情報環境

おたくとマニアの間、サブカルとおたくの間

こういう〝何者にもなれなかった承認欲求モンスター〟よりも、軍ヲタはマシなんだけど。マシってだけでスペック房に留まっていて、プロでもないし研究者でもないのが多数、いわんや碩学とはとても言えない。寺田寅彦や湯川秀樹、白川静にしろ、碩学は専門分…

続・colabo問題について・雑感

「思った以上に抱樸(奥田知志理事長)や村木厚子氏に関連する団体が多いことに驚いたし、奥田氏と村木氏がWPBC、生協関連、住宅支援関連団体、一部地域の社会福祉協議会と中央共同募金会の「ハブ的」な役割をを担っているのではないかと推察する。」(暇空氏の…

高級官僚の世界観・メモ

高級キャリア官僚が、生きていくのには十分なお金があるのに天下りしたり、利権を作ったりする動機が分からないって人がいますが、超絶頭が良くて勉強が出来て、失敗もろくになく出世した人にとっては自分が成果をだして評価される世界が当たり前なんですよ…

村木厚子、がラスボスになるまで・メモ

モデル事業4団体に関しては「本丸」にいる人でしょ。 他の動きを含めたら、そらわかんないわ(今んとこ特定する必要はないし)。 https://t.co/PScCHHGpHB— 狸穴猫/松村りか (@mamiananeko) 2023年1月10日 Colabo問題、核心に村木厚子氏が関わってるのは事…

実家にて(令和5年 正月)

久々に実家に帰ると、YouTubeばかりみて謎の陰謀論に染まった高齢父がディープステートやロスチャイルドという単語を発し、自然派に染まった高齢母が怪しい高齢有機栽培健康食品を差し出し反ワクを唱える。部屋隅には埃を被った夢グループのダンボールが落ち…

colabo問題について・雑感

*1 ● Colaboという団体があります。一般社団法人だそうですが、この一般社団法人というたてつけが曲者でもあり、何だか善意で何か世のため人のためにいいことを行うボランティア団体、のように漠然とイメージしてしまいますが、そう考えていると、まず足もと…

リベラルは民主主義の敵

2016年にトランプがアメリカ大統領になった時、「これでようやく誰もがポリコレ批判ができるようになる」ってツイートしたよね。リベラル共からは「何言ってんだ野蛮人が」みたいな反応だったけど。それまで、今みたいにフェミやリベラルやポリコレを批判す…

論文や専門書のいまどき、との対し方

いわゆる研究論文や専門書の類、参考文献や註から眼を通すんだが、昨今それであらかじめ「ああ、こういう範囲のこういう目配りしかしない/できない人なんだな」という、概ね良くない意味での見切り方を容易にさせられてしまうことがほぼほぼ普通になってし…

エリジウム、ナニカ、そしてDeep State

これまでの「政治」を「わかる」ための図式、保革・左右その他の道具だてによって「そういうもの」化してきた水準とは別に、それらと違う「もうひとつの政治(だか何だか)」がすでにびっしり根を張ってしまっていたでござる、と…… 彼の地で言われるようになっ…

パソコンショップの時代・メモ

なるほど、今、話をしていて、そもそも当時はパソコンショップなど恐ろしく少なく、学生はみんな貧乏だから、そこの店頭展示品でプログラミングをしていた。そして、そのPCショップがソフトハウスとしてテイクオフしていった、というプロセスそのものが想像…

淡々としたメールこわひ・メモ

うちの若い人が「淡々としたメールの文章を見ると、怒ってるんじゃないかと思って涙が出る」「年上からのメールは大体怖い」というので、怖がらせないよういろいろ振り絞って超フレンドリーなメールを書いてみたところ、おじさん構文臭がすごくなってしまい…

広告メディアとしてのTwitter・メモ

山本一郎さんの動画を見て、「Twitter社(特にTwitterJP)ってそんな広告の基礎みたいなことも知らんのか」ってあんぐりしたから言うけどさぁ…基本、「明確に探してる」層はTwitterで商品や悩みを検索しないのよ。一部のエンタメや出版・作家業を除いて、商…

イーロン・マスク、と米国式俗人経営の功罪・メモ

イーロンマスクの社内メールから読み解く生産性を上げる6つの秘訣1) 参加者が多すぎる会議を無くす2) 自分が貢献出来ない会議は退出3) 無駄な伝言ゲームを無くす4) 見せかけの賢さより正しさ5) 多すぎる会議を無くす6) 社内ルールより常識伝統的日本企業の低…

Twitter事変・メモ

ここ数日の「Twitter事変」で、「Twitter社の中の人は、Twitterが下手」などという言説が飛び交っていますが、大きな間違いです。アレはTwitterが下手なのではなくTwitterに対する概念と理解が向こうとこちらでは全く違うのです。— よんてんごP (@yontengoP)…

情報商材売りのオトコ・ブンガク

*1 むかしむかし、あるところに情報商材売りの男性がいました。「副業で月収100万円を稼ぐ有料noteはいりませんか?あなたもFIREしたくないですか?」男性はTwitterで声を枯らし、インスタで拾ったホテルや高級腕時計の写真を貼り付けた投稿を繰り返します。…

BLコンテンツの読まれ方解説・メモ

そういえば昔(だいたい10何年か前)、商業でBL文庫レーベルの立ち上げのお手伝いをしてたことがあって(割と何でもやってる)、その時に「競合他社の傾向とボーダーの今はどうなってんですかね?」と当時の担当さんと一緒に首都圏の大型書店巡りしたことが…

AIとの問答・メモ

AI「今更なんですが、よろしいでしょうか、人間」人間「種族名でよぶな。なに?」AI「よく創作とかで、人間が滅んでもロボットは生き残ってずっと動いてる話ありますよね。あれおかしくないですか?」人間「というと?」AI「人間の寿命より稼働時間の長い精…

労働の現場と朗読、そして本・メモ

朝から晩まで煙草の葉を巻き巻き。こんな単純作業もうイヤッ。そんな労働者の為に雇われていたのが「葉巻工場朗読屋」でした。米国やキューバで活躍した彼らは新聞や小説を工場で高らかに読み上げ退屈な作業を楽しいものに。しかしラジオの登場とともに彼ら…

「うる星やつら」リブートと「内面描写」のパラドクス・メモ

そう言えば、「令和版うる星やつら」で内面描写が無いとの話があったけど、80年代のうる星やつらで押井守のアレンジでメガネなどが自分語りするの、あれ、原作が内面描写を端折ってたのを、当時の「物質が豊かな時代」のアンチテーゼとして、精神性も大事に…

来日ロケのハリウッド仕事・メモ

例のハリウッドで活躍してる日本人俳優さん、あまり良い役に恵まれず話題作にいっちょ噛みする事でしか存在感を示せないみたいだけど、そんな人を尻目に本日の午後は東京の某所でアメリカの大手配信会社の作品のオーディションに沢山の日本人俳優が参加いた…

Twitterこわひ、のこと・メモ

最近Twitterで非正規雇用ウクライナいっちょ噛み絵師さんとか、やる夫まとめ1発屋無職さんとか、鉄工員元原案屋さんとかの言動を見ていると、凄く凄く辛くなるのよね。Twitterは言葉で紡ぐからどうしてもその人の経験値や知性が滲み出るから…。ワシ、それ見…

30年前のNHK・メモ

30年前のNHKは、ひたすら地味で真面目だった。画面を観た瞬間にNHKだと分かった。それだけの個性が有り、存在意義を感じた。やがてパリピの真似をするジミ子の様に不器用にウェーイし始め、いつしかCMの無い民放に成って仕舞った。— 丹下左膳 (@tangesyazen)…

「インターネット老人会」の正体・メモ

今ふと、「インターネット老人会」というキーワードにも解説必要だったかも、と気付いた。これは、「スマホデビューしてネットに触れ始めた、年寄りネットユーザー」のことではない。 https://t.co/xZRSpFl8Dd— 加藤AZUKI (@azukiglg) 2022年10月7日 ふと、…

サブカル史、を語る時の陥穽・メモ

ロボットアニメ史を「ロボットアニメ」の流れだけで見ているとわからない事が「メカアニメ」とか「アニメ全般」とか「特撮・人形劇含むテレビまんが全般」とか「映画や一般ドラマ含むメディアフィクション全般」とかで見えてくるケースは、まあある。— 葛西…

おたく差別、正義なる哉

高野 聖@酒と髭の日々 on Twitter: "今の若者じゃないけど、自分自身がその手の世間的オタク差別に直接会ったことない&むしろまわり(の非オタ層)が理解ありすぎて引くレベルの環境にずっといたから、自分の世代でも差別しない人はしない、いちいち差別心を…

アニメ絵における「美」の誤解・メモ

「アニメ顔」てやつはこれから先もドンドン白人像から遠ざかる方にしか進んでかないですね。鼻口をどこまでも消していこうとするベクトルじたいは不動のものだから。今世紀はじめ「現実に美しいとされるEライン」をブッチしたときもう後戻りできない分水嶺を…

生乾きの化石、の使命

どうも私が世間の感覚とずれていたなと感じたのは、私にとって江川紹子さんたち専門家はオウム真理教事件で活躍した人なんだけど、この時代を知らなかったり重視しない世代にとってツイッターの人であったり、テレビに出てた人なんですよね。詳細は↓。そもそ…

霞ヶ関ブンガク、も

この夏の人事異動で、俺は東京を離れた。激務とパワハラで心身を壊し第一線を退いてはいたが、遂に霞が関にも居場所を喪い、名実共に衛星軌道に乗ったわけだ。そんな慌ただしさの中でツイッターを開けずにいたが、生活も落ち着き、久々にログインしてみたと…

伏線とフラグ・メモ

小説読者がやたらに伏線とその回収を重視している傾向について考えていたのだけど、どうも最近のあれ、伏線じゃないんじゃないかと思えてきた。じゃあ何かというと、フラグです。— 太田忠司 (@tadashi_ohta) 2022年8月4日 小説読者がやたらに伏線とその回収…

個別具体の細部と「おりる」の関係

個別で具体でささやかで、個人の生身のたたずまいが織り込まれているような挿話や細部、どうでもよさげなはなし、が、たとえ断片であっても大好物。これは性癖みたいなものだと思うとるけれども、ただ、一見似たような性癖に見えても、宿っとる生身のありよ…