小学生の時に仲良かった女の子が中学でグレて、中3で少年院。
出てから偶然道で会った。
誘って家に来てもらった。
お菓子とお茶を出しただけだった。
派手なネイル。
ニコニコしてた。
あの子が中1の時にやってきた新しいお父さんに無理やりセックスさせられていたのを知ったのは大人になってから。
何も知らない高1の私は、家でお茶とお菓子出して
「元気だった〜?もうケンカとかせんでよ」
など話した。
それからどちらが誘ったのか、中学校に遊びに行った。
保健室の綺麗な女の先生が
「へぇ!二人ともタイプ違うのに友達やねんな」
と言うので、私と彼女は
「「へへへ」」
と笑った。
不良は苦手だったけど、小学生の頃の、自己主張と正義感の強い彼女を知っていたし、いつも自信満々で「かっこいいな!」と思っていたので、不良になった彼女のことは怖くなかった。
女子同士のややこしい揉め事を仲裁してるのも見たことあった。
ずっとなんで不良になったんやろなぁと思っていた。
小6のときに家に泊まりに行ったときに布団から顔だけ出して
「もうすぐ新たしいお父さん、来るのよ。お父さんがいる生活って、どんなんかなぁ。楽しみ」
とニコニコしていた彼女を思い出す。