文章と映像・断片

 「文章と映像」の話題がTLに流れている。以前、知り合いの編集さんから(電撃の編集さんではない)「ライトノベルのビジネスモデルは、メディアミックスを前提に組み立てられているので、どれだけ巻を重ねようとも、対象として見てもらえない、企画がどこからも出てこない作品は、失敗作です」と言われたことがある。その後に続けて「逆を言えばメディアミックスに頼らずに採算が取れているから、巻を重ねているわけで、これは小説としては成功だと思います」とも言われた。ライトノベルと映像化は、切っても切れない関係性があるし、そういうビジネスモデルで動いている。それは否定できない。


 しかし、だからといって「それに従え、それ以外の選択肢は無い」なんてことはないわけで、私は、選択肢はいくらでもあるし、その自由度がライトノベルを成長させ、維持させてきた。と考えている。とにかく面白いものを創り出せば、それが実績となって道を作っていく。論は百あれど、すべて道の後追いだ。