なんで株式市場が整備されたか?を考えたらええねん。古代ヨーロッパからロスチャイルド家とかのユダヤ金貸の歴史にも関連しとる。
金儲けで一代で使いきれない金を得たら何を考える?保存や。金は保存が効く。ところがや、貯金は3代で食い潰す。そこで教育や。ところが教育ってのは幼い頃からの英才教育が必要や。結果として家族という単位で金儲けをし始める。ところがや、そこに食い込む外部の人間もいるし、家族だからといって能力の担保があるわけじゃない。そうすると次は何を考えるかと言うと、組織化や。ガバナンスが敷かれた組織にして財団や資産管理会社にしてしまうわけや。そうするとどうなるかというと、金というのは最早所有ではなく影響力というものに変わっていく。消費力ではなく影響力や。
この影響力というのは政治、経済、教育、文化、ありとあらゆるところに及ぼせる力や。ほんでここで株式市場が整備されるに至った経緯を説明する。
まず、この影響力を維持するには金がいる。しかし、個人の寿命、家族単位ですら維持できないとなり財団や資産管理会社というランニングコストが莫大にかかるものに昇華したわけやけど、それらを支配する一握りの人間は知恵を絞り、影響力を駆使して株式市場を整備したわけや。株式市場に有り余る資産を晒しておけばそこからの配当で影響力の行使の維持に必要な金が永久に得られる。
株式の配当が5%なのはなぜか?まともに考えた事がある人間がこの世にどれくらいいるだろうか?なぜ、10%ではない?なぜ1%ではない?なぜ5%か?株式市場ってのは流動性があるので配当が何%であっても株価に反映される。この5%ってのは実はそういう組織を維持できる必要最低の利回りなわけや。
株式市場で得られる配当金ってのは、そのような意味がある。キャピタルゲインやインカムゲインと言った二軸で語られるものではなくなぜその利回りなのかというのを考えるとそのような背景がある。だから、個人が無一文から配当金で食っていけるようになるためには一代でやろうとすると極貧になるようになってる。ほんで、2代目に引き継ぐとしてもかなり高齢になってからや。これは中世の金融貴族がやってきた事を辿る事やけど当然源泉徴収や過剰流動性と言った形ですんなりとはいかない。
ほんで何が言いたいかと言うと、どこかの誰かが永久に金を巻き上げて不死身を達成するために何百年の歴史を通じて執念の末できあげた永久機関が株式市場というわけやな。搾取する側に回るか搾取される側に回るかは、はっきり言う。株をやるかやらないか。
若いうちにこのどこかの誰かがこしらえた「影響力」という観点で世の中を見えるとやるべきことははっきりする。影響力の影が至るところにある事も気付くやろう。学閥、官僚、政府当局、国際機関、何で食ってるか分からん機関、色々。全部、世襲、コネ、学歴。この中で努力でどうにかなるの学歴だけや。さらに、学歴もないなら整備された株式市場に参加し続ける事で、古代ヨーロッパ名家が執念の末に作り上げた株式市場に一枚噛み続けるしかない。