2010-01-01から1年間の記事一覧

「聖地」チェルノブイリ「観光」資源に

いいニュース、だと思います、いろんな意味で。いや、ほんとに。 ロシア(ウクライナ、ですが)って、未だにあきれるくらいに「見世物」の感覚がまっとうにあたりまえに存在する社会、ってことを思い知りました。 ついでに、被爆した人たちのその後、まで含め…

斎藤勇太容疑者@取手バス内13人刺し事件

「小説家」というもの言いの内実自体が、すでにほとんど別のモノになってる、って現実をメディアはもちろん、世間一般はまだ正視していないようです。なので、それに「なりたい」と思ういまどきの(ビョーキの)若い衆のココロのあり方など、なおのことわかる…

ネットはケータイから@若い世代

パソコン&ネット=若い世代、の図式は一方的で、実は若い世代の中で情報「格差」が広がっている、というのは以前から指摘していましたが、ある程度裏付けられてきたようですね。iPadも何も、ニッポンのIT端末はケータイによって初めて普及し、未だそこから…

子どもの「貧困」

横浜は寿町ですから、例外と言えば例外かも、ではありますが、いまどきの「格差」だの「貧困」だののあり方を計測するものさしにはなるかと。 日本のスラムから家族が消えてゆく過程は、戦後とりわけ高度成長期に特徴的なもの、とされていたはずですが、いま…

「観光」資源としての国定忠治

「観光」目線にも世代差、「格差」がある、という好例かと。 でも、国定忠治のことは地元の人でももう忘れているでしょう。次郎長にしても「ちびまる子ちゃん」経由で名前だけは、という程度でしょうし。股旅ものや大衆小説の英雄たちが「一般教養」だった時…

パチンコ「換金合法化」論も

東アジア情勢と根深くからんで「戦後」の棘、のパチンコ問題。とうとう禁断の「換金合法化」まで飛び出してきましたね。くすぶっている「カジノ特区」構想などとどう折り合いをつけるのか。また当然、ホールへの課税をどうするのか。前提となるのは政権次第…

中国で新卒社員争奪戦が

これもまたリクルート発のニュースですね。就活関連のニュースの多くは、意識的か無意識かは別に、いずれこういうリクルート(系)のフィルタリングがかけられている現状なわけで。 国内市場には「面接スキルに踊らされるな」などと口あたりいいこと言いつつ、…

侃々諤々…

掲示板やブログ等で、結構議論になってますね、上の記事。 で、典型的かな、と思われる対立の図式を、以下、ご参考までに。 今回の場合、日本の堕落スパイラルのエンジンとしての、大学生活を軽んじる採用側と、それを分かった上で大学生活では課外活動に力…

無人販売所、御難

これ、長野に限らず、また昨日今日の話でもなく、以前から言われてたことですが、メディアの表面に取り上げられる程度に「問題」として認識されるような条件が整ってきた、ということかも知れません。ミもフタもなく言えば、社会の流動化を考えなしに押し進…

大卒就職率57.5%

東北・北海道の平均はこれよりさらに下、でしたね。何とか年内にこの平均あたりまではもってきたいですが……あと、高卒の就職率が確か15%台と壊滅的で……ということは、「進学」率もまだ上がってしまうということですよね。 大学・短大・専門学校が「就職難民…

世代間「格差」と情報環境

世代間の軋轢、ないしは葛藤、そして闘争が、すでにニッポン社会の間の本質的な「格差」をめぐって現れ始めているのは、すでに言及していますが、文字より先に、あるいは質的に先行、優先するカタチで、web環境で主体化した世代の「賢さ」がその本質について…

「新衰退国」の認識を

もとは書評の記事ですが、読んでみたくなる書評、ですね、これは。 書評で本こさえられるくらい、書評仕事は断らずにやってきたあたしですが、(理由……最低、その本がもらえる(*^^*)) こういうのは商売としての書評のガイドラインになります。 日本の「近代」…

とある「近未来」

もともとwebでの拾いものだったのですが、「危機」がどのような「不安」に裏打ちされてnarrativeとして整えられてゆくのか、を考える上で、そこそこいい素材だと思ったので。 村上龍あたりが速攻で書き飛ばしてひと商売しそうなテキスト、ではあります。ある…

毅然とした対応、とは?

こういうことですね(*^^*) さすが大英帝国、世界中を植民地にして、しかも経営的にも巧妙にやり抜けてきた体験を持つだけに。 誇りも矜恃もないヤツは、一人前として扱われないでしょうに。まともに相手してもらうためにこそ、それらは真っ先に必要なわけで…

大学の現役進学率、過去最高に

少子化+「ゆとり教育」+不況、で、大学の経営環境は間違いなく悪化している中、大学進学率だけはまだ伸び続けている、と。当然、大学の質の低下はさらに加速されて、その対応に現場は苦しみのたうちまわるうちに、「2018年問題」というカタルシスが訪れる…

「シルバーデモクラシー」の脅威

大学のいま・ここにある危機とは、単に少子化や経済状況の悪化などだけでなく、より本質的には、「大学」幻想の世代的減衰にあるかも、というのは以前から指摘していますが、この「シルバーデモクラシー」論というのも、からんでくるようで。 せめて「教育」…

「日本はまだ大丈夫」説の構造

あまりに悲観説ばかり横行している分、こういうカウンター言説も当然、出てきます。 政治と官僚のコントロールが壊れ始めてるものの、民間の、とりわけ技術面でのアドバンテージというのはなるほど、蓄積はあるし、まだ十分余力はある、という見方は理解でき…

80年代、のこと・メモ

身軽になってゆくことが必要だろうなあ、と思うようになった。 たとえば、まず本。古本道楽の雑書蒐集もそろそろ年季を明けないことには、50代にさしかかる昨今、向こう10年で取りこぼした仕事を形にすることも覚束なくなる。 いつか何か役に立つだろう、と…