だから、いつも自分の好きなものを、周囲からいかに守るかが重要な事で、子供に取って、一番やりやすかった戦術は、
— 印度洋一郎 Yoichiro Indo (@ven12665) 2020年1月26日
「隠す」
「周囲と余り関わらない」
だった。これは今でも根本的には変わっていないと思う。
歳を取ってくると、流石に「世間は自分に敵意を持っている」みたいなパラノイアめいた事は考えてなくなる(世間は自分に無関心)。が、同時に「世間で主力ではない価値観はとかく軽んじられ、不利益を被る」とか「世間は価値を認めないものに、誠に冷酷」と気づくようになる。
で、更に「自分も又、同じことを他者にしてしまう事もある」とも気づく。だから、目くそ鼻くそで人様の事なんか言えないな、と思うようになる。どこまで行っても折り合いが悪いらしい、と諦めるようになる。意外と、その方が穏やかな気持ちになったりするのだが。
だから、私より年長の石田一さんが「父親からキング・コングに連れてってもらった」とか、更に年長の児玉数夫先生が「父が活動写真に連れていってくれて、その楽しさを知った」とか聞くと誠に羨ましいわけ。あの世代としては、珍しい親子関係だったのは想像出来るけど。