これの何が凄いのかわからん人の為に簡単に。
— pal9999 (@pal9999) 2023年4月12日
女性の長い髪の毛は3DCGでは再現が異常に大変でコストがかかる。アニメや漫画でもこれは同じ。https://t.co/yuZ6bvcWtX
これの何が凄いのかわからん人の為に簡単に。
女性の長い髪の毛は3DCGでは再現が異常に大変でコストがかかる。アニメや漫画でもこれは同じ。
アニメ漫画の髪の毛は「ヘルメット被せたような髪」を描き続けてきた。これは油絵などでは先生から「ヘルメットみたいな髪は駄目だよ」と注意される奴なのだが漫画アニメではそれを続けてきた。
漫画ではヘルメット髪のほうが描きやすく、絵の量が必要な漫画の世界では重宝された。アニメではさらさらロングヘアをアニメーションなんかしてたらコストが嵩み続ける。やってられない。
美少女イラストの世界では一枚絵で勝負できるので髪の書き込みは漫画アニメに比べると非常に多かった。
ただ、ある意味では美少女イラストの世界は楽をしてきたとも言える。ヘルメット髪でも許されてきたからだ。
3DCGはショートヘアや結んだ髪の毛の人物ばかりになってしまっているが、これはコストや技術的制約によるもの。ロングヘアが動くような表現はそれだけでコストがかかりすぎる。
ところがこの動画の髪の動きは・・・なんというか、漫画やアニメ、3DCGでは出来なかった奴だ。ダンス動画をAIでアニメにしたやつなのだが、髪の動きが信じられないほど綺麗に出せている・・・これはマジで衝撃的で、天地が逆さまになるくらいのショックを受けている
他にも服の質感も正直凄い。アニメ動画って服の質感は本当にどれも駄目だ。これも技術的に非常に難しかった。布っぽい質感をアニメで動かしながら出すというのは難しいのだ。だからアニメの制服の質感とかは基本的に手抜きとしか言いようがない出来なのが殆どだった。
3DCGでもこれは変わらない。というか3DCGだとアニメ動画より服の質感が酷くなる。体に張り付いてて体と一体化してる服になる。全員が全員タイツ着こんでる着ぐるみみたいな絵ばっかだ。
まあ、これはアニメ動画とか3DCGに共通の問題だった。
でもこの動画は・・・確かに荒い所はある。けど、服が体と一体化していない表現をしている。きちんと服が服として動いている。細かくみてると襟や裾が体の動きに合わせて綺麗に動いている・・・服が体と一体化して着ぐるみ状態にはなっていない・・・動いている髪と服の表現という点で、正直言って手描きアニメや3DCGを凌駕している部分があるのだ。
だから衝撃を受けてる。これは今まではほぼ出来なかった分野だ。それが低コストで出来てる。しかも動きがクッソ可愛いし、服と髪の表現にいたっては・・・アニメや3DCGより良い位だ・・・革命。