フェアトレードとは・メモ

言うか迷っていたこと。長い。


先日いつもの抜き型屋さんに注文したら「できない」と言われました。
先方が高齢だと伺っていたのでメールをやめて電話をしたところ、コロナで手仕事が増えたせいか注文殺到。
今までの値段と納期では厳しいことが理由でした。
職人だから難しい型は作り込んでしまう。


簡単な型も複雑な型も値段はあまりかえずに納期も通常通り請け負ってきた。
周囲に安すぎると言われても続けてしまった結果、もうしんどいと。
知らない間に職人さんを買い叩いてしまっていたようでショックでした。

・納期がここまでなら待てる(数ヶ月先)
・お値段は納得がいくところまでとってくれて構わない。
・複雑なところはお互いに妥協点を探す

結局この三点で話が成立しました。


以前什器を作ったときも、家具屋さんの提示した金額に「それはだめです」と言ったことがあります。
安すぎたのです。


最初「え?」と値段を聞き返したときに私が高いととったのだと思います。
「設計からなのでこの値段でも正直いっぱいいっぱいで……」と言われ「そうじゃないです。それならきちんとお金をとってください。ここまでならお支払できます」とお話しして結局2倍近くお値段が上がったことがありました。


安い方がいいのは私も一緒です。
スーパーの「お買い得品」とか「見切り品」大好きです。
でもそうしたら次がなくなってしまう世界であれば、きちんと払いたいし、職人さんもきちんととってほしい。
当たり前だけど土台からしっかり買い支えないと、先はないのだなと改めて実感した出来事でした。


抜き型、什器だけでなく、革、紐、ショップカード、シール、最近は箱も全て国内の会社に頼んでいます。
そうした方たち丸ごと支えられるのが、今のお値段です。
いつもありがとうございます握った手

フェアトレードは重要ですよね、生産者に利益が入らないと持続ができない。
買い叩きによる焼畑農業のような手法では短期的にしか利益がでない考えている顔