富裕層の「教育」、貧困層の「教育」・メモ

 富裕層の親の教育は「○○した方がいい」が多くを占める一方で、してはいけない事は少ない。例えば英国エリートの若者はパーティで金で買った女で遊んで、食い物投げて騒いで、部屋をメチャクチャにしたあと掃除を全部移民の掃除夫に押し付けるが、最終的には品行方正なエリートに着地する


 なぜなら彼らは最終的な目的地を幾つか教えられているので、あちこち寄り道しながらでも最後はそこに辿り着くからだ


 最近のゲームで例えるなら、ティアキンのリンクは道中メチャクチャやる厄災だが最終的に世界を救う、それは最初に大きな目標が与えられてるからである。


 これが同じティアキンで、沢山のやってはいけない事と小さなヒントだけ教えられ、大きな目標無しに放置されたらどうなるか? 目につく祠やミニゲームに寄り道したあと、その内飽きて他のゲームに行ってしまうだろう。ブラックリスト制教育は必ずそうなる


 当たり前だが子育ては娯楽ではない「この子がどう育つのか見守りたい」じゃねえ、たまごっちのつもりかよ
富裕層は子育てにもっと真剣で子供の「容量」「性質」を考えた上で重要なものから教えてって、それほど重要じゃない事は後回しにするんですね


 例えば子供の頃から乱暴物で手がつけられないなら軍隊に行かせて自律させるとか、逆に大人しすぎるならマナーは後回しにして女買い与えたり、食べ物投げて遊ばせたりして度胸を付けさせる
経営者なり実業家なり目標を見据えて足りない所を計画的に足していくわけ


 ところが貧困層の親は富裕層の手段だけ見て猿真似するんですよ


 富裕層はあくまで自分の「子供に足りないもの足す」という目的を達成するために手段を選んでるんだけど、貧困層は「自分が尊敬する富裕層と同じ手段を使う」という事をする。子供を見ていない


 あるいは、目標がないから、子供に何が足りないのか分かんねえんだよな


 富裕層の親はいろんな人生を知ってるから、変な子供が生まれた時は「普通の人生は無理そうだけどアーティストなら結構行けそう」という判断から、常識はそこそこに、感性を磨き始めたりするんだけど


 貧困層って知ってる世界が狭いんで、変な子供が生まれた時「なんとか普通の子にしなきゃ」みたいな感じで、向いてない事を必死に教え続けて十数年、底辺仕事をなんとかこなす子供に育て上げてしまうんですね


 このへんは情報格差とか、自信の有る無しなど、親の能力と人格が影響してきます