今のマンガや評論をろくに読んでないので、とんちんかんなことを言ってたらツッコミ入れて欲しいんですが、マンガ評論の世界には小学舘歴観みたいなものがうっすらある気がします。ここで触れられていることよりちょっと遡るんですが、本を読むタイプの子のマンガへの入り方の王道として、→ https://t.co/FHXP2Oenab
— 河田拓也(三文文士) (@hitokirigoro) 2020年5月26日
今のマンガや評論をろくに読んでないので、とんちんかんなことを言ってたらツッコミ入れて欲しいんですが、マンガ評論の世界には小学舘歴観みたいなものがうっすらある気がします。ここで触れられていることよりちょっと遡るんですが、本を読むタイプの子のマンガへの入り方の王道として、サンデー→スピリッツという道筋があったから。
でも、その裏番組か表かわからないけど、ジャンプ→ヤンマガというのもあって。青年マンガ誌が一気に部数を伸ばして若い作家がいっぱいデビューした時、スピリッツに森山塔、いや山本直樹か、やザルまんなんかがあったと同時に、ヤンマガには望月峰太郎やすぎむらしんいち、安達哲なんかがいた。
ヤンキーとオタクが未分化な状態。アキラとビーバップだけじゃなかった。安達哲はちょっと高級な印象もあるけど、当時の担当さんが書いた『担当の夜』によると、アサヒジャーナルで松浦理恵子と対談したり、ロマンポルノと結びつけたりしたのは全部文化人に向けた編集の仕掛けで、本人は何も知らずに天然で描いてただけみたいだし。まあ、全部まとめて回し読みしてた人がいちばん多かったと思うんですが、クドカンさんの作風見ると、世代的にもこの辺りのヤンマガ勢の影響は大きい気がします。