
うーん、クルド人系の解体屋の見積書を見せてもらったけど、これは日本人で入れ知恵してる人がいるな。ブローカーか、雇われ日本人か、よく分からんけど、これは安いわ。
— 大橋𝕏紀之|解体屋らしからぬ解体屋 (@toshi_yuki4518) 2023年11月19日
僕らは値下げ交渉されたら値下げできる条件を提示するけど、まぁ言うても10%も下げられんよ。…
うーん、クルド人系の解体屋の見積書を見せてもらったけど、これは日本人で入れ知恵してる人がいるな。ブローカーか、雇われ日本人か、よく分からんけど、これは安いわ。
僕らは値下げ交渉されたら値下げできる条件を提示するけど、まぁ言うても10%も下げられんよ。
1つ言えるのは低価格帯の小規模解体案件は正直言ってもう手が付けられないくらい安いということ。
外国人の解体屋が安く工事を受注できる理由はいくつかあって
・産廃を不法投棄している
・社会保険に加入していない
(労使折半の企業負担分がない)
・不法就労の外国人なので人件費が安い
・マニフェストを発行していないので事務コストがほぼ0
・工事保険に加入していない
(僕らは年間200万円以上の保険に加入、または工事ごとに上乗せで加入することもある)
・適正な工法を用いない
(必要な養生、現場の状況に合った重機選択や工法選択をしないで、散水などもせず無理やり壊す)
・アスベスト含有建材を完全無視以上の理由から見積もりは非常に割安になる。発注側からしたらものすごい金額差になるので、1円でも安く壊したい人たちが利用している。
大手のハウスメーカーでも孫請けで使ってるという話も聞く。
コンプライアンスも取り締まりも全く機能していないので、僕らのようなバカ真面目な解体屋が先に潰れていなくなるか、業界が自浄作用きかせられるのか、よく分からんけど。
あとは某業者紹介サイトのAIで自動で解体費を算出するサイトもあるが、あれはまぁまぁよく出来ていて、ざっくりとした金額は出る。
ただざっくりしてるので、あくまで概算。予算取りには怖いが、大体算出された金額から10%20%プラスしたらそれなりに使える。
ただアスベスト除去や杭抜き、外構撤去といった部分に関しては対応していないので、場合によっては何百万円、規模によって何千万円も大幅にプラスになることも考えられるので注意されたし。発注者側に責任はないの?という話ですが、ほぼありません。
産廃を不法投棄されて発注者側に責任がいくケースは何度か見てきましたが、大体はメーカーなどの法人が対象です。投棄されたものがたとえば特定のメーカー名が記載された包装用のフィルムなどで出所を特定された場合です。
個人の方で元請の不法投棄を理由に処罰された話は聞きません。おそらく投棄ゴミから個人を特定できないからと思われますし、基本的には排出事業者(元請け)の責任なのです。しかし世の中にはそれを知ってか知らずか、不法投棄をしていることを分かっていて発注する人、業者というものも存在します。
それも故意であるかどうかを証明するのは難しいので、罰せられることはあるのかな? 知っている限りではないです。
川口市で火を噴いて、その後も続報含めて物議を(一部で?)醸し続けている在日クルド人問題。彼らが本邦国内で定着して食ってゆくための稼業のひとつとして解体屋が多く、またその作業ぶりその他の荒っぽさが日常的に可視化されているので、なおのこと問題が広く認識されるようになっているような。
現場の事情を熟知している垢によるものらしいこのtweet、なぜ彼らの解体屋がここまで蔓延るようになっているのか、いまどき本邦の斯界業界の構造からわかりやすく説明してくれているように思う。解体業に限らず、国内のそれら現業系労働現場における人手不足と、業界全体の賃金水準が低いままという問題が、結局は「外国人労働力」をどのようなたてつけであれ「入れる」ことでしか、国内のそれら下支え系の仕事を支えられない、というあたりまえすぎる話になるわけだけれども。