中国で声をあげる、ということ・メモ

 中国で声を上げることはどんな感じなのか。10年近く中国のネットで活動をしてきた私が感じたことを少しお話します。ご興味のある方は、ぜひ一読してください。


 まず最初に言いたいのは、洗脳から目覚めた中国人は、中国で幸せを感じることはなく、怒りしか感じないということだ。


 ネットでは、中国の美人が「中国は自由だ」「中国人は幸せだ」などと中国を紹介する動画をよく見かけるかもしれませんが、あれは単なる演出だ。表面的なことに惑わされてはいけない。


 人権の意味が知れば、あいう動画は吐き気を催すだけだ。 中国で育った私は、中国人幸せの映像を十分に見てきた。


 中国でネット上で発言する際に一番怖いのは、自分と家族の安全。仲間が警察に連れ去られたと聞いたときの恐怖感、怒り、無力感は想像を絶する。


 活動を始めた当初は、私は天安門事件の動画を中国のネットにアップし続けた。当時は、自分がバレたら家族が巻き込まれるのではないかとすごく怖かった


 母にこの不安を打ち明けたところ、驚いたことに、「大丈夫だよ、もしその日が来たら、すぐあなたと絶縁すると宣言して、みんなと一緒にあなたを批判するよ。中国で生きていく方法を知ってるから、やりたいことをやればいいよ」と言ってくれた。


 親の理解がなければ、ネットでの活動は特にやめたと思う


 中国人を啓蒙するのは非常に難しい。なぜなら、お金よりも人権が大切だと信じたい中国人はほとんどいないからだ。食、性、住宅、車、中国人の多くは物質的なものにしか興味がなく、 世の中は弱肉強食だと思っている


 私は中国のネットに流した動画も、ほとんど一般中国人の通報によって削除されている


 だから、中国人を支配しているのは共産党ではなく、共産党を支配しているのは中国人ではないかと考えてしまうことがよくある。


 ただ、速度はかなり遅いだが、洗脳から目覚めた中国人が少しずつ確実に増えてきている。このちょっとした人の存在が、私の動力源となっている。


 現在、中共は非常に強くなった。海外でも外国人五毛も大勢いて、中共の本質を忘れさせようとしている。どうか騙されないで下さい。


 個々の中国人や中国文化、中華料理、あるいは中国のある都市を好きになるのは構わないが、独裁を好きになるのは絶対やめてください。


 中国人はすでに世界中にいる、ネット時代になって啓蒙が必要なのか? また、自分のやっていることに意味があるのか、迷う時もよくある。


 中国で目覚めると非常に苦しい。私は運が良くて、都市に生まれて、親のおかげで留学できたが、海外に行く余裕のない人たちは、苦しみ続けるしかない。


 まるで動物園でスーツを着た猿たちに囲まれて、誰にも理解されない。自由や民主主義という言葉を口にすると、周りの人たち、親、親戚、先生、クラスメート、同僚に笑われて、民主主義はお金になるのかとバカにされる


 私も大学時代に同級生に孤立された。今も仕事以外、中国人とほとんど付き合わない。


 中国のネットで、民主主義を求める中国人にもたくさん出会える。が、ようやく居場所を見つけたと思ったら、彼らのほとんどは大統一者で、中共の代わりに中国を支配したいだけだとわかってしまう


 今、目覚めた若者の多くは、完全に中国に絶望している。 彼らはもはや反中共者ではなく、中共がもっと中国人を殺してほしいと望んでいる。なぜなら、中国人と中共の区別がつかないからだ。中国語圏では、このような思想を「核平論」(核爆弾で人間を消す)と言う。中国人がいる限り、世界は平和にならない、という意味。かなり過激な思想だ


 このような思想は、また中共に利用された。


 中共が「核平論」による過激な発言を引用して、中国国民に「見てよ、民主化を求めているやつらは、所詮我々を殺したいだけだ」と教える。


 絶望から憎しみを生み、中共はその憎しみを利用してまた中国人を洗脳する。悪循環に陥っている。中国の民主化は短期的には絶対に不可能だ。


 役に立つかどうか分からないが、これは長年、中国でネット活動をしてきて感じたことだ。今、中共が世界に手を出し始めた。中国で生まれた私は、自由のない日々の辛さは十分味わてきた。もう二度と自由を失いたくない。


 日本の皆さん、どうか、自分の国を大切にして下さい。