エリジウム、ナニカ、そしてDeep State

 これまでの「政治」を「わかる」ための図式、保革・左右その他の道具だてによって「そういうもの」化してきた水準とは別に、それらと違う「もうひとつの政治(だか何だか)」がすでにびっしり根を張ってしまっていたでござる、と……

 彼の地で言われるようになっていた「deep state」というもの言いに実は込められているのかもしれん、そういう「もうひとつの」という意味あい、これまでの「そういうもの」からは見えない全く別の水準の「政治」といった属性についての皮膚感覚含めての違和感について。

 「陰謀論」「Qアノン」といったお手軽なレッテル「だけ」をそそくさと貼ってしまうことで、それらの含まれているかもしれない皮膚感覚含めての違和感の領域まで、まるごとまるっと「なかったことにする」作業に加担しているかもしれないことについて。

 その構造に根を張っている立場の人間が、自分の責任から逃れあるいは目を逸らさせる為に「宇宙人やカルトによる支配」という陰謀論と同じ呼称で相手を論難するのがとても都合が良かったのだろうな、などと

 彼らにはおそらく安いヒロイズムに酔ったネトウヨが生み出したピカレスクヒーローのように見えているだけでしょうかね。

 民主主義から離脱し可視化されていないエスタブリッシュメントの総称としてのディープステートという文脈も陰謀論に染められた。日本だと財務省を筆頭とする官僚や天下り補助金に群がるNPOや政治ゴロ、行政ゴロもそこに含まれる。増税で苦しむ庶民の皮膚が感じとる違和感は増すばかり。

節子、それこそが「エリジウム」で「ナニカ」や。

「民主主義から離脱し可視化されていないエスタブリッシュメントの総称としてのディープステートという文脈も陰謀論に染められた。日本だと財務省を筆頭とする官僚や天下り補助金に群がるNPOや政治ゴロ、行政ゴロもそこに含まれる。」

だから、いつものこれ、な。

しつこくこれ、な。

まず「おりる」を自前で自分に仕掛けられるようになるためにこそ、な。