節子、だからそれ、「昭和後期~平成初期」あたりで認識固定されたまんまってことなんや、本邦フェミジェンダー系界隈の認識が。 https://t.co/Xr1weSYZXy
— king-biscuit (@kingbiscuitSIU) 2021年11月26日
フェミジェンダー界隈の主戦場のはずの領域についてでさえも、〈いま・ここ〉が見えないまんまでずるずる30年ばかり、というのはこれ、本邦リベラル界隈のズレそのものと、ほぼシンクロしとるんと違うん?(´・ω・`)
昭和後期・平成初期の認識で止まっているのは「誰なのか?」というのが気になるところで。
アレ集団の指導的・教祖的、或いは「聖典を書いた」人々がだいたいそのくらいの世代で、その聖典を有り難がってる人々も「古い聖典」で考察が完了してしまっている、とかなんだろか。
昭和後期、平成初期で認識が固まって(評価を固定して)いるんだとしたら、その評価を固定させた人々は若く見積もって当時20代から40代、今50代から70代か。それからの30年間でエンタメ領域は大きく変わってるからなあ……。
だいたいのジャンルが、第一想定(表向きの標的読者・視聴者層)と第二想定(グッズや展開物に無尽蔵に金を突っ込む購買層)を持つようになってる気がするし。例えば平成ライダーやウルトラマンがそうだった気がする。
特撮系、特に仮面ライダーは、元々は「少年漫画」だし、バトル系特撮は「少年の消費するコンテンツ」から始まってるんだけど、平成ライダーとかは「息子と一緒に見る親(母親)」を第二想定にしてて、ライダーや周辺登場人物をイケメンで固める路線を確立してた。
結果、建前としての第一想定は引き続き「少年・児童」なんだけど、財布をがばっと開く第二想定を鷲掴みするために「イケメン・大人にも響く骨太で重厚な設定やストーリー・ギミックが凝ったガジェット(玩具)」とかという二重構造が(ry
魔法少女なんかは、本来の第一想定は「少女・児童」だけど、これまた無尽蔵に財布をがばっと開く第二想定に「大きなお友達」が設定されてる。これは、特撮なんかで敵に「セクシー女幹部」が配置されてたりするのとも繋がってそう。
ここらへん、「子供向けコンテンツ」って、昔は儲からなかったって聞いた。昔ってのはもう40年くらい昔w テレビアニメは再放送はあっても円盤(などまだない)にならず、グッズの並列展開も作品を選ぶ。超合金やプラモが登場する以前、第二想定が飛びつくグッズはあまりなかったし。
が、VHSや円盤の普及で「金を持ってる奴が放送済みの同じ内容のコンテンツ」を買うようになり(80~90年代以降)、メディアミックスでグッズが作られたり、さらに2.5次元舞台とかのより「集中的に金を使う層」からかっぱぐビジネスモデルが(ry
そのうちに、「掲載誌」と「作品傾向」と「読者のジェンダー」はどんどん混沌としていった。やおい=BLが金の卵として広く認識されたのも大きかったと思う。少年しか登場しない少年漫画が、腐女子のオカズになった(言い方
「テニスの王子様」「黒子のバスケ」、例えばここらへんはもう実質「第一想定読者も女子なんじゃないか」という気がしてくるくらい女子受けしてるけど、掲載誌は「週刊少年ジャンプ」で、嘘でも少年漫画扱い。でも間違いなく金ぶっこんでくるのは女性読者だと思う。
そして、もう今更誰も「少年漫画を女が読むな」とか言わない。「少年漫画を女が読むななてはしたない」とかも言わないと思う。
これは逆も同じで、「女子が自分を投影して幸せを妄想する」系の作品群も、それが面白ければ男子がグッズやコミックを買うとか当たり前になってる。
作風のクロスオーバーというか、「少女漫画的な作風のコンテンツが男子向け」「細マッチョイケメン(しか出てこない)作風のコンテンツが女子向け」とか、かつての「少年漫画は男子が読む」「少女漫画は女子が読む」とかの区分けは、もうほぼ破壊されてる感ある。
そういや最近「俺物語」を再読してないので、たまってる新刊と仕事が一段落したら原作のほう読み返そう。あと、「ハチミツとクローバー」は電子版外伝も含めて頭から再読したい。アレ、「3月のライオン」のゲスト出演回と繋がってるしな。