情報環境

自意識や自我はキモい、のこと

自意識や自我そのものがキモい、という感覚もなにげに広まりつつあるのかもしれん。 「責任感のない言葉ほどダサくてキモいものはない。本当にダサい。自分の言葉に責任を持たずに世に投げはなつ腐れ外道。こんなにも受け取る価値のないものはこの世に他とな…

学校以外での「作文」教育・メモ

一連のポスト、「日本では文章の書き方を学ぶ機会」が学校の外にあるということをも踏まえると、「自由を与えられて一律の同じ内容しか書けない日本人が、山ほどの創作物を生み出してもいる矛盾」… https://t.co/MWYsrjYIlw— 加藤AZUKI (@azukiglg) 2024年12…

本は背表紙

本は背表紙が命なんだな、ということを近年、あらためて思い知り続けている。 もう少していねいに言うと、背表紙とその並び、配列のしかた/されかたが大事、ということではあるのだが。 まあ、これもある程度以上、おのれがこの世に生きてある間にはとても…

母親がパソコンを捨てた

母親がパソコンを捨てた。もうパソコンはやらないのだと言う。四半世紀もの間、メール書いたり、文章書いたり、写真とったり、Facebookにアップしていたが、WiFiがつながらなくなり、つなげ方が分からないという理由で、永遠に止めてしまった。デジタル人生…

「おたく」と「サブカル」定義・拾遺

ふと思ったが。和製サブカルとオタクの本質的な違いは、目的がモテたいなのか、自分の好きに耽溺したいか、なんだろうなぁ。自分が異性の目を気にしてる・性的な目で異性を見ているから、オタクもアニメや漫画の二次元の創作物も性的な目で見ていると思い込…

おんなと「論文」「学術研究」文体・雑感

分野は何であれ「学問」を志したおんなさんがたにずっと感じていた違和感があって、それは人文社会系限定かもしれないのだが、つまり「論文」的な文体やその約束ごとなど、言葉や文字表現についての「そういうもの」にどうしようもない反感や疎外感みたいなもの…

デジタイズされた活字環境、そしてエリジウム風土病・メモ

活字で表されてるものはだいたい校閲を通ってるわけだけど、だいたいの人の話し言葉なんて文字に起こしたら朱字だらけなのよな。 https://t.co/Q2VBu6FDFF— タヌキマリオ (@tanukimario) 2024年11月6日 活字で表されてるものはだいたい校閲を通ってるわけだ…

糸電話とマスコミ報道

マスを相手取る、つまり「市場」をアテにするたてつけでの「報道」に、純粋に客観的な、というような意味での、唯一の「正解」は存在しない。 だからこそ、「言論の自由」 =free speach が保証されねばならない。 ただ、だからといって、比喩として適切かどうかは…

繰り返して「読む」、こと

本は読むためにある。だから、読んでしまった本は手放す。売れるものなら売る、求める人がいれば手渡す、そういう人がいる。 同じ本を気にいれば何度も、時を経て後もなお、たまたまめくることになった程度でも、繰り返し読む癖の抜けない自分には、やはり縁…

ポスモ難解の末路

「本当に頭のいい人は難しいことも簡単に説明できる」って主張、今から20年くらい前のインターネットで人気だったけど、最近では否定されるようになった。じゃあ、なぜ当時の主張が人気だったかというと、(たぶん)簡単なことでも難解に論じるポストモダン…

本邦ポストモダン、回顧

「本当に頭のいい人は難しいことも簡単に説明できる」って主張、今から20年くらい前のインターネットで人気だったけど、最近では否定されるようになった。じゃあ、なぜ当時の主張が人気だったかというと、(たぶん)簡単なことでも難解に論じるポストモダン…

トー横その他「界隈」のこと・メモ

税買本の関係で図書館とヤンキーに関する本を読みまくっている変な人にここ数年なってたんだけど、どうも現在漫画のヤンキーに一番近いタイプの集団が、いわゆるトー横界隈や自撮り界隈なのではないかという説が自分の中でじわじわ濃厚になってきていました…

親の蔵書や書棚のあるなし、他

もう40年近く前、還暦直前の年回りで出張帰りの空港で突然死したオヤジは、大学は出ていたけれども絵に描いたような体育会系で、「蔵書」の類はほとんどなかった。 いまはもう特養暮しになっているおふくろは当時の高等女学校出で、それなりの読書習慣もあった…

「先行業績」は「正解」ではない

「先行業績」とは「正解」ではない。 なんか、いまどきの若い衆世代、それを初手から「正解」的にだけとらえとるような気がすごくしとる。 それら「先行業績」個々の内容というだけでなく、それらが「業績」として乗っかってきた背景その他ひっくるめて、言…

ポリコレ、の背景・雑感

自分が代表務めている組織の、そもそも何が、どういうところが社会から問題視されておおごとになってしもとるのか、ということは、やっぱりものの見事に抜け落ちたまんま、なんですなぁ、この御仁。 https://t.co/GgJ8Kl8Q7y— king-biscuit (@kingbiscuitSIU…

「関係」と「コンテンツ」化

くっきりと一人称、自分からの視点でものを言ったり画像や映像を投稿していた/できていた人が、「自撮り」的な視点、何らかの目的で「見られている自分」をその投稿にあらかじめ織り込んだ、そのこと自体を目的化したような気配を露わにし始めたこと。 おそら…

「ネタ」と換金・メモ

「1958年10月4日生まれ21歳┃江戸っ子┃火力・原発の即停止┃侵略費は0にして安全保障は中韓と共に┃玉城知事、山本太郎、福島瑞穂、蓮舫、大椿ゆうこなどを支持┃いちよう教授やってます┃フェミニスト┃11月に山本太郎さんの演説を聞いて衝撃┃マイナンバーカ・辺…

中国のラストチャンスの現在・メモ

習近平は知らないが中国政府がいまだに反日過激行動、挑発を完全に封鎖してない理由、確かにやれば、ああいう下層不満分子の鬱憤は党に向かうから、なかなか決断出来ない、それを育てたのは他ならぬ党自身なのだから。ガス抜きのつもりで放置して、極端行動…

「文学評論」という稼業の背景

「文学」なり「文学評論」なり「文芸批評」なりが、よき時代と情報環境に下支えされた「教養」にそれなりに裏打ちされた人がたおよび知性とに担保されるもので、そのことをまた世間一般その他おおぜいも「そういうもの」と信頼して/できていた時代、がそれなり…

「文学」「全体」そして「科学」・メモ

むかしよく言われていたのは、サルトルのような現代の文学者は人間や社会の「全体」を描くところに価値があり、専門分化した「科学」に対する「文学」の価値もそこにある、ということだった。マルクスが人気だったのと同じ理由だし、 https://t.co/XnF9AZHOQ…

〈まるごと〉の歴史、そして「限界」界隈その他・雑感

教科書には未だもちろん載らず、同時代〈いま・ここ〉の報道やメディアの舞台にも、なぜか表だって言語化されず、だから本当のところは誰も確信持てないのだけれども、でも、何となく「そういうことらしい」と感じるようになっている現実の水準としての「外…

松岡正剛のペテン・メモ

これは本当に自分も多々聞いたことがある話で、「松岡正剛のプレゼン力」というのには、若手官僚なんかが相当影響を受けてるところがあって、いわゆる「霞ヶ関ポンチ絵」というのがどこから発祥したのかというと、松岡正剛じゃないのかという話も聞いたこと…

松岡正剛の時代と「教養」・メモ

松岡正剛は、ケインズ、ラヴジョイ、その他接点があるところで見るたびにほぼデタラメしか言ってない。嗅覚はあったが博覧強記というよりお調子者の聞きかじり。高山宏も五十歩百歩。他の人々もきちんと検討すればボロが出るのでは。教養とはそういうのが見…

魔族話法の言語空間・メモ

ことば、が現実と紐ついていない、それが普通になってしもとる無自覚ナチュラル魔族な人がたが、実はもうすぐ隣にいくらでも生きている、そんな本邦社会になってしもとるのだと思い知らされる。 それなりにいいこと言っていて、見識も常識もまあ、あるように…

エンジニアにおける世代差・メモ

https://x.com/uupaa/status/1818089347234836709 https://x.com/uupaa/status/1818089347234836709 今生き残ってる40〜50代のエンジニアの中には、10代の頃から寝食を忘れてCPUやOSやプロトコルスタックから自作しようとする人が少なからず居てな。そういう…

トランス女性の真実・メモ

私が知る範囲でのトランス女性。ネットで見てる内に女装してみる、そこから承認欲求が入り女装した写真を投稿、褒められてる内に「もしかして私は女かも」と勘違いが入り始める、趣味で止めれば良いモノを暴走して女性ホルモンを身体に投入、多少の変化はあ…

おのれとだけ紐付いた紙媒体の山のゆくへ

身のまわりに古本雑本が山をなしていることは、もう何度も愚痴まじり、韜晦風味に言及してきているけれども、さてさて、これは果たしてこの先、どういう意味を持つガラクタの山になるのだらう、といったことも、先行き見えてくるような年回りになると考えて…

コロナ禍の記憶と「おはなし」・雑感

しかし本邦、コロナ禍3~4年間の「被害」について、かなりきれいに忘れてしまっとるように感じるのは、やっぱり世界的にも対策が奏功して相対的にうまく抑え込むことができたから、というのが大きいんだらうか。 現実的にも、また映画なりドラマなり何なり「お…

公金チューチュー、の本質・メモ

まぁ“闇”ってやつを、これでもかと分かりやすく物語る好例ゆえ。矢面に立った2人は本体じゃない。片や吸われた大店(中に“お引き”や“草”は複数居る)の主で被害者(管理責任はあるだろうが)だし、片や“渡り”をつける鉄砲玉よりちょっと偉い末端に過ぎん。や…

「民度があがった」という認識、その功罪

時代が変わり、世代も変わって「民度」があがった、野蛮な習い性は薄くなった、という論。そういう事実が体感と共にあることを認めながら、しかし同時に、それが何やら別の不自由、考えなしの現状肯定の気分を漂わせながらの場合が少なくないことが、ずっと…