50歳無産サマの感慨・メモ

 私今50歳で、子ども育てなかった人を自分の友人関係で考えたとき、「ほしくなかった」と言う人ほぼいなくて、「チャンスがなかったor授からなかった」なんだけど、今の20代は「ほしくない」が一定数いるようなので、失われた30年の間に人々の中の子孫繁栄の意識も失われたんだろうな。


 生む性の女性が出産適齢期に、子どもが欲しくなる・育ててみたくなる、という感情について何人かと話したことがある。もちろん全ての人がそう思ったわけでもないが、私と同年代の人たちは、説明のつかない本能みたいなものを感じた人は一定数いるようだった。


 考えるより体が動く、それに従うということは、今の時代とても難しいのかもしれない。ちなみに若い人に勘違いされがちだが、50歳はバブル世代じゃないです。バブル崩壊後の氷河期世代が始まった頃になります。いざ社会人に!という時に目前でバブルが弾けた、そんな悲しい世代です‥。


 ややこしいのが、同じ歳でも社会人になった年齢に幅があるので、そこでバブルの恩恵にあずかったかが変わります。高卒や短大卒後すぐ就業したなら、バブル崩壊前最後の雰囲気は味わったようです。‥話が壮大にそれた💦


 何が言いたかったかというと、経済発展・安定とこどもを産みたいと思うかは、あまり関係がないんじゃないかなと思っているということ。全く無関係とも思わないが、第一に重要とは思えない。


 当時の私に子孫繁栄の意識があったかというと、そこまで考えてなかったと思うのだけど、うーんうまく言えない。突き動かされる何かがあって「子ども欲しいなー」って思って、ただそれに従っただけで運よく授かった。世の中がとかお金がとか、他のことあまり考えなかった…そんな感じです。


 当時もたぶん色々考えてたら産めなかったと思う。産んでびっくり!聞いてないよ💦ってことのオンパレードだったし。でもその聞いてなかった苦労を全部覆すくらい産んでよかったと思うのが子どもの不思議な魅力、というのが私の実感。メリットデメリットとかじゃないなって。あくまで個人の感想です。