「消費者」意識の来歴・メモ

 WW2で英国が植民地維持が厳しくなり独立させると同時に復興などで移民が必要になり、そのままコモンウェルスを維持したため人口は増え、階層は固定化され、米国の時代を迎えるが見掛け同じようになるが、英国がコモンウェルス主体の経済圏と欧州経済圏だけを主体に回していたが米国は西側の代表なので世界規模で外部経済との付き合いをやってかないとならんかっただが、その中でメインの相手だけど、でも構造そのものを取って変わろうとしなかった(出来なかった)のが日本だし、そこで争うとまた歴史は繰り返しかねないのだが、それにしてもデカくなったのが日本。


 日本は外部構造としてのアジア、とは別に内部にそこそこの中間層を持ってて、バブルまでは良かったけど、ここは主に大蔵省の舵取りがアウトで、言い方は良くないが「失われた30年」を迎えるのだけど、実は見方によっては外部構造への適応が期せずして出来たのではないかという仮説。


 デフレマインドとか言うけども、バブルの時だって安いに超したことはない世界だった訳で、ダイエーとかを念頭に置けば分かるけど、メーカーとその従業員、ではなくて、そこから切り離された「消費者」主体なのは何処を起点にするのか議論はあれど、相当前からだと思う。


 バブルが弾け、その「消費者」意識が強くなって、メーカー希望小売価格に対しNOを言うわけだよな、そらメーカーもシャビーにならざるを得ない。メーカーは利益を出すためにコストダウンしか選択肢がない(行動的にはこれしか正解なさそう)。アパレルはブランドよりUNIQLOなわけだ(その前に無印か)


 人口も減るからそら給料も上がらんわな。リクルートみてえな畜生が職業選択の自由とか言ってフリーター大量生産し、「大企業に縛られる行き方なんて」とか言いつつ、一方で個人の生き方とか女性の社会進出とかで家族というものが否定されてくるとそら今の様になるしかないけどそれはさておき。


 その際新製品サイクルも早くなり、かと言って捌ける訳でもなく、ブランディングAppleにゃ勝てないし、かと言って座してる死しかない焼畑農業をグローバルで回していかないといけない地獄。


 正直日本のキャリアに卸すのも減らしたい(撤退すると目はないのでそれはない)所もある中で、何で差別化するか、カメラかゲームか速度か、そんなのはマニアだけ。大衆にはやはり価格、でも使えりゃいい訳でもない、iPhoneが特出してる日本市場の特殊さで勝負ある程度出来たら御の字らしいが。


 あれ、何の話してたっけ?あ、日本の置かれてる立場、は何れ韓国や台湾を経由してメインランドでガツンと来るとすると、外部構造としてインドかアフリカになるけど、でもそうするとゲームの終わりどうすんねん、ってのは気になるな。メインランドの特殊な政治体制が変異させ延命させるとも考えにくい。