2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧

町工場の熟練、その末路

老舗の鉄工所が今月で畳むとのことで「まだ働けるけど利益もそんなでないしやっててもなぁ」と。公差指定しなくても「ポンポンって叩いたらスースーって入るぐらい」とか「ハンマーで強めにカンカン叩いたら入るぐらい」とかで作ってくれる70代の超ベテラン…

群を抜く存在になりたい

群を抜く存在になりたい、目立ちたいという欲望「だけ」が前のめりに実装されてしまった物件が、いまどき「意識高い」「正しさ」を考えなしに身にまとうことがひとまず最短距離と考えてしまっているらしいこと、そのあたりの仕組みがうまく言語化されていず、既…

からあげ専門店の衰退

以前からも言っていた「からあげ専門店」の閉店ラッシュが予想通り増えててひどいんだとよ。東京商工リサーチからも発表していましたがからあげ専門店ってここ5年で市場規模は1200億円まで成長したけど。たぶん右肩下がりになると予想されています。正…

本邦人文系煮崩れの背景

いわゆる人文社会系、まあ、人文系とくくっておいていいのだろうが、いずれ本邦日本語を母語とする環境でそれなりの歴史的経緯と共に「そういうもの」として育まれてきた学術研究およびそれに付随するある〈知〉の拡がりが、ここにきてつるべ落としに本邦同…

colabo&WBPC界隈へ告ぐ

Colabo支持されてるみなさんも、批判や嫌悪されてるみなさんも、あの界隈=WBPCとか「ナニカグループ」と呼ばれてるようなラディカル・フェミニズム運動やキリスト教矯風会系の運動界隈が、どのようにして都合悪くなった「なかま」を壊して切り捨てるか、今…

「火垂るの墓」異聞

今更火垂るの墓が話題似、なっているみたいなので個人的な感想を初めて見たのは中学生の頃で隣のクラスの学級文庫に入っていた(恐らく先生が入れた)物を読んだ自業自得との想いは持たなかったが、主人公に対しては怒りしか持たなかった— 那須 銀蔵 (@Nasu_si…

地方中小企業オーナーのリアル・メモ

全身ユニクロでネギ飛び出たエコバッグを持ってそうな地味なおっさん。地方に住むコンサル先の社長だ。初代プリウスで、駅まで迎えに来てくれた。「この店うまいんだよ」ランチは吉野家だった。社員80名の会社を経営。節税のため年収は1億程度に抑えてる…

おたくセンサーを「切る」知恵・メモ

作品を鑑賞する時にオマージュ、元ネタ、共通点を拾い上げようとするのは、所謂オタクと呼ばれる人の習い性だけど、実は「そのセンサーのスイッチを意識的に切る」能力こそ養わねばならないのかも知れない。— 葛西伸哉 ラノベ作家 (@kasai_sinya) 2023年3月2…

「無法松の一生」について

*1 先日、三浦小太郎さんが、かつて自分の書いた「無法松の影」という本をとりあげて、えらくほめてくださっていたんですが、それを受ける形で、今日はその素材になった「無法松の一生」の話をしろ、ということなので、少しお話しさせていただきます。 というの…

少年ライダー隊、の挿話・メモ

「昔、少年ライダー隊の隊員だった」という人に話を聞いたことがある。彼は自転車に乗るのが上手い子役ということで、まずライダー自転車のCMに出演、これが認められて本家ライダー隊の役を得た。しかし吃音があったため台詞のある役は貰えず怪人に追いかけ…

アメリカ的労働環境のこと・メモ

アメリカ人はたしかにワーカーとしてはポンコツが多いんだけど、優秀な人はそのポンコツを集団の中で戦力にすることが上手い。苦労したから、大変な作業を自分でこなして偉い、などと考えておらず、基本的に怠けもので、自分がやらずに誰かにやらせることを…

うちの会社の留学生・メモ

弊社、毎年決まった国からの留学生が入社する決まりがあってここ十年くらいずっと必ず数人の外国人の若者がいて、2023年度の新人はモンゴルの人が3人くらい入ってくる。その中の一人が僕の受け持ちになったので色々またお話を聞いたんだけどその内容が面白か…

『ゲームの歴史』騒動・メモ

https://twitter.com/natsu_mix/status/1636233822693101568書籍『ゲームの歴史』に関しては、作者の岩崎夏海氏がTwitter上で当事者や有識者から集中砲火を浴びているが、作者の目論見は全然別の所にあるのではないかと思っており、その目論見に対しては現在…

ネコ型配膳ロボット・メモ

ネコ型配膳ロボが国内最多の10台走る千葉の漁師料理「かなや」を取材しました。ひっきりなしにロボが行き来するランチタイムは圧巻!8台導時点で、1日最大900回以上運んでいた人による配膳数が、導入前より5~7割減り、大幅な労働負荷の削減に繋がったほか、…

獅子舞やめる?やめない?のこと・メモ

togetter.com 【文化が死のうとする現場にいて】 町内会のオッサン連中で獅子舞を存続させるか話し合い。 「秋祭りに町の全戸を回る獅子舞は若者たちが受け継いできましたが、人が減って壮年者も参加せねば存続できない状況になりました。私たち次第ですが、…

大谷翔平は童顔でキレイ、問題

「大谷は童顔でキレイなイメージなので清原の時代と比べてどーたらこーたら」みたいなのが流れてきて、即座に「いやわかりやすくヤクザ風マッチョになる前の清原って童顔さわやかヒーロー扱いだっただろ」と思い出したんだけだ、この話に賛同側で盛り上がる…

おたくとマニアの間、サブカルとおたくの間

こういう〝何者にもなれなかった承認欲求モンスター〟よりも、軍ヲタはマシなんだけど。マシってだけでスペック房に留まっていて、プロでもないし研究者でもないのが多数、いわんや碩学とはとても言えない。寺田寅彦や湯川秀樹、白川静にしろ、碩学は専門分…

フェミニズムの頽廃

女性は初期のフェミニズムで「男性と平等の権利」を一通り得たはずが、どういうわけか世の中の上位層ではまだ男性が活躍していた。そこで「女性はもっと頑張るべきだ!」となるならまだ理解できたけれど、どういうわけか「差別があるから女性比率が低い!」…

サブカルのゆるふわリベラル化、について

いわゆる音楽関係、デザインやアート関係(雑だが)などだと、ほぼ無意識「そういうもの」的にゆるふわ雰囲気リベラルがデフォになっている(らしい)理由、すでに歴史的な記述が必要になっとるとおも。 音楽関係にせよ、デザイン・アート関係にせよ、ある程度の…

震災時のジェンダーバイアスの記憶・メモ

https://twitter.com/corgen1212/status/1631580979616956417 #東日本大震災を忘れない 「男はいざとなったら女を助ける」が嘘だとはっきりわかったのは311の時。当時新人だった私は会社のビル(東京)にいて、福島から遠く離れていたが激しく揺れたのを今で…

1995・幸福の科学&ブルーハーツ

大川隆法が死んだ。僕の中の1995年が、また一つ終わった。なぜ大川隆法で1995年を思うのかというと、この上なくクソッタレな形で僕らがブルーハーツを奪われた年が、他でもない1995年だったからだ。— コウイチ/koichi.um (@shuportv) 2023年3月2日 大川隆法…