80年代の露悪趣味は、いわゆるオタクも「カウンターカルチャー」の一部を形成していた、あるいは部分的に重なっていたという事を忘れてはいかんし、だからこそ今では実感が難しい話になってるのではないだろうか。
— 葛西伸哉(HJ文庫『封印魔竜が〜』発売中!ノベリズム『聖なる彼女に~』連載中) (@kasai_sinya) 2020年12月16日
「意地でテレビまんがにすがりついた」訳ではなく、単にテレビまんがが好きで視聴してたのであっても、当時まだそれが「恥ずかしい事、悪い事」という風潮があったので当然「おお、悪いからどうした!?」というアンチ権威性を帯びる事もあったのだ。
「権威や体制への反抗」が「得点になりやすい時代」が遠くに過ぎ去り、オタク文化・産業の一般化・権威化が進行しつつある現在、カウンターカルチャー性は忘却されている。
まあ、ワシ個人としては「ふぁんろ~ど」の投稿初期に、軽々しくロリコンを自称したり、ビョーキ自慢合戦したりする風潮への違和感をネタにしたりもしたのだけど。