ある情報ブローカーとその末路

 IT土方をしていた頃。顧問とか相談役とかそういう曖昧な肩書の名刺を何枚も持って、週1の企画会議にだけ顔をだして、あと社長とお茶を飲んだりしてるだけの業務委託おじさんが居て。A社で聞いた話をB社にして、B社で見たことをC社にして、なんかうまいこと各社から10万、20万円をもらって暮していて情報ブローカーみたいなものだな。うまいことやるなー。と羨望半分で見ていたんです。でも最初にいた会社が上場したことで纏ってたオーラも大きく、だんだんそれが時効で消えていくんですね。顧問先が当たればまた違うんでしょうけど、次第に「こんなとこにオフィスがあるんですか?」みたいな出来立ての会社や、赤字で消える間近の会社の寿命の短い名刺を持つようになり。出会ってから10年で、20歳くらい老けた感じになって、神田の仄暗い雑居ビルでよくわからない原価タダみたいな機器を会社に導入したら導入担当者と営業マン両方に100万!みたいなゴミ話をしてたのが最後に見た姿でした。