なるほど、「崩壊への懸念」というニュアンスで「バブル」という言葉が出てきたというのはやっぱりメタ的な話だよな。https://t.co/p0gw890syN
— 黒猫亭(CV:大塚明夫) (@chronekotei) 2020年1月17日
この辺の記述を見ても、日本の地価高騰をバブルではないかと分析するニュアンスでバブルという言葉が出ているわけだな。
ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90…
整理すると
・バブル景気という呼称は当時からあった
・当時はバブルが崩壊していなかったので崩壊という結果を
先取りした悲観的呼称だった
・当時の「バブル景気」には
今のような「イケイケウハウハ」的なイメージはなかったこの辺りのメタ的な事情がややこしさの原因だな。
この辺うろ覚えだが
・「バブル」という言葉が盛んに報道されるようになったのは、
実体経済に合わせた落とし所を探る
ソフトランディング・ハードランディングが論じられた辺りというところかな。
そして
・「バブル景気」という呼称が後代に生まれたというのは、
「バブルか否かは実際に崩壊するまで決定づけられない」という
定義から派生した誤解というのが落とし所かな。
史実としては、「この異常な資産運用の投機熱と地価高騰はバブル崩壊の予兆なのではないか」という懸念として「バブル景気」という表現は当時からあった。そして実際に政策として崩壊を回避できなかったので定義上でも「バブル景気」として確定した、という順序か。
そして
・日本では一般的に「バブル」という呼称で連想されるのは、
特定の時代性において「バブル崩壊への懸念」という形で生まれた
「バブル景気」と表現される時代の極端なムードということで、元々の「バブル経済」という用語の意味とズレが生じているわけだね。
そもそも「バブル」の語源が南海泡沫事件だとするなら、「いわゆるバブル」みたいなイケイケウハウハみたいなニュアンスの言葉じゃないんだよな(笑)。そりゃこんだけ事情が拗れていれば、定義から遡って類推しても正解にはたどり着かないよな。