チョコスティックパンのおもひで・断片

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 新卒さん絡みの話で覚えてることというと、以前の会社では新人向け研修の締めくくりに1-2週間の期間を区切り、新卒同士でグループ作って自由にwebサービスを設計から実装からテストまで、JavaだのMySQLだのTomcatだの使って作ってみよう~!っていうお題があったのだけど(続く)


 で、当然経験も少ないので工数見積がズレたり予定外のバグが出たりして、「残業で解決しよう」とか「早朝からやろう」みたいな案を出そうとするので「それは逆に進捗が下がる可能性があるから、何かしらの勝算がない、無闇な残業や早出はいけない」って話したりするんだけども(続く)


 とある年の新卒くんは「昼休みのメシの時間を仕事に当てます」って言い出して、イヤそれはお腹へって効率下がるのでは…と思ってたら、

  ① 出社時に各自でチョコスティックパンを買う

  ② それらを机の真ん中の円筒容器にぶちこむ

  ③ 予定の作業が1つ終わったら1本食べていい

って運用をはじめたのね


 で、他のグループとかが「とりあえずお昼だからご飯食べにいこう!」とか「全員分牛丼買ってくるよ、何がいい?メニューは?誰が並盛で誰が大盛り??」とかやってる間もひたすら黙々と作業しつつチョコスティックパンが一本ずつ減っていくという効率化を見て、ソビエトじゃん…と思った思い出


 後に、そのチョコスティックソビエト作戦を立案した新卒くんに聞いたら、出身の専門学校だかで過去に実施されていた「代々研究室に伝わってる由緒ある効率化」だそうで、ああ専門学校ってそんな方法まで教えてくれるんや…さすが…現場に即してる…😨って怖くなった思ひ出


 今もコンビニでチョコスティックパンを見る度にその時のエピソードがちらつくのです


ちなみに当人いわく

  ・売切が少なく、どの店にも大抵ある(調達性)

  ・値段が安いうえに大人数でさばける(費用性)

  ・そしてカロリーもあり腹持ちがいい(効果性)

みたいな基準で、厳正な審査を経て選ばれたらしい

 どうして、このパンだかスナックだかが話題になっていたのかというと、貧困家庭における貧乏なメシといった脈絡で、その代表としてあげられたのが割と民心に刺さったらしく、半ばミーム的にいじられるようになっていた、そこから派生してのことだったはず。「片親パン」とか、それはそれは、な言い方されていた一連の菓子パン系の中で。

togetter.com

 片親パン(母子家庭・父子家庭の子供がいつも与えられていそうな、安くて量がたくさん入ったパン。例えば5個入りあんぱんやチョコスティックなど)というワードを見かけて今年で一番震えている。言葉の暴力が過ぎるだろ。一体どういう環境で育てばそんな極悪ワードが思い浮かぶんだ……。

 「片親パン」というパワーワード、「パンがある」という情報じゃなくて「野菜がない」という情報成分が大きいし、果物とか絶対にないって感じになるし、蛍光灯の下で子供だけがいる諸々の状況が浮かび上がるので、むしろ言葉というより詩だろ。

*1:ひと袋に入っている本数に、いくつかバージョンがあるらしい。

*2:公式名称としては「パン」でなく、チョコチップ「スナック」らしい。