掲示板やブログ等で、結構議論になってますね、上の記事。
で、典型的かな、と思われる対立の図式を、以下、ご参考までに。
今回の場合、日本の堕落スパイラルのエンジンとしての、大学生活を軽んじる採用側と、それを分かった上で大学生活では課外活動に力をいれる学生という構図があるわけだが、そうではなくて、大学に集中しても好ましい人材に育たないという現実が、採用側の課外活動重視を引き起こし、大学3年からの就職活動につながっていくことが分かっていないのだ。
そもそも俺も、もうすでに採用側に並んでいるわけだが、俺から言わせてもらうと、まず高校生活の試験、解答用紙、その他の評価などを見せてほしい。
その上で、大学入学時から毎月1度、10分程度来てもらい、大学3年からはインターンとしてきてほしい。
そのかわり、流行っている形式、つまり、どっぷりインターンではなく、週2回程度でOK どこかで3ヶ月ほど毎日来てもらいたい。それはなぜかというと、大学4年間遊んできて、個性だ、自由だ、自分の道だとアホになってきたやつを今さら教育することが不可能だからだ。
採用はギャンブルみたいなものだよ。採用後1年間で大人になってくれなければ、もうやめてもらうしかない。それを自分からは言い出せないから、ドンドン辞めたくなるであろう方向へ持っていくしかなくなる。
もう決めてるんだよ。
でも本人がやめるっていうのは半年ぐらいかかる。
本人にとってもかわいそうなんだ。
入社すぐやめたなら、まだまし。
入社前にやめたなら、もっとまし。
1年働いたOLがやめていくとき、
自分の気持をよく確かめて、何でもいいから改めて頑張れ!
といったら、なんて言ったか。
「私、 こういう風(会社員としてルールの中での生活)に生きていきたいのかどうか、 分からないんです。」
俺はもう可哀想としか思わなかったよ。。。
わからないまま大学まで出ちゃって、どうしちゃったんだろうかなぁと。
せめて大学入ったら分からせてあげないといけない。
何をどうやって自分が生きて行くのかを。
アホみたいな採用システムの1次被害者は学生。
でもその結末は、日本の堕落でしかない。
大学入ったら、鬼教官みたいな教授が出てきて、
お前みたいなカスは社会では通用しない。
道端で野垂れ死にしたくなければ、これを死ぬ覚悟で勉強しろ!
それが嫌なら、今すぐ違う大学に入り直すか、社会人として生きていけ。
これが必要。
出た出たw社畜化教育w
企業が組織で成果を上げる以上、個人の「個性」「自由」「自分の道」ばかり尊重できないのはわかる。しかしそれら自己実現欲求はマズロー持ち出すまでもなく人間の欲望なわけで、それらを「アホ」と断じて「一年間で教育」するって姿勢で迎えられた個人は、果たして生産性上がるんでしょうかね。
個人の「個性」「自由」「自分の道」が組織の方向性にたまたまフィットしていた場合に採用するべきで、採っておいて後から教育なんてのはミスマッチ以外の何物でもないと思うけど。それ、やられる方にしたら洗脳されてるとしか思えないだろうよ。 実際、そのOLは違和感もって退職してるしw
「会社のルールで生きたいかわからない」のは当然の感覚でしょう。希望が通じない配転、「みんながやるから」残業する同調圧力、意味不明な髪型指定など有形無形の日本のworking cultureが絶対的に正しいわけじゃない。
結局自分がそんな文化に染まる会社で働きたいか、「個性」「自由」「自分の道」を叶えられる環境で働くか、見極めた上で会社に入るべきだったんだろーね。そこに関しては「天は自らを助く者を助く」って感じで自己責任だがw
後者は、大学で社会学あたり(それも宮台以降の)をかじった形跡ありあり(*^^*) 「社畜」って佐高信が広めたもの言いのはずですが、こういう文脈で「社畜」を使う方々は、佐高信をどう“評価”しているのか、尋ねてみたいものです。
「「個性」「自由」「自分の道」を叶えられる環境で働くか、見極めた上で会社に入るべきだったんだろーね」ってあなた、どうやってそんなもの見極めるのか、と小一時間……(以下略)。
「生きる」ということは、たかだが自分ごときが選べる選択肢の範囲内に予定調和で進んでゆくような現実ではないらしい、ってことについての、前向きなあきらめを早いところ持ってしまうこと、が、どうしてここまで先送りにされてグズグズなのか、ってのが謎です。自意識肥大、ってもの言いも漠然としていますけど、でも、イメージとしてはわかりやすいんで結構使われるんで乗っかりますが、そういう自意識肥大、昔だったら「アタマでっかち」(笑)のひとことで片づけられるような手合いが、もまれもツッコミもされずに二十歳前後までうごめいている不気味さ、ってのは格別です。