虚構の愛着と思い出・メモ

リメンバーミーとか写真で思い出したんだけど、昔「俺の屍を越えてゆけ」ってゲームがあってさ。それはおおまかに言うと短命な一族を神と交配させて家系図を繋げていき子々孫々に渡って敵を討つ悲願を受け継ぎ果たすっていう内容なんだけど機能の一つに「写真館」みたいなのがあって家族写真撮れるんよ


私それにめちゃくちゃハマってて短命ながらも自分の血を受け継ぐ子孫に愛着湧きまくりでみんなの遺言書き留めた遺言集ノートとかも作る勢いで写真も毎回子孫が一周するタイミングで集合写真撮ってたんよ。んである日一回写真撮りそびれた時があってさ。どうしよか迷ってんけどその時の子めちゃくちゃ


お気に入りの子やったし「これは絶対忘れへんし今更写真撮らんでも大丈夫やろ!絶対覚えてる!」ってスルーしたんよ。そしたらさ。もうね。マジその後時間が経てば経つほどその子の顔が思い出せないの。絶対に覚えてると思ってたのに忘れるの。家系図にただ名前だけしか残ってないの。


マジ愕然としたよね。今思えば当然なんだけど当時学生だったし「絶対に忘れないと思ってた相手でも人は忘れる」って体験が衝撃的すぎてさ。だから多分その頃から親とどっか行った時に親の写真撮るようになった気がする。人は忘れるし忘れてからじゃどうにも出来ないとゲームから学んだそんな思い出話。