歴史
「思想史おたく」と、かつて浅羽通明に言われて30年あまり。思い起こせば、その時ちょっと鼻白んだ記憶は確かにある。「思想史」と「おたく」という組み合わせが、その頃はまだうまくこちらの身に響いてこなかったのだ。 とは言え、大学の学部時代、教養課程の…
人文社会系の信頼回復のためには、まず、日本語を母語とする情報環境での日本の近現代、明治維新前後から現在に至るまでの歴史や文化、経済や政治、民俗レベル含めた生活史などについての語られ方そのものがさまざまな偏りの上にあることを淡々と自覚し認識…
昔話ね平成元年に70歳越えてた大工さんに聞いたこと終戦直後大工の日当は500円お弁当は蒸したさつま芋一本その頃世田谷村の一坪が500円オイルショックの頃日当8000円手間請ってシステムがその頃出来て都会の建売大工が金持ちになった日当2万円になったのがバ…
もう現状がこうなってしまっている以上、当面致し方ないとは思うが、それでもああいう界隈のものの見方考え方を「左翼」とだけ表現するのは、個人的にはやっぱり留保しておきたいところはある。 それにはあれこれ理由もあるわけだけれども…… たとえば、少なく…
JICA大炎上になっていることをめぐって、ゆるく雑感。 JICAならJICAで、中で仕事している人がたの中には、猖獗極めているゆるふわキラキラwoke大正義な「空気」や「ノリ」に違和感抱いてる向きもいるのだろうと思う。 でも、それは、JICA本来の、そして今も大き…
note.comRT年配の人の話を聞くと高度経済成長時代も実写の時代考証が怪しくなってるらしい(朝ドラとか)あと20~30年たてばバブル期や00年頃以前の実写の時代考証も怪しくなると思う。— ユルドゥルム (@yildirimbey7931) 2025年6月20日 年配の人の話を聞く…
日本では「個人」が確立されてない、「自由」が認められていない、的なもの言い、確かに少し前までは「そういうもの」として「正しい」属性あらわすわかりやすいもの言いだったけれども、でもそれももう効きが悪くなっとるのがようやく世間一般にもうすうすバレて…
婦系図、からしてもう謎だろうしな……金色夜叉とか、忠臣蔵とか、いろいろ「一般教養」が失われつつあるわなぁ…… https://t.co/vFYVACHwnY— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2025年4月14日 婦系図、からしてもう謎だろうしな…… 金色夜叉とか、忠臣蔵とか、い…
そりゃ日本画では、当時要求されていたような戦争画は、描こうと思っても描けんかった、あるいは少なくとも描きにくかったんやろなぁ……と。 日本画と洋画のそういう「乖離」は、良くも悪くも、旧来の定型詩(つまり和歌や俳句の類)と口語自由詩の間、あるいは散…
いつの時代、どんな社会でも、ニンゲンである以上、程度の差はあれど「そういうもの」の中で生きて暮らしてゆかねばならんのよね。 で、それはその時リアルタイムではなかなか意識できず、見えないもの、だったりもするのよね。 その「そういうもの」が往々…
この「だからおもしろい」という見世物の無責任な観客気分が雑誌媒体その他の伸張と共にうっかり爆発拡大してしまったことで、あの「私小説」大誤解の経緯もその後定説化してしもたような方向に固定されてしもたところ、あったんですわなぁ。 だから、そういう…
「戦前」が「意外と豊か」という歴史認識、昭和初期モダニズム全盛時の都市部の世相風俗に特化して合焦するような習い性がここ四半世紀ほどで一般化したこと、それによって従来の「戦前/戦後」分断史観を相対化する「驚き」ともあいまってのことかと。 都市部の…
〈いま・ここ〉の現場が、どのように新たな媒体と共に分解され、再構成可能なものになっていったか、という過程について。あらためて手もとの備忘、ごくごく雑なメモとして。 そもそも文字、ないしは文字に準じるような「記録」技術の誕生というのが、その端緒…
ふと思ったが。和製サブカルとオタクの本質的な違いは、目的がモテたいなのか、自分の好きに耽溺したいか、なんだろうなぁ。自分が異性の目を気にしてる・性的な目で異性を見ているから、オタクもアニメや漫画の二次元の創作物も性的な目で見ていると思い込…
「政治とカネ」というのがあれほど未だに何らかの吸引力がある、というのも、事実としてどうこう以前に、そもそもの「おはなし」としての効きがそれほど圧倒的であり続けてきていた、という事情があるんだろう、とあれほど、な。 それは「クリーンな政治」wと…
https://x.com/tokophotoko/status/1850994620714426574 「女を買った」自慢を大きな声で話してて不快だったというポストを見て思い出した。昔、友達が男だけで東南アジアのある国に行ってそういう場所に行くことになり、いざ女の子と対面するとどう見ても未…
そうそう、カネなんすよwでね、技術屋をバカにする連中は開発にカネ突っ込めば技術は進展する、なんて寝ぼけた事を言う訳ですが、そうじゃない分かりやすい例を出しますね。例えば電池。世間じゃEV需要でやれ全個体だの湯水の様に開発費突っ込んでます↓ http…
かつての「一億総中流」というのが、実体を伴わないイメージだけのいわば「共同幻想」wに等しいものだった、というのは、すでにそれなりに学術的な検証もいろいろ施されていて、まあ、それなりの常識にはなっているし、それを下敷きにした同工異曲な本も山ほど…
趣味の物とかお気に入りの物ってハリー・ポッターでいう分霊箱みたいな役割があると思うのよね。そこに自分の想いや世界があるわけで、捨てられたり壊されたりすると魂の一部が欠損した感覚になる。 沖縄なんかだとびっくりするとマブイを落とすから、現場に…
むかしよく言われていたのは、サルトルのような現代の文学者は人間や社会の「全体」を描くところに価値があり、専門分化した「科学」に対する「文学」の価値もそこにある、ということだった。マルクスが人気だったのと同じ理由だし、 https://t.co/XnF9AZHOQ…
「だいたい、新人女子をみていると三種類に分けられる。一つは、いわゆる男勝りの勝負師というタイプ。その次はまったく逆で従順そのものの良妻賢母型。第三番目は戦後とくに増えた型として、どうせ一生この会社にいるつもりはない。要領良く適当にやっておこ…
「言葉というのは不思議なもので、これを道具として使い回せるようになってるがゆえにわれわれどうやら人間という、この地球上の生態系で極めつきにけったいで異質な生きものをやってられるくせに、何にせよ漢字ふた文字程度の間尺にくくられるような「大き…
どんなリクツ、どういう能書きや意見、考えを繰り広げようともそりゃ勝手次第だが、ただ一点、そこに「愛嬌」や「可愛げ」といったものが響いてこないのは、その書き手話し手自身に、世にある人として何か本質的な欠陥があるのだとおも。 その意見やその背後の…
教科書には未だもちろん載らず、同時代〈いま・ここ〉の報道やメディアの舞台にも、なぜか表だって言語化されず、だから本当のところは誰も確信持てないのだけれども、でも、何となく「そういうことらしい」と感じるようになっている現実の水準としての「外…
松岡正剛は、ケインズ、ラヴジョイ、その他接点があるところで見るたびにほぼデタラメしか言ってない。嗅覚はあったが博覧強記というよりお調子者の聞きかじり。高山宏も五十歩百歩。他の人々もきちんと検討すればボロが出るのでは。教養とはそういうのが見…
時代が変わり、世代も変わって「民度」があがった、野蛮な習い性は薄くなった、という論。そういう事実が体感と共にあることを認めながら、しかし同時に、それが何やら別の不自由、考えなしの現状肯定の気分を漂わせながらの場合が少なくないことが、ずっと…
誰もが平等に気軽に安価に、多様で大量の「情報」に接することのできる情報環境がうっかり整備されてしまったことと、大衆社会状況における「バカ」「情弱」「衆愚」のありようの変遷、そしてそれらの状況を「逆手に取る」生存戦略の民俗レベル含めた普遍性、の問…
結局これも文芸の系統なのではないかと思います1992年のエロゲが先ですけど、マップ(街)を徘徊してイベントを探し回る、てのがドラクエ以降の表現上のフロンティアだったのは間違いないかと昔のあの文豪なら絶対ライティングしてるよな、とかなんとなく想…
ふっと振り返れば、半世紀前の日本の学生運動だって似たようなものだったと思う。煽動する能力に長けたトップと、それに盲従する烏合の衆と。ただの烏合の衆だったからこそ、年月を経てあの騒動をマイナス面から総括できる人は一人も出てきていない。 https:…
戦前、当時の映画雑誌が家の中にあるのは、姉がいるような家の子どもだったりしたらしいこと。いわゆるサブカルチュア、「通俗」とは〈おんな・こども〉を介して日常生活に浸透していった部分が実は大きかったらしいこと。 大正教養主義的な〈知〉wのありよう…