど、日常感謝系ソングが「そうのもいいよね」ポジションから、王道に上がってきたのがなんだろう。LINEとかスクショとかで恋愛の上で取るリスクが、一瞬の恥や破滅ではなくて、拡散されて、残り、笑えるものじゃなくなったっていうような世相を移してるような空気をうっすらと感じてる。恋愛の一か八かの勝負に出ることをギラギラの言葉に載せてガンガン出してくる曲を日本のアーティストが出さなくなったところで、出てきたのが後先考えず相手に突撃して闇まくり恨みまくりストーカー寸前まで行く強い攻めの愛を歌いまくるkpopでそれが大ヒットしたところから、どこに需要があったのかを如実に物語ってるんじゃないかなあって思ってみたりもする。
これは別に昔がいいとか今がいいとかの話でもないし、日本の方がダメで韓国がいいとかそういう話でもなくて単純な私の脳内の垂れ流しで、まとまりのない感想。
ただ、私は日常感謝系ソングも好きだけど、ギラギラ系お前抱きたいソングも破滅覚悟の告白前夜ソングも好きだったなあ。
なんとなく、「愛され」の価値は爆上がりしたけど「愛しまくり」の価値は別に上がらなかったから恋の勝者が「愛され側」にある現代。恋愛ソングも「愛しまくる側」は売れないのかもしれないねえ。。
いろいろ派生的に思ったり考えたりすることはあれこれあるんだけれども、まあ、それはまた追々に、と。