地方

何かのブンガク、埼玉へ

「こちらの物件は築年数も浅いし、なんせ常盤中の学区内ですからね。あそこのお子さんはみんな優秀だから、中学受験なんてしなくても大丈夫ですよ」不動産仲介業者がうやうやしく説明する中、妻が嬉しそうに対応する。「うちは学区はあまりこだわってないの…

創価学会の原風景

創価学会はカルトと断じる人が多いけど、貧しい人たちが集うゆるい互助組織という印象の方が個人的には強い。なんでそう思うかというと、学会員である庶民たちが助け合って暮らす様子を日常的に見ながら育ってきたからだ。… pic.twitter.com/YSlvZpf0kY— 西…

焼肉屋、の原風景・メモ

x.com 牛角なんかができる前は基本的に油で汚れた白衣の日本語が微妙に怪しいおっちゃんやおばはんがやってる肉の黒ずみを蛍光灯に赤いセロハン通して誤魔化しているようなのが焼肉屋だったから中年以上の子供の頃から行ってるは自慢にならんな。 飲み会の焼…

不在幽霊留学生、の懸念

在籍しとることにはなっとるみたいだが、本邦には来とらん幽霊留学生ばかり、未だ懲りずに山ほど増やして、ほんまにどないするん? 来年度からクォーター制導入して、さらに留学生増やして、こちらから留学する若い衆も増やして、とまあ、なぜか夢ふくらみま…

西日本型都市、のこと・メモ

西日本に旅行客が多いの、「西日本型都市」みたいなのがあって、以下のものを兼ね備えてるのでは、みたいなことボンヤリ考えている。・お城・観光地の公園や庭園・空洞化してない中心市街地・アーケード街・路面電車/地下鉄に類するもの・市街地にある公立の…

「歴史家」とクレーマー

どこかの郷土博物館だか民俗資料館だかの歴史学者の館長と、地元のいわゆる郷土史家みたいな御仁がバトってるらしい、という話。自分で調べてみないと何とも言えない。せめて両説の根拠となるところくらい書いてくれ。体験談で言うと「私の説を聞いてくれ」…

グレた友だちのこと・メモ

小学生の時に仲良かった女の子が中学でグレて、中3で少年院。 出てから偶然道で会った。 誘って家に来てもらった。 お菓子とお茶を出しただけだった。 派手なネイル。 ニコニコしてた。 あの子が中1の時にやってきた新しいお父さんに無理やりセックスさせら…

点と線、そして面への道行き・雑感

前世紀のもの、それも半世紀もそれ以上も前のものも当然に〈いま・ここ〉として読むような日々をずっとしてきていると、かつての雑誌に当時の無名の若い衆として掲載された署名記事が、昨今の情報環境の有難さ、検索してみると、のちに名のあるあんな御仁こ…

毒親の記憶・断片

これ、書いたらミュートするから反応できないと思う(傷つきたくない笑)小学校三年生の時だ。笛吹きケトルの音が鳴り止まなくて、きっとお母さんが泥酔して火を消し忘れたんだと思ってキッチンへ行った。案の定シンクにもたれて酔い潰れてた。火を消して「危…

マイルドヤンキーの更にマイルド版?・メモ

今の地方の若者って「マイルドヤンキーの更にマイルド版」という一大勢力があると思う・見た目は奇抜でないがオタク風でもない・性格は純粋で穏やか、人に優しい・二次元はかなり好きで詳しい・アウトドアも割と好き・コミュ力は高めでよく話すこれに新たな…

住宅の終活、の未来予想図・メモ

マンションの終活がTLに流れてきましたが、大前提として、50~80年後、2070~2100年の日本を想像する必要がありますシュリンクしていく日本では人口密度の片寄りが大きくなり、戸建中心のエリアは、公道を維持できず接道義務が満たせなくなり、既存不適格、…

「役に立つ」図書館・メモ

地元図書館で配架手伝いしたけど、「”田舎は何もない”は、都会(の価値観)から見て何もないだろ?実際はあるの!」と言う人の気持ちも少し分かったわ。俺的には「アレもコレもない図書館」だが、老人達は俺が名前も知らん作者の時代小説を山ほど借りていく…

地方中小企業オーナーのリアル・メモ

全身ユニクロでネギ飛び出たエコバッグを持ってそうな地味なおっさん。地方に住むコンサル先の社長だ。初代プリウスで、駅まで迎えに来てくれた。「この店うまいんだよ」ランチは吉野家だった。社員80名の会社を経営。節税のため年収は1億程度に抑えてる…

獅子舞やめる?やめない?のこと・メモ

togetter.com 【文化が死のうとする現場にいて】 町内会のオッサン連中で獅子舞を存続させるか話し合い。 「秋祭りに町の全戸を回る獅子舞は若者たちが受け継いできましたが、人が減って壮年者も参加せねば存続できない状況になりました。私たち次第ですが、…

ラジオペンチの値段から・メモ

私が子どもの頃の、もう40年も前のこと、ペンチ(ラジオペンチ)は1つ数百円した。その価格は納得できるものでもあった。ペンチが日本で年間に売れる数は決まっているだろう。1つ作るのにどれだけの手間と時間がかかって、職人の人件費を・・・などと考…

樺太、終戦時の記憶・メモ

先日お邪魔したご高齢のお客さん宅。色々な作業が終わって、お茶を頂いた時に、自分の出身を聞かれて、お客さんの出身も聞き返したら、ちょっと難しそうな顔になって、「北海道だけど、今は無い。」と。なので千島か樺太かと思い、「樺太ですか?」と答える…

留学生の不適切入試の疑いで混乱する札幌国際大学

ルポ 大学崩壊 (ちくま新書)作者:田中圭太郎筑摩書房Amazon■ 不適切入試を学長が告発、理事長は反論 「運営法人側が助成金を得る狙いで不適切な入試を行った」 札幌国際大学の当時学長だった城後豊氏は、二〇二〇年三月三一日に札幌市内、北海道庁の記者クラ…

ラーメン屋転生譚

大学時代の親友、20年弱ぐらい勤めたパチ屋で手抜きとサボりしかしない新人を叱責したら、逆にそいつが「パワハラを受けました」と本部に訴えて、クビ同然に職場を去る事になったそうな。なんというかまあ、実に現代っぽいというか、しょーもない馬鹿馬鹿し…

いなか、の小金持ち今昔

ワイも田舎が嫌で都会に出てまた田舎に舞い戻ってるタイプの人間なんだけど「地方の小金持ちが文化や共同体にお金を出さなくなった」というのは確かにあると思う。ただその理由は小金持ち側にも庶民側にも双方あると思ってる。— 野瀬大樹 (@hirokinose) 2023…

実家にて(令和5年 正月)

久々に実家に帰ると、YouTubeばかりみて謎の陰謀論に染まった高齢父がディープステートやロスチャイルドという単語を発し、自然派に染まった高齢母が怪しい高齢有機栽培健康食品を差し出し反ワクを唱える。部屋隅には埃を被った夢グループのダンボールが落ち…

パソコンショップの時代・メモ

なるほど、今、話をしていて、そもそも当時はパソコンショップなど恐ろしく少なく、学生はみんな貧乏だから、そこの店頭展示品でプログラミングをしていた。そして、そのPCショップがソフトハウスとしてテイクオフしていった、というプロセスそのものが想像…

ええもん見させて貰ったハナシ

土曜日の話Y31でセブンの駐車場入ったら突然オデッセイのおっちゃんに「兄ちゃんええ車やな!俺も二十歳の頃全く同じ色の後期セドリックグランツーリスモSV乗っとったで!!」って話かけられて、えマジすか!!ってなったんだけど、家近くだからってわざわざ…

高知競馬の奇跡・メモ

高知はまず2002年に廃止の話が出て、翌年に県と市が累積赤字88億円を負担(帳消し)したという判断がすごい。当時から競馬場を存続させる理由が「雇用」「地域経済効果」なのも一貫している。それでも単年度赤字になれば廃止という背水の陣。そこに現れたの…

いなかのヤンキーのしあわせ・断片

地元の16とかで子供産んでるヤンキーカップル、2人で長距離ドライバーやって月収80とか稼いでる。でかい一軒家建てて週末は地元の連れと庭でバーベキュー、正直奨学金借りて大学行って都内のうさぎ小屋並みに狭いマンションをローンで買い、30過ぎて不妊治療…

小沢一郎の転落・メモ

小沢一郎さん支持者・日本改造計画や93年の自民離党以降の政治行動を支持した方・09年の西松建設以降の検察(=国家権力)との戦いを見て支持した方民主党政権が出来て間もない頃まではこの2つの支持者のバランスがうまく取れていると感じたものの、10年の代表…

あるテキヤのおもひで・メモ

高校生の頃、テキ屋(祭りや夜店の屋台)で夏場だけ毎年アルバイトしてた。水ダウで小峠が「テキ屋インチキ説」を掲げていたが、大半はあんなもんじゃない。ああいうのを見て当たりが出ないくじ引きなどに全財産を使ってしまう子供などが出ないように、闇を…

政治と宗教(団体)と秘書の関係・メモ

「政治家の妻」として参加した勝教連合の会合で拒否感を抱いた私ですら、政治家となった以降もそこそこの数の宗教団体に顔を出している。党への活動報告書には「主な支援団体」を記入する欄もあり、反社会的団体でない限り、宗教団体ともむしろ濃い関係を築…

2022年 参院選における10代の動向

参院選が終わりましたね。本日は塾講師の立場から見た今の中高生の政治観のお話。東京の政治感度の高い中高生が集う恵まれた環境で教えています。学校ではないので、生徒や卒業生と比較的自由な政治談議をしています。その中で感じた、東京の中高生の政治観…

デコトラの来歴・メモ

水産商品輸送用のトラック輸送の需要は戦後拡大するが、海からの塩分を多く含む風や道路に撒いてある凍結防止剤の影響でよく錆びた。そのため、寒冷地の八戸や石巻などではステンレス板で補強していた。だが当時のトラックの運ちゃんは荒くれ者。補強ついで…

東京と田舎、向都離村の現在・メモ

文系オタである辺境の越後人としては、「あったいいなと思うものが色々」というところ。美術館とか、図書館とか、映画館とか、大きな本屋とか、こだわりの本屋とか、ブックカフェとか、そういうもの。山や海の側に住んでいるけど、あんまり興味もないのが正…