広告メディアとしてのTwitter・メモ

山本一郎さんの動画を見て、
Twitter社(特にTwitterJP)ってそんな広告の基礎みたいなことも知らんのか」
ってあんぐりしたから言うけどさぁ…


基本、「明確に探してる」層はTwitterで商品や悩みを検索しないのよ。


一部のエンタメや出版・作家業を除いて、商品を探すことに使ってないのよ…


もし、広告業として効率よく立ち回りたいんだったら、それこそリクルートやカカクコムみたいに
「すぐに何らかの商品がほしい明確層・顕在層のためのサイト」
で良いのよ。


エンタメとか言論とかやらないで、
「販売店と直接つなぐようなサイト」
に特化したらいいの。


事実そういうとこは高収益だし


事実ね、カカクコムはすごく効率よく利益を上げてる会社ですよ。
営業利益率なんて10%〜15%もあれば優良と言われてるけど、34%とかいうイカれた数字が上がってる。


効率よく商品を買う人にリーチできてないと、こうはならんのですよ。
取りすぎや、広告依存による浮き沈みはあるかもだけどね


「じゃあ、すぐに買う顕在層を囲い込まないテレビや電通みたいなタイプの広告ってなんなんだ?」
というと、雰囲気作りです。


将来、商品を買う人のために、ブランドイメージを植えつけたり、ライトユーザーに最新のトレンドを紹介して消費してもらったりするモデルです。


高単価商品に多いやり方


テレビのCM思い出してほしい。テレビが広告してるものの多くは高い商品
・保険
・車
・マンション、マイホーム
・通信
などは1件決まると大きいから、浅く広く広告打つ。


業者によっては迷惑電話や強引な訪問までやる理由は、一人買ってくれたら残りに嫌われてもいいから
twitter.com/tm2501/status/…


「じゃあ、すぐに買う顕在層を囲い込まないテレビや電通みたいなタイプの広告ってなんなんだ?」
というと、雰囲気作りです。


将来、商品を買う人のために、ブランドイメージを植えつけたり、ライトユーザーに最新のトレンドを紹介して消費してもらったりするモデルです。


高単価商品に多いやり方


これは大昔にレオパレスで働いてた人に実際聞いたけど、
「水をかけられるぐらい迷惑がられたこともある」
「でも、夜遅くの訪問の方が都合があって、嫌がられなかったケースもあるからとりあえずやってみる」

twitter.com/tm2501/status/1593704363817865216


閑話休題
ネット上の言論プラットフォームは、この出版やエンタメを除くと、リクルート・カカクコムよりもテレビ・電通


データ分析すれば、趣味やキーワードで大まかな年齢層や男女はわかるから、
「将来的に買うであろう大きな買い物」
を潜在層として宣伝したら良かったのよ…それだけ

グーグルの広告がしたのは
「キーワードからニーズを逆算する」
「よく検索するものから年齢や居住地に合わせた広告を出す」
というやり方。


Twitterも本来ならそれができたはず。
しかし、「そもそもユーザーが持ってる思想を変えてよう」というよくわからん方に走った


プラットフォーム系のサイトは
ビッグデータ活用によるマッチング」
こそが肝になるのだが…なぜか、昔のニコニコ・はてな・イーロン前のTwitter
「ユーザーそのものが広告と合わないから変えろ・排除しろ」
という方向に走った。


それで成功した事例があるなら教えてほしい。基本失敗してる


ニコニコは最近になって、
  「エンタメ自体が好きなら、直接課金してもらえばいい!」
  「広告も、投げ銭したくなるような盛り上がってる動画にしよう」
  「ユーザーが別業種の広告と合わない人でも、ニコニコの売上に貢献する」
と気づいたから、そっちで力を入れてる。


Twitterも本来そっちなのよね


エンタメは他の広告と相性が悪いことに加え
「最大の顧客が、ほとんど業者みたいな個人」
なのよ。


一番マンガ読んでるのはマンガ家だし、
一番動画を見てるのは動画投稿者なのよ。


だから、そういう人が宣伝や作品制作に使いやすい環境を揃えて、彼らとフォロワーたちに課金させたら良かっただけ


つまり、Twitterがやるべき広告は
Google的なビックデータを活かしたマッチング」
「テレビ的な年齢層や性別から逆算した【潜在的に買うかもしれない高額または最新商品のゆるい宣伝】」
と、
「ニコニコ的なオタクが自分の遊び場を維持する会費としての課金・投げ銭
だったのよ。いや、マジで


予想の斜め下すぎて、ややイキリ気味に…
「広告やビジネスモデルについてちゃんと考えたことのある人ならみんな薄々わかってること」
を書き連ねたけどさぁ…。


なんで、年収1200万円でバイリンガル集団のTwitter及び各現地法人がこれをわからんかったorやってないのかが最大の謎。