統一協会・原理研の思ひ出・メモ

 1980年代に大学生だったが、原理研こと統一教会は、東大や慶應とかに蔓延ってて、学生たちを巧妙に誘い込む手口が恐れられていた。洗脳され信者になると、アパートに集団で住み、朝から晩まで働き、働いて得た金は巻き上げられる。心配した家族が取り戻そうとしても、「悪魔め」と怒り出し帰らない。


 友人のひとりがそんな状況になり、どうしたんだと誘って話を聞くことにした。先輩や友だちと連れて来ると言ったがそれは止めてくれと頼み、私なりになんかできないかと話を聞いてみた。薄汚れた服で現れ、ニコニコと教義を語るその姿に、洗脳とは恐ろしいな。すへで流してまっさらにするんだなと。


 つてたどって専門家にも相談してみたが彼らからも「あなたが人生をかけるならば脱会できるかもしれない」と言われて諦めた。カルトだろつが、やはり本人の意志なんだから、それは尊重すべきなんだろう。いろいろ後悔はあるが、どうしょうもなかった。と言い訳している。同じことを思っていた人たちも


 たくさんいたんだろう。90年代になって芸能人を広告塔にした霊感商法統一教会が派手に行うようになり、それが週刊誌やテレビで取り上げられるようになった。女優として活躍していたアイドルが信者となり引退した件。作家の飯干晃一が娘を脱会させた件。カルトや洗脳の恐ろしさがわかったと思ったが


 その後オウム真理教事件が起きて霞んだ面もあるが、カルトと言えば統一教会。洗脳による信者獲得や霊感商法がなぜ野放しにされ、警察が捜査せず、弁護士やジャーナリスト、今議員やってる有田さんとかが命懸けで訴えていたのか、その当時は不思議でたまらなかったが、自民党統一教会が食い込んでると


 なるほどなぁと思った。アニメ誌「OUT 」やサブカル誌で「壺売り」がネタになるぐらい、オタク界隈にも蔓延っていたのに、なんで社会問題にならないんだろう。地方から出てきた大学生や社会人に近付いて、金づるに仕立て、集団結婚させて、一生家族ごと搾取していく。こんな恐ろしいことあるのか?


 あれだけ日本中が「統一教会霊感商法の悪どさと洗脳による信者獲得」について問題視したからね、それ以降はカルトへの警戒心は国民に根付いたんだと思っていた。カルトが政治に食い込む恐ろしさについてもさ、90年代には自民党議員も含め、わかってたと思うんだがね


 だから、平気で統一教会とのつながりをオープンにして、ましてやビデオで参加しちゃうとか、正気の沙汰とは思えなかった。国のトップになっても、関係切らないの? むしろカルトの意向に沿った政策を取り続けていたるんじゃない? って第二次安倍政権の流れを見ていたんだがね。


 なんか、こんな形で統一教会の名前が出てくるとは思わなかったが。80年代90年代辺りを思えば、政治家がカルトに対して警戒心を持ってくれていると思い込んでいたのが間違いなのかな。セキュリティの面ではカルトは恐ろしいんだがな。銀英伝でのカルトの描き方とか割と影響受けていると思うんだよね。


 同じ頃に大学にいた人らの意見を聞いてみたいな。統一教会の東大や慶應への食い込みはすごかったし、勧誘されたエリートたちはその後どうなったんだろう。ヒラ信者との扱いを変えて、オウム真理教のように中枢へ食い込ませようとしていたのか。この辺調べると消されるレベルだと思うが。


 彼らは卑怯で、統一とか原理とか名乗らずにボランティア活動や友だち作りのサークルと近付いて、寂しさや親切心につけ込んでくるのが、腹立たしかったなとか。今は「世界平和統一家庭連合」と名前を変えていたはず。純潔教育や家族の価値とかその辺の言葉を使って親しげに話されたら要注意かなと


 伸びてしまっているので書いておくと。洗脳は囲まれてされる状況を作られたら、どんな人でもかかってしまうと思った方がいいので。自我が強いとか、論破できるとか、そんなの当てにならない。危ないと思ったら、その人たちと距離を取る。近づかないしかない。気をつけてください。

 1980年代の東北大もけっこう原理研いましたけど、自治体が民青系だったり左翼過激派の残党みたいなのもいたりしたので、原理研は見つかると叩き出されてましたね。
 筑波と青学はかなり原理に食い込まれてるという話は聞きましたが、実際はどうだったんでしょうね。

 筑波は原理研は居たけど、たぶん第一学群に跋扈してて、第三学群だった私の周囲にはあんまり影響はなかった。現代視覚文化研究会原理研をネタにした漫画や動画を作って笑っていた方が記憶に残っている。


 と言う私は当時はバグワン・シュリ・ラジネーシに染まっていたかも知れないけど。(笑)

 89年東大入学ですが、まったく同じ印象です。幸い交友範囲に取り込まれた人はいませんでしたが、学校そばに「原理カフェ」と呼ばれていた拠点もあったり、現実に存在する脅威でした。まだそのころはオウムは「おもろいやつら」の扱いでした。

 そうなんですね。私は東大の人から勧誘を受けました。勉強サークルがあるから来ないみたい話で、時間がないので断ったんですが。信者になった友人は慶應絡みで誘われて。慶應在学の友人に確認したら「それは原理」って言われて、そこら中に蔓延ってるのに気付きました。

 民青x原理研の戦い 同級生は民青入って消息不明 一年で退学して創価大に入り直した奴もいた 原理研ってサークル棟に部屋持ってた気がする

 浪人していた友人が予備校で勧誘されました
 一度会いましたが取り憑かれたような瞳は尋常じゃなかった
 親が入院させても信仰は変わらずだったのが、たまたま目にした上の人の腐敗で汚いと憤り、憑き物が落ちたように自ら戻って来てホッとしたのを覚えています

 80年代、東京の私大に通ってました。その頃キャンパスは統一教会第三文明創価学会)、民青(民主青年同盟)の入れ食い状態でした。地方出身で実家が太い学生を狙った勧誘が横行。朝日ジャーナルがカルト特集をやってましたね。スキーやテニスのシーズンスポーツサークルが隠れ蓑になってました。

 90年代初めの慶應でもオウムとともに原理研もかなりのものでした。高校の同級生がやられ、身近なところで被害が出たことにショックを受けました。

 御茶ノ水駅前とか、様々な駅前で、若者が募金活動をしていて着るものが薄汚れていて(そんなの考えてる暇がなそうな)その必死さが異様でした。あれは原理だから、募金してはダメとどこからともなく言われてたけど、見なくなりました。

 原理研 忌み嫌われておりましたね

 学生の頃、構内に「統一教会の花売り娘にだまされるな」という貼り紙があった。

 安倍晋三元総理に対して、統一教会と親密な関係を築くよう「示唆」したのは竹中平蔵議員だと聞いたことがありますが、実際のところはどうなんでしょうか

 旧統一教会原理研究会の話。大学時代、キャンパスに「原理ストリート」と呼ばれる通りがあり、そこは原理の勧誘に頻繁に出くわす場所とされていた。


 大学1年の時のクラスに時々話す学生がいたが、彼女はほどなく授業に顔を出さなくなった。それから半年後、夕暮れ時に原理ストリートを歩いていると、後ろから誰かが駆け寄ってきて声をかけてきたので振り向くと、彼女だった。


 彼女は勧誘の決まり文句を口にし始めたが相手が私だと気づくとはっと驚いて顔色を変え、植え込みの向こうの薄暗がりに逃げるように去っていった。それ以来彼女には会っていない。


 信者に勧誘されるタイミングはだいたい決まっていて、こちらが疲れていたり落ち込んでいたりしているような時だった。元気なときには全く声をかけられず、彼らの相手の状況を見分ける感覚には舌を巻いた。


 学食で一人で食事をしていると楽しげな集団に囲まれて声をかけられ、実は勧誘だったということも少なくなかった。生協書籍部で一人で本を選んでいると隣に立って話しかけてくる女性がいたが、彼女は学生の間でも有名な信者だった(冒頭のクラスメートとは別人)。


 ちなみに冒頭のクラスメートは、地方の公立高校を出て上京してきて、本当は歴史が好きなのに理系に入ってしまったと言っていて、そういう境遇が似ていたので私と話す機会が多かったのだと思う。彼ら彼女らは、そういった人間の「寄る辺なさ」を嗅ぎ取る能力に実に長けていた。


 原理研は、つい入ってしまいそうな名前のサークルや、一文字違いの学生新聞なども展開していて、さしずめ、学生生活の至るところに原理ありといった風情だった。マーケティング、というか、今で言うところのUX設計、アフォーダンス、あるいはナッジか。


 その後続く時代も、思えば、新興宗教の時代だった。我々はオルタナティブを求めざるをえないほど追い詰められていたし、オルタナティブを求められるほど豊かだった。