さて、めどがつき今日を逃すと書けないから勝手に書くぞ
— 忍田鳩子 (@oshidahatoko) 2021年10月4日
【実弟、コロナで急に死す】
事実だけ書きます。しばらくお付き合いください。
死にネタダメな方はミュートしてくださいませ。
9月25日、弟の地元の友達から連絡アリ。
弟が自宅で死んでいる(救急を呼んでくれた)とのこと。
確認で警察に電話したら確かに自宅で死んでいて、今実況見分しているとのこと。
すぐこちらに来られますかと聞かれたものの、すでに泥酔していてたどり着ける自信なし。ちなみに肉親は私だけ。
唯一残った近場の70代の親戚がクルマで警察に行ってくれ、解剖同意書と死体引き取り書(?)にサインしてくれた。コロナの可能性があるので死体には逢えず。
警察「お姉さんは警察からの連絡待ちでお願いします」
そしてまんまと抗原検査は陽性だった。ここから48時間、PCR検査になる。
やることないので原稿など描きながら48時間待つ。
病院から電話「保健所のPCR検査で陽性でした。弟さんはコロナで急変して亡くなったことになります」後から聞くに、24日に逢った友人がいたらしい。ヘロヘロだったらしいけど、一日でマジで急変して死んだんだね。
病院の、とても素敵な女医さんからお電話あり「コロナ死体からどう感染するかを調べるために検体を…」という本当に本当に丁寧なお電話、快諾したものの70代の親戚「とんでもない!! 切り刻まれるなんて!!」
シカトして解剖してもらったけど、こういう人の相手をしなきゃなんないのは大変だろうな
エンバーミングとか、すごく遺族に気を使ってくれているのが痛いほどわかって医療や研究の現場は本当に大変だなと思った。でも、検体の数がなきゃ話になんないじゃないか。女医さんも仰っていた「生活の安心と安全のために」。そのために愚弟の死体が使われるなら奴も私もこれ以上の本望はないよ。
愚弟も大好きだった毎日の至福の飲み歩きのためにね♥
解剖と火葬は今週末。火葬は(地区町村にもよるが)コロナのため立ち合いもお骨上げもできず自宅にお骨を運んでくれる。つまりはまだ危険とみなされているということで、それを引き受けてくれる火葬場や葬儀場の大変さは如何ばかりか。多くのデータが集まることを願ってやまない。ありがとうございます。
ちなみに愚弟はヒロシの時事ニュース? とかいうユーチューバーだったらしくて、今回死んで初めて観たんだけどすごくたくさんの方がコメントで悼んでくださっていて
ただの酒飲みのアホだったけど最後に啓蒙はできたんじゃないかな あいつはワクチン一度も打ってないです
ネットで検索したらあいつ、発信力のあった奴みたいですね
全然知らんかったけど、今こそひとつだけ馬鹿姉から言えるなら
防護服は着ておけばよかったぜ、なあ
もう少しこの世でうまい酒が飲めたろうにな
率の低すぎる流行り病で死んでんじゃねえよ
思想はない。私に思想はないけど、もしも伝わるなら
人類は4千年以上の間ウィルスとの闘いで生きていた
完全に撲滅できたのは天然痘だけだって説もある
プロの話を聞いて、防御できることはしてください
私は防御して明日もまた飲みに行くわ
愚弟享年37歳、皆さんお世話になりました
