星野リゾート商法のこと

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 「星のや富士」に20万近くかけて宿泊したが、ここほどコスパが悪く"商売上手"な宿も無いかもしれない。コンセプトと雰囲気だけで所々チープな設備、素人感の強い接客、値段と釣り合わない料理やアメニティの品質。ブランディングは凄いが中身は伴わない、正に「マーケティング力」のみで成功した企業だ


 駐車場から部屋まで個別に送迎、訪れた顧客にバッグを配布、「焼きマシュマロ」を自由に楽しめる、部屋で絶景を見ながら食事(ただ、しゃぶしゃぶやカレーといった手間がかからないもの)といった、工夫を凝らしているが「大して金のかからない」サービスで何となく良い体験を味わっているよう感じさせる


 一方で、大浴場は無く、部屋も広くは無い、ベッドは簡素でアメニティも月並み。スタッフも熟練のプロというより素人のような方も目立つ。外資の高級ホテルとは比べるまでも無い、クオリティそのものの低さは感じざるを得ない。しかし考えてみればビジネスの手腕として、これほど「優れている」話はなく


 必ずしも設備やサービスに巨額の資金を投じたり、スキルの高い社員を雇用せずとも「マーケティング力」さえあれば高価格のビジネスは成り立つのだ。日本企業は長らく製造業を中心に「品質は高いがマーケティング力は低い」と言われてきた。「最小の投資で最大の成果を上げる」のがビジネスの本質なら


 星野リゾートは正にこれを体現しており、他の企業は大いに見習う価値がある。クソ真面目に品質だけ高めても「商売がヘタ」なら、商売上手な企業に勝つことは出来ないのだ。ただ、私個人としては「マーケティング力」がやたら高い器用な企業よりは、実直に「品質を追求する」不器用な企業を応援したい


 星野リゾートよりも、もしかしたら「マーケティング力」に長けているGoogleAmazonへの転職に興味がある人は、これを読んで打倒!星野リゾートだ!😇意味不明


 星野リゾートの社長はかなりマーケティングブランディングに長けた、正に経営のプロであるが、こういう本を読んで「手の内」を知ってしまったら、逆に、もう二度と行きたくなくなりそうで草😇